軒下生まれのノラ

a0253145_1981335.jpg

寒波がやって来た。

那須の山小屋は、震災の歪みでさらに隙間風が入るようになり、薪の消費量がますます増えてしまいました。

去年軒下で生まれた野良猫も寒さがこたえるのか、いつもに似合わず餌をねだりにやって来ます。


ノラちゃんは自立心が強いので、自分の食料は自分で調達する。

人に甘えるそぶりはめったにみせない。

餌付けしようとして、残りご飯をベランダに置いておいても、

「おかかご飯?あんまり好きじゃないんだけど・・・まぁしょうがないわね」

といった感じで、お愛想程度にこっそり一口試すだけだったのです。


しかしこの寒さはさすがにひもじいらしく、このところ毎日現われるようになりました。

おかかご飯でも残さずに食べるようになったし、サバ缶ご飯とか、バターライスなんかを与えてみると見事に完食し、満足そうに大きな伸びをして去って行きます。

そして軒下に積んである、一番暖かい藁の束で昼寝するのです。


実は彼女(本当はオスかメスか定かでない)左足が不自由です。

怪我をしたのか放射線の影響なのか、少しびっこを引いている。

だから冷え予防の対策を施しているのか、自分のしっぽを痛む前足に巻きつけ、じっと餌を待つポーズをよく見せます。

自前のレッグウォーマーで保温し、関節痛の痛みをだましだまし冬を越しているみたいなのです。

泣かせるではありませんか・・

a0253145_18513278.jpg

けれど、彼女はあくまでも気まぐれ。

そしてあくまでもマイペース。

春になって遠出が出来るようになったら、いつでも干物やフライドチキンなんかを分けてもらえる、もっと裕福な家の軒下に間借りしてるかも知れませんね。



ノラちゃん

なにものにも屈しない、高貴な精神

自由と孤独をともに愛す、しなやかなる姿態

見えない世界と交信する、繊細な感性

自然界の掟に逆らうことのない、そのおおらかさ

ノラちゃん

私の欲しいものすべてをあなたは持っている。




[PR]
by viva1213yumiko | 2012-02-09 12:43 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)
<< 牧神の午後 節分 >>