トイレに宿る信仰心

トイレほど、ひとりになって自分を振り返るのにふさわしい場所はありません。

だからでしょうか、大概どこの家でもちょっとしたことわざや格言のカレンダーなんかが貼ってあったりするものです。

他ならぬ我が家にも、あるキリスト教神父が布教のために描いた、信仰カルタのカレンダーが飾られていていて、毎日心を暖めてもらっています。

このカルタ形式のカレンダー、旧約聖書・新約聖書の逸話を語る子供向けのものなのですが、とにかく可愛いいのです。


   [あ] 悪魔にだまされたアダムとエバ

   [い] いつでもどこにでもいらっしゃる神さま

   [う] 馬小屋の中で生まれたイエズス

   [え] エデンの園でエバは幸せ

   [お] 乙女がみごもって男の子を生む


こんな風に[ん]の字まで続くのだが、ジュイニエ神父ご自身による絵がまたとてもチャーミングで、ささやかながらトイレに宿る信仰心を育ませてもらっている。

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さてこのカルタ、今日ふと目にとまったのが[か]の字の欄でした。


   [か] 体がないから神さまは見えない


神さまは人間と同じように考えたり、決めたり、愛したりするおん方ですが、体がなくて、形のない霊だけですから、目には見えません。
   
神さまは今から3500年ぐらい前に、ご自分のいらっしゃることをユダヤ人に示すため、シナイ半島で、40年もの間、雲の形でお現れになりました。   

そういうわけで、ここでは、その形をえがきました。



とあり、ちょっと笑ってしまいました。


だってユダヤの神さまといえば厳しいので有名で、私だけを信じろ、偶像崇拝するな、あれしちゃダメ、これしちゃダメってうるさかったはずじゃないですか・・・

嵐や雷になって人々を震え上がらせた、っていう感じだと思っていたのに、雲になって現われるなんて・・・

この絵のせいも多分にあるけど、なんか凄い牧歌的でいいなぁ~

しかも40年間もですよ~

当時のユダヤ人は気付いてくれたのでしょうか? 

どうかなぁ?

かなり疑問が残ります。

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都会の空って狭いから、まじまじと雲を見つめるなんてこと滅多にないけど、田舎の風景は空の占める割合がとっても大きい。

色や形が刻一刻と変化する雲を、じっと眺めているだけでも結構楽しかったりするのです。

今にして思うと、あれは神さまの化身した姿なんじゃないかと思われる、美しいものもありましたね。

ぼうーっと雲ばかり眺めていたら、人様にはちょっと不安に映るかも知れないけど、是非とも今一度、私共の所にもいらして頂きたいものです。

2012年の今、神さまが那須高原に降りて来て下さったなら、私絶対に見逃しはしませんよ。




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by viva1213yumiko | 2012-04-17 20:03 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)
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