先日、ある商工会議所のメンバーさんたちとお会いする機会があったのですが、その時、何かの弾みでタロットの話しになってしまったんです。 社会の最前線でバリバリビジネスをこなす若きリーダーたち。 服装もパリッとしたスーツで、いかにもキレそうな雰囲気です。 ちょっと場違いだったかしら? 気後れした私は一瞬ひるんでしまいました。 そしてこんなセリフが飛び出す事を想定し、自分でも無意識に警戒態勢を整えておりました。 「占いなんて胡散臭いなぁ〜 あれって女のもんでしょ?」 世の男性陣の大多数はそう思っているに違いないって、誰より私自身が先入観を拭い切れてなかったんですね。 男とは、[自分の心の内を容易には他者に開示しないもの]、[心のデリケートな部分に触れられるのを嫌がるもの]と、完全にそう思い込んでいたのです。 実際、何人かの男性にそう言われた事もあったのですよ。 ところが時代が変わったのか、世の男性性が変容してしまったのか、最近の若手起業家の方々はそんなちっぽけな先入観には捕われていないのです。 「タロットっていつ頃からあったんですか?」 「カードは全部で何枚あるんですか?」 「自分の事も占ったりするんですか?」 そんなありがちな質問から始まった会話が、次第に熱をおびて来たのです。 「トランプの構成とは基本的にどう違うんですか?」 「カードの象徴にはどういう意味があるんですか?」 「心の内側の状態がカードに反映されるって本当ですか?」 「否定的なカードが出た場合に、それをどう解釈したらいいんですか?」 「占いとカウンセリングとの違いは何ですか?」 「究極の占いとはズバリ何だと思いますか?」 みるみるうちに核心を突く質問へと展開するではありませんか。 男性に対する私の先入観は良い意味で完全に裏切られ、正直ちょっとドギマギするくらい盛り上がってしまうのでした。 「こんな風に言うのもですねぇ〜」 と、彼は続けて言う。 「実は、この間タロットやってもらったら、ロープに逆さ吊りにされた男が出て来ちゃって、その意味がどうにも分かんないんですよ。気にしてるって程じゃないけど、なんかそれ以来スッキリしなくてねぇ」 テキパキしてて自信ありそで、いかにも若手起業家といった風情の彼。 なぁ〜んだ、実はあなたも結構占いお好きだったのね。 うふ、良かった。 嬉しくなちゃった。 なんだか商工会議所の方々に、急に親近感抱いちゃいましたよ。 現代のこの激動と危機の時代、皆んな一斉に気付いてしまった大きな<テーゼ>があります。 それは、[この世のすべてのものは動いている] って事です。 <安定したシステム><普遍の構造体> そんなものは幻想で、どこにも存在していない。 [すべてのものは流動し、不完全な形で息づいている] って事なのです。 その事実を受け入れられずに変化に尻込みしていると、人生は愛という名のムチであなたに強行に変容を促して来ます。 この不透明な時代に、自分を信じ、したたかに懸命に生き抜いて行くためには、何よりも心と頭の柔らかさが必要になって来るんだと思います。 フットワーク軽く、色々な人々とコミュニケーションし、あらゆる考えを受け入れ、先入観を取り払い、ポテンシャルを高め、社会に奉仕して行く事が、ビジネスでも重要な視点になると思います。 <野生の思考>の復権とでも言いましょうか。 現象の世界の裏にある、目には見えない雛形を、直感的に知る事が大切です。 これからはビジネスシーンにおいても、オカルトや霊性やUFOや最新宇宙論の話題が、普通に必要になって来るかも知れませんねぇ・・・ 少なくともあいつはちょっと<オモロい奴>って感じで、アピール度がUPする事は確実ですよね。 <オモロい奴>がどんどん増えて、<オモロい世界>が広がって行く、そんな未来を私はイメージしている訳なのです。
by viva1213yumiko
| 2013-04-29 22:37
| おとぎ話・こぼれ話
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