ムスリム入門

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喫茶店やら、劇場や空港のロビーなどで、年長のご婦人方が交わしている会話にじっくり聞き耳たててみてご覧なさい。

本当になぜか、こんな調子が多いと気付くはずです。


「うちの主人、検査にひっかかってね」

「アッラー!」

「今度手術することになったの」

「アッラー!」

「息子夫婦が付き添ってくれるって言うのよ」

「アッラー!」

「これでまた孫に小遣いせびられちゃうわぁ」

「アッラー!」


こういう時に私はふと、真面目にこう思ってしまうのですね。

「そんなにアッラーがお好きなら、イスラム教徒になればいいのに・・・」

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今、世界ではイスラム教徒が増えていて、信者の数は15億人以上もいるんだそうです。

その要因は、イスラム教が<マニュアル型宗教>で、分かりやすいからだと言われます。

神はアッラーただひとつであり、神の教えは全てコーランに書いてある。

だから信徒は神の直接の言葉(=コーラン)を守り、従って生きて行けば良いっていう、至ってシンプルなものだからです。


西暦570年、メッカで生まれたムハンマド(マホメット)が、40才の頃突然神の声を聞き、人々に伝え始めたのがイスラム教の始まりです。

ムハンマドは成功した商人でしたが、ある時洞窟で物思いに耽っていると天使が現われて、いきなり「詠め」と命じたのです。

「神の言葉の記録を伝えるから声に出せ」と言うのです。

文盲のムハンマドは驚き、抵抗しますが、天使は彼を羽交い締めにして「どうしても詠め」と迫ったのだそうです。

ずいぶんとまた攻撃的な天使ですよね。


怯えるばかりのムハンマドを年上の妻が励まし、それが最初のイスラム教信者になりました。

ムハンマドが伝えた神の言葉は、信者たちに暗唱され広まって行きました。

そして彼が亡くなった後、その言葉を書きまとめた本がコーランなのです。

コーランは聖書のような物語形式ではなく、114章の断片的な文章からなっているのですが、神の教えがすべてここに書かれているのです。

だからコーランを読み、ひたすら神を思いなさい。

そうすれば現世を正しく生き、心の平安を得ることが出来るでしょうという、そんな宗教なのです。

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コーランにはイスラム教徒が守るべき行いがしっかり記されています。

<信仰告白・礼拝・喜捨・断食・メッカ巡礼> 

この5つがムスリム基本の五行です。

その他にも、<豚肉を食べては行けない><お酒を飲まない><4人までなら妻帯OK><姦通は石打刑>など、砂漠の風土を生き抜くための厳しい教えが記されています。

四季の自然に恵まれた我々とは、全くかけ離れてた道徳をアッラーは教えているのです。


<女性はヴェールをかぶらなければならない>というイスラム世界のルールも、コーランに「女性の身体のうち外にでている部分は仕方ないが、それ以外の美しいところは隠せ」と記述されているからなのですが、<美しいところ>と言っても人によってその定義は違い、曖昧な部分も多く、それがイスラム女性の様々な服装となって現われているようなのです。

確かにヴェールは灼熱の太陽から髪や肌を守るという意味もあったようです。

しかし一説によると、中東の男性は女性の髪の毛に猛烈に興奮するらしく、だから髪の毛を隠すようになったというのが有力だそうですよ。(笑)


噂だと最近は、池袋や北関東など中東・南アジア出身者の多い地域には、ビルの2階などに小さなモスクが出来たりして、日本人との接点も増える傾向にあるらしい。

個々のイスラム教徒はとっても優しく、良い意味でお節介焼きなので、昔ながらの共同体の雰囲気が強いのだそうです。

だから孤独に暮らす日本の若者にとっても魅力的で、そんなところに惹かれて入信する人もいると言います。

今後は日本人イスラム教徒も増えて行くのかも知れませんね。


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常日頃、気軽に「アッラー」を唱える、先輩ご婦人方に告ぐ。

「アッラー」を讃える心があるなら、まずはヴェールをかぶり、礼拝してみてはどうでしょうか?



   [アッラーの他に神なし、ムハンマドはその使徒なり]

   
   [神は偉大なり、神は偉大なり、神は偉大なり]


   [アッサラーム・アライクム]



ヴェールで紫外線対策して、ラマダーンの断食でスリムになって・・・

ムスリム入門は、見違えるほど奇麗になれそうな気がしませんか?




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by viva1213yumiko | 2013-08-03 12:41 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)
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