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人生ドラマ・悲喜こもごも

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人生には人それぞれ学ぶべきレッスンがあります。

またその種類も千差万別なんですよね。

100人いれば100通りのレッスンが用意されているので、人の価値観はそれぞれ、人の悩みもまたそれぞれなんです。


孤独と向き合う事に耐えられないという人のすぐ隣に、逆にひとりでホッとしている誰かが存在するような、この不思議、このユニークさ。

それが世界というものなんですよね。

そこには人間のバラエティの豊かさがあります。

人生ドラマの悲喜こもごもは全てここから発生するのだし、偉大な物語が生まれて来る土壌というのもそこにある訳です。


もう一度繰り返しましょう。

人はひとりひとり個性が違うのです。

他者は、あなたとはまるで違う世界を生きているのです。

そのはずなのに・・・

人が感じ取る<哀しみの情念>というものは、不思議なほど似通っているって知ってますか?


試しにちょっと、人間関係の中で起こりうるトラブルについて想像してみましょうか。

相手は恋人でも友達でも誰でもいいのですが、ここでは意見の食い違いや論争の中で浮かび上がって来る、自分の<感情>について意識してみて下さい。

ムカつく相手に対して沸き上る感情を、冷静に客観視してみます。

すると・・・

「アイツって奴は全くホントに」

[怒りっぽい・冷たい・側にいてくれない・批判的・偏見がある・暴力をふるう・嫉妬深い・はっきりしない・怖い・厳しい・不誠実・不公平・いじわる・操ろうとする]


多分あなたの感情は、これらの内のどれかに当てはまるんじゃありませんか?

それって殆ど皆んな同んなじなのです。

笑っちゃうくらい、皆んな同じ感情が浮かんで来ると言われます。


実は人の心の底には、これら否定的な感情がどっかりと腰をおろしています。

全ての人の心に、最初からこびりつき居座っているらしいのです。


あまり認めたくない話しですが、これらの感情、一体どこからやって来ると思いますか?

なんとその感情の90%は、幼少期(生後7年間)に蓄積した情報の貯蔵庫から来るのだそうです。

自分をイライラさせるネガティブな感情とは、小さい頃自分を育ててくれた保護者に対する記憶の反応なのだと言われます。

その感情とは、<親に対する不満の現われ><満たされない思いへの苛立ち>がベースになっているのです。

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人は誰でも、自分の両親へのアンビバレンツで複雑な感情をかかえています。

貧しい人も、裕福な人も、愛情不足だった人も、愛情過多の人も、誰でも等しくこんな思いを隠しているのです。

自分が親から受け取った愛とは・・・

「生存するには充分だったが、満足するには不充分だった」 と・・・


そしてそんな思いを抱えている事を忘れ、大人に成長してしまうのです。

満足出来なかった子供時代の愛は、何かトリガーになる出来事をきっかけに、必ずや自分の古傷をアタックして来ます。

小さな子供ってスクリーンに写る怪物を本物と思い込み、泣いたり怖れたり怒ったりしますが、我々もそれに似たような事を日々行っているのかも知れません。

殆どの人は目の前で起きる出来事でなく、遠い過去の記憶に縛られ、怯え、腹を立てているからです。

つまり、<人は誰もが満たされない愛を抱えていて、目の前の他者に投影し、メロドラマを生きている> という事なんですね。


もしも今あなたが人間関係で悩んでいるのなら、一度立ち止まり、両親との関係を洗い直してみる事をお勧めします。

心に宿る、根源的な愛への不満・怖れを見つめ直すのです。

ヘドロのようにこびりついた、満たされずにいる根源的な感情に気付き、それを浄化出来れば、あなたの人生は今までとは全く違ったものとなる事でしょう。


人生ドラマ・悲喜こもごも。

そのドラマのベースは、殆どの場合<親子の愛の物語>です。

親子関係で相続される<心の癖>がドラマになって、悲劇を呼んだり喜劇を生んだりしてるらしいんですね。




by viva1213yumiko | 2013-08-28 22:22 | 人生・霊性 | Comments(0)
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