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女は灰になっても女

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友人のひとり旅の話しで、個人的にとても気に入ってるものがあります。


ローマのホテルで具合が悪くなった彼女。


あれよあれよという間に心臓が苦しくなり、もうどうにも我慢出来ないレベルになってしまった。


フロントに助けを求めたところ、救急車を呼ばれてしまい、期せずして異国で救急搬送されることとなってしまいました。


ハンサムなイタリア人救命士数名が颯爽と登場し、彼女を担ぎ上げストレッチャーに乗せ、テキパキと救急車に運び込んだ。


そして酸素吸入をしたり、脈を取ったり、胸元をはだいて心臓マッサージをすべきか検討してみたり・・・


よりによって異国の地で救急患者になってしまうなんて、一体どれほど心細いことだっただろう。


たったひとりで試練をよく乗り越えたと、私は感心しながら話しを聞いていた。


ところが彼女は搬送されてる間、意識も遠のきそうな状態で、あるひとつのことだけを気にかけてたらしい。


「それはね・・・」


と、彼女は言う。


「なんで今日に限ってブラとパンティーお揃いにしとかなかったんだろうって後悔なの。そればっかりを悔やんでた」


私はそれを聞き思わず笑ってしまったのだが、それと同時に何か目が醒めるような爽やかな感動を味わったのです。



こう言う格言を知っていますか?


[女は灰になっても女] 


女と生まれたからには死ぬまで女であり続けたい。


でも死んで灰になってまで、それでも女でいたいものなの?


果たして本当のところどうなのでしょうか?


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江戸時代。


名奉行大岡越前が不貞を働いた男女を取り調べていた時のこと。


「年長の女の誘いに乗ってしまった」という男の釈明に納得がいかなかった大岡越前は、自分の母親に「女性はいくつまで性行為が可能なのか?」を質問した。


母親はそれに対し何も答えず、ただ黙って火鉢の灰をかき回すばかり。


そして無言で「灰になるまで」と伝えたのでした。


実はこれ有名な逸話です。


でも果たして実話かどうかはかなり怪しいですね。


当時の武家の奥方が息子から、性生活のタイムリミットを直接尋ねられたんですからねぇ〜


母上もさぞびっくりなさったことでしょうね。


女性の賞味期限を母親にストレートに質問しちゃた大岡越前の守。


ふふ、名奉行と讃えられた割には案外女が分かってないのかも・・・


そんなこと聞くまでありませんよね~


女は死ぬまで女そのもの。


女性というのは女心を枯らさなければ、いくつになっても輝きと潤いを放っていられる。


そういうものですよね。


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いくつになっても魅力の褪せない女性でいたければ、自分の内面を良~く磨いて下さいね。


好奇心旺盛で、気配りがあって、話を聞くのが上手で、精神的に自立した女性。


そんな女性です。


フェミニンで、ちょっとセクシーで、自然体で、知性とユーモアを持ち合わせていて、そしていくつになっても恥じらいを忘れない。


そんな女性が光を放つのです。


そんな女性たちこそ、世界をカラフルに彩ることが出来るんですね。


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女ごごろとは不思議なものです。


100歳近い老女がお化粧を始めたら血圧が安定して来る不思議。


スターを追っかける心理が平凡な毎日をイキイキさせる不思議。


救急搬送された時まで下着がお揃いでないことを悔やんでしまう不思議。


そこの男性のあなた。


それを愚かと笑ってやしませんか?


ダメダメ、それでは決して女性にモテません。


コスメ・ファッション・ジュエリー・グルメ・・・


なぜ女がこのようなものに夢中になれるのか、確かに謎が多いですよね。


でも女性たちが豊かさを心の内側から溢れさせるようになったなら、明らかに世界は今よりずっと平和でシンプルになる。


女が満足していたら、家庭も職場も安らぎに包まれるのではありませんか。


実際、世の中の女性が女を捨て始めたらこの世の経済は回らなくなってしまうのです。


女性が満足して微笑んでいる限り、地球は回り続けることでしょう。


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女は灰になっても女でいられるのか?


実は肉体が死に、火葬され、本当の灰になったなら、その時女は女じゃなくなるんです。


と言いますか、借り物のこの身体が分解され魂だけになったなら、もう既に男でも女でもなくなっちゃってるんですよね。


知ってましたか?


魂に性別は存在しないのです。


向こうの世界じゃ男も女も一切なくって、誰もが魂だけの裸ん坊の存在。


スッキリしたものなんです。



では未練を残した女が幽霊になって男をタタるのはなぜ?


断っておきますが、あれはあくまで低級な地縛霊のみ。


一般的な善良な市民にとっては、死んでも今までの生活が連続されてくケースがほとんどです。


それまでのメモリーのせいで、関心事や生活傾向が繰り返されます。


あっちの世界に移行しても生前慣れ親しんだ同じ環境に住み続けて、自分が死んだことに気づかないものも多いと言います。


我々は魂のレベルにおいては、男でも女でもない光のような存在なのです。


なのに肉体をまとっていた時の記憶のせいで「灰になっても女」って勝手に思い込んでるだけなのかも知れませんね。



じっとり重〜い地縛霊にならないためにも、「女たちよ!女を完全燃焼せよ!」と言いたいです。


女と生まれたからには女をやりきる覚悟で、精一杯女を生きるがよい。


その方が潔いし、あっち世界に行った時、自由になれそうに思いません?



<生きてる>ことにもっともっと意識的になってみましょう。


女と生まれたからには<がっぷり四つ>で女に向き合ってみよう。


もしかしたら<女と生まれたこと>そのものに、何かクリアにすべきテーマがあるのかも知れないですしね。



やはり女は<生きてる時>こそ最高にイイ女なのです。


この世に未練を残さぬように、是非とも<燃焼系のイイ女>を目指して生きて行きましょうね。


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by viva1213yumiko | 2017-08-30 17:30 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)
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