カテゴリ:おとぎ話・こぼれ話( 85 )

濡れ落ち葉論争・秋の陣

人と人との間には、とてつもなく深いコミュニケーションギャップが存在するものです。

ましてやそれが男女間のものともなると、話しはなおさら複雑です。

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「いやー 色づいたもんだなぁ」

窓越しに広がる圧倒的な紅葉を見上げ、太郎は誇らしげに呟いた。

昨日の雨で空気はしっとり潤っており、ひと雨ごとに深みを増して来たこの秋の成熟度も、ついに頂点に達した事を告げていた。

「今日は天気は保つみたいだけど 風が強そうだね」

風が吹くたび一斉にざわめく木立の群れから、まるで戦勝パレードの紙吹雪ように数え切れない程落ち葉が舞い始めたのだ。

あるものは垂直落下で、あるものはふんわりと弧を描きながら、またあるものは高速回転のピルエットで狂ったように乱舞して・・・

みな思い思いのスタイルで、命の新たなステージへと飛び出して行く。

そして地面に舞い降りた枯れ葉は、湿り気を帯びて艶を放ち、高級な段通絨毯のような見事な文様を織り上げて行くのだった。


「濡れ落ち葉 奇麗だね」と、太郎は言った。

「そうね 奇麗ね」と、花子は答えた。

「やっぱりこの間のセーター買えば良かったかなぁ・・・」

先日、クラフトフェアで買いそこなった美しい枯れ葉色の手編みセーターの事を太郎は思い出していた。

「そうねぇ あれは貴方に似合ったかもねぇ」

猫にせがまれるまま、3つのボウルに均等に餌を分けつつ、花子は半分うわの空で答えていた。

猫の鳴き声が止まり、いつも通りの旺盛な食欲を見届けると安心して、花子は何気なく言った。

「けどあのセーター着たらさ あなたも濡れ落ち葉よ」

「・・・」 

一瞬のあいだ奇妙な沈黙が起こり、枯れ葉の落ちる音だけが囁くように静かに響いた。

「・・・う〜む・・・」

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「ん? なんか変なこと言った?」

「君は人のマインドというものがいかに否定性を生み出すか 全然分かってないようだね」

「へ? マインド?」

「脳科学でも証明されてるんだよ いつでも否定的解釈をしたがるのが脳の特徴だって・・・」

「は? 濡れ落ち葉は否定的な言葉だった?」

「言葉に良い悪いはない 意味を解釈するのはあくまで人のマインドなんだ」

「つまり貴方にとって濡れ落ち葉はどこかネガティブなのね?」

「分かんないかなぁ だから言葉に気をつけなさいっていつも言ってるでしょ」

「だってさっき貴方・・・濡れ落ち葉 奇麗だって・・・」

「はん! そういうのを言い訳ばかりの屁理屈上手って言うんだよ」

「ふん! どっちが屁理屈よ!」



人と人との間には、とてつもなく深いコミュニケーションギャップが存在するものです。

ましてやそれが男女間のものともなると、話しはなおさら複雑です。


人のマインドがどれほど否定的解釈を語って聞かそうと、やがて秋になれば葉っぱは皆濡れて落ちるのだという事を、あなたはこの寓話から学ぶ事が出来ます。




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by viva1213yumiko | 2012-11-09 11:05 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

続々・トイレに宿る信仰心

一部にファンの存在も判明した、ジェイニエ神父の信仰カルタカレンダー。

今月も気になる一枚を紹介しましょう。

さぁあなたもご一緒に、心に手を当て内省してみて下さい。


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 [り] りんごを食べれば 良心に恥じる


最初の人間アダムとエバの心を試すために、神さまは、楽園の真中にあっ た木の実を食べないように命令しました。けれども悪魔は蛇の形でエバに話しかけて、食べれば神さまになると言って、うそをつきました。エバの心の中に、良心を通して神さまが、それはいけないと教えて下さったのに、エバは悪魔に耳を傾けて、木の実を食べたので、神さまのみ旨(神さまのご意志)にそむいて、罪をおかしてしまいました。(創世記3章)




ご存知、アダムとイブの楽園追放のくだりです。

我々人間の罪深さの根源(原罪)は、そもそもここに始まるのだと旧約は教えています。


「りんごを食べるな」と命じておきながら悪魔を利用して約束を破るように仕向ける神さまって・・・

一体何なんでしょうねぇ。

ある意味、自己矛盾の極みを行っちゃってます。


自分と同じ似姿に創造するほど人間を気に入ってたはずなのに、愛するものを罠にはめるなんてすご~く残酷な話しです。

神さまは真性のサディストなのか、はたまた退屈故に刺激的ドラマが欲しかったのか・・・

楽園から放り出し、わざわざ人間に苦労をさせてしまうのです。


「神は人間に自我を芽生えさせ、成長させてありとあらゆる経験をさせたかったのだ。だからあえて楽園から追放したのである」

と、捉える事もできますが、それにしても蛇に変身した騙しのテクニックは巧妙で手が込んでいますよね。

オレオレ詐欺ですら可愛く思えるくらいです。



「人間とはこのように罪深いものである」 

だから・・・[悔い改めなさい]


ユダヤ・キリスト教会がこの原罪の教えに支えられて発展した事は歴史上明らかです。


中世のカソリック教会では免罪符さえ買えば罪はチャラになり、あなたも天国へ昇れると説いて大儲けしてたのだからいー加減なもんです。


私は思うけど、本当の神さま(この宇宙を作った創造者)は罪悪感や恐れの感情で人心を支配するなんて、そんなチンケな事なさらないんではないでしょうか?


神さまは私たちの自由意志を尊重していて、いつでも我々のやりたい様にさせてくれています。

物事の善悪の判断は一切我々に任せてくれているのです。


「ええでんなぁ〜 取りあえずやってみなはれ!」ってね・・・


そして神さまは人間に期待し、成長を見守ってくれているのです。

いつか人間が自分で判断する言動が、自分(神)と同じレベルになってくれるように願っているのです。



人は失敗を重ねながら成長するもの。

何事も最初から上手く出来る人なんてどこにもいません。


たかが100年にも満たない我々の人生で、失敗を理由に天国行きを拒否する、そんな心の狭い神さまがいるはずありませんよ。

神は必ず誰にでも平等に敗者復活戦のチャンスを与えているはずと、私は思いますけどね。




追伸:
そそのかされてりんごを食べたのは女だったという点が、昔からどうも腑に落ちませんでした。

アダムの肋骨からイブが生まれたという点もそうですよね。

男と女のあいだに最初っから格差があったなんて・・・

どこか意図的なものを感じてしまいますね。


エルサレムのカフェあたりで、女の私が、創世記片手にりんごの丸かじりをしてたら、聖職者達はどのようなリアクションをするのでしょうか?

既にどなたかチャレンジしてるのでしょうか?

興味のつきない課題であります。




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by viva1213yumiko | 2012-11-02 10:18 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

魔女のビジネス

ネットで気になる見出しを見つけ、とりあえずブックマーク。

けれど忘れたまんまで月日は流れ、ひょんな弾みで偶然再会するって事ありますよね。

初恋相手に再会した訳じゃないから、特にドラマもなんにも起こらず「それがどうした」って感じもするけど、私的には面白くて心にヒットした過去のニュースを紹介しましょう。

2012年3月8日付朝日新聞です。


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ルーマニアで「魔女狩り」騒動  
呪いに大金、政治家も


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呪術で使う道具について説明するチレシカさん=ブカレスト、玉川透撮影

 

東欧ルーマニアは「魔女」が力を持つ国だ。「呪い」で大金を得ていたとして昨年12月、人気魔女が逮捕され、芸能人や政治家も巻き込んだ大スキャンダルに発展した。法律で規制する動きもあるが、「現代の魔女狩りだ」との声があがり、実現していない。


■巨額の報酬次々に判明
逮捕された魔女はメリッサ、バネッサと呼ばれる30~40代の2人。いずれも、テレビ番組にも出演する売れっ子だった。

警察などによると、メリッサらは人気女優(39)から母親との遺産争いの問題で相談を受け、母親が別の魔女に依頼してかけた「呪い」を取り除く見返りに法外な報酬を要求。現金や高級車ポルシェやブカレスト市内のマンションなど45万ユーロ(約4700万円)相当を受け取っていた。この女優がメリッサらとの関係を絶とうとしたため、仲間の5人の男たちを使って「自殺に追い込む」などと脅迫した疑いがもたれている。
 
さらに、ルーマニアの有名サッカーチームのオーナー夫人は、夫の愛人から呪い殺されないための呪術の報酬として40万ユーロ(約4200万円)を支払っていたことが判明。人気サッカー選手も10万ユーロ(約1050万円)で、国外の有名チームへの移籍がかなうよう祈願していた。効果があったかどうかは分からないが、フランスのチームに移籍を果たした。

一方、ブカレストのオプレスク市長は、2008年の選挙戦でメリッサらに加勢を依頼。09年の大統領選で敗れたジョアナ元社会民主党党首も、現職のバセスク大統領が「強力な魔術師を雇っている」と知り、助力を請うていたという。



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どうです? ルーマニア 

なかなかやってくれますよね。

だいたい売れっ子魔女がTV出演してるって段階でイケてます。


しかも、他の魔女からの呪いを解く<呪い返し>をしたって事は、この国の魔女市場がかなり成熟していて、弁護士相談並みに日常化してるんじゃないかと予想されます。

HPを作成したり、電話帳にも広告載せたり・・

つまり魔女へのオファーが、メチャある国家という事になりそうです。


政治家や芸能人など、いわゆるお偉いさん対象に法外な報酬を吹っかけ、結果大スキャンダル事件を引き起こすなんて、汚れ仕事を一手に担うその筋の方々みたい。

報酬も半端な金額じゃありません。

当然、魔女の脱税なんかは魔法を駆使して帳簿操作するんでしょうか?

この手の土着的なアングラ事件を、法律で規制せよというのは凄い話しだけど、それを魔女狩りだと反対してるというのも凄い話しであります。




精神的・霊的手段で相手をに災いを企てるはかりごと<呪詛>

日本では陰陽道などが有名ですね。

ある種の能力者が、呪いや魔法で人を殺めたり傷つけたり出来るのは本当です。

呪いの波動を放ったその瞬間から、宇宙はそれを受信して実現化のチャンスを狙い始めるので、高度な技術を持つ能力者なら[素早く・静かに・確実に]暗殺を犯す事は可能かも知れません。


しかしそれって諸刃の剣です。

悪意を持って人の災厄・不幸を祈願すれば、同じレベルの周波数が共鳴し始め、自分から仕掛けた呪いの罠にはまってしまう可能性が限りなく高いからです。



成功者・能力者・権力者ほどその手の誘惑と罠が用意されている事は、古今東西の歴史を見れば一目瞭然です。

そして、[人を呪わば穴二つ]という羽目に陥ってしまうのです。


フラれて逆恨みして相手の不幸を願っていたら、いつまでも幸せな恋なんて訪れないのと全く同じ原理ですね。

寄ってくるのは皆同じ、[世の中恨み節]って人ばかりになっちゃうから、そこら辺は皆さんくれぐれも気をつけましょう。




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by viva1213yumiko | 2012-10-23 12:32 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

桑の葉切り論争

人と人の間には、とてつもなく深いコミュニケーションギャップが存在するものです。

ましてやそれが、男女間のものともなると、話しはなおさら複雑ですね。

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「トマトの切り方、何かリクエストある?」

ある夏の朝、花子はドイツパンのサンドウィッチに挟むトマトについて、軽い気持ちで太郎に訪ねた。

「そうね~、薄桑切りがいいな」 と、太郎はぶっきらぼうに答えた。

「薄桑切り・・・」

花子はそう呟いて、キッチンのまな板から視線を上げた。

そして果たして桑の葉とはどのような形態をしているものか、つたない記憶を懸命にひも解き始めたのだ。

<イチョウ切り>や<松葉切り>なら知っていても、桑の葉の形に野菜を切った事は未だかつて一度もなかった。

近所にはかつて養蚕を営んでいたという地域があるにはあるのだが、今ではもう桑畑などどこにも見る影がない。

桑はいにしえよりカイコの餌として重要な農作物であり、また果樹としても盛んに栽培されて来た。

桑の果実マルベリーは甘酸っぱく美味であり、果実酒やジャムとして珍重されている。

桑の葉をお茶として飲む<桑茶>もあるし、血圧や血糖値を下げるという、その薬効成分は広く認められている。

また古来、中国でも日本でも桑は聖なる木として位置づけられている。

その霊力が中風を防ぐとも伝えられたし、男子の厄よけ神事・祭事にも使われていたらしい。

カイコの好む神聖な植物の葉っぱなのだから、きっと桑の葉切りには何か知られていない秘密の意味が隠されているのだろう。

お祭り料理用などに特別な飾り切りがあって、幸福を呼ぶ願掛けがあったのかも知れない。

それにしても包丁の扱いに<桑の葉切り>があるなんて、花子はこの年になるまで聞いたことがなかった。

世の中ってほんとにまだまだ知らない事だらけなんだなぁ~

短時間の内に花子の心に様々な思いが浮かんでは消え、桑に関するおぼろげなイメージだけが駆け巡って行ったが、結局桑の葉の象徴については分からずじまいだった。

考えあぐねた末、花子は太郎に尋ねてみた。

「桑の葉切りってどういう形なの? ギザギザな奴? 星型かしら?」

「へっ? 桑の葉?」 と、太郎は言った。

「トマトよ。 桑の葉切り。 神聖な形なんでしょ? 家紋風?」

「お前、ばっかでねえの?」

「だってトマトのスライスが・・・」

「ば~か! 薄く輪切りだよ!」

「薄ク・・・ワギリ・・・」

「何かさぁ~、アンタっていっつも人の言う事聞いてないよね」

「薄ク・・・輪ギリ・・・」

「だから人の話しを聞けって何度も言ってるでしょ? 大体いつもねぇ・・・・ガミガミガミ・・・」   

「ふん! なにさ・・・」



人と人との間には、とてつもなく深いコミュニケーションギャップが存在するものです。

ましてやそれが、男女間のものともなると、話しはなおさら複雑ですね。

爽やかな夏の朝のひと時が、突然の疾風の如く冷たい風に変わるのに、たったの数分でOKという事を、あなたはこの寓話から学ぶ事が出来ます。




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by viva1213yumiko | 2012-08-22 18:49 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

五輪狂想曲

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TVは滅多に見ない私だが、オリンピック期間中はやはりついついTVが気になります。

普段はなかなかお目にかかれないスポーツ種目が放送されたりするので、また一層見入ってしまいますね。

サッカーファンの同居人は仮眠を取り夜中の試合を観戦したりするので、連日の真夜中の目覚まし音で、私の体内時計もかなり乱調気味です。

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ところで今回のロンドン五輪の、あのマスコットはひどいですねぇ〜

あのひとつ目の、不気味な未知の生物ですよ。

あれは異星人なの? 妖怪なの?

どんなに大目に見積もっても愛おしい感情が全く起こらない、五輪史上最低のゆるキャラだと私は思います。

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あれなら<NHKのどーも君>や<奈良のせんと君><彦根の彦ニャン>の方がまだましってもんじゃないですか・・・

シオニスト陰謀論者の説によると「あのひとつ目こそイルミナティそのものであり、彼らの掲げる新世界秩序の象徴をこのロンドン五輪で表現しているのだ」という事になります。

世界の富の99%を支配している、たった1%のパワーエリートの、世界管理を強化する目なのだそうです。

米1ドル札でおなじみの、ピラミッドのひとつ目。

超管理社会の完成を目指している者たちが、ピラミッドの底辺の層をしっかりと監視する目という訳です。

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<大きな目に睨まれて身動きが取れなくなる>というイメージは、人間の中にある根源的な無意識のイメージで、このエネルギーに引っ掛かると自分を主張出来なくなり、従順な羊のように依存型の人生を選びがちになってしまうのは確かなようです。

エリート層にしたらそこが狙いなのでしょう。

人間牧場の羊たちが自分で考えたり反抗的であっては困りますからね。

群れからはぐれた羊はすぐにGPSで探査され、マイクロッチップで照会されて檻に入れられる。

SF小説並みの超管理社会が近づいているとしたら嫌ですねぇ。


私は自由が好きです。 

物事を押し付けられるのは昔からどうも苦手。

いざという時には国家権力から逃げても生き伸びられるように、もっと食べられる野草の勉強でもしておこうかな?

同じひとつ目でもゲゲゲの鬼太郎やその親父みたいに自由に楽しくやりたいものです。




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by viva1213yumiko | 2012-08-04 14:55 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

続・トイレに宿る信仰心

8月になりまたカレンダーをめくる事となりました。

以前紹介したジュイニエ神父の信仰カルタカレンダーも、新しいページとなって心機一転。 

トイレに宿る信仰心をピュアな心で祈りたいものです。

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本日新たに気付いたのは、[ね]の字の欄でした。


  [ね] 願いつづければ ねていても起きる


神さまはわたしたちの祈りをいつも聞き入れてくださいますが、その時まで、失望しないで祈りをつづけなければなりません。イエズスさまはそれをたとえばなしで教えてくださいました。

ある日人の家に、夜、友達が来て「友よ、旅でたずねて来た友達のために三つのパンを貸してください」とたのみましたが、その人は中から「だめだ、もうねています、明日にしなさい」とことわりました。 

でも願いつづければ、友達だからでなくても、うるさいから、きっと起きて貸してくれるにちがいない。
求める人には必ず恵みがあたえられます。(ルカ11の5−8)



聖書の<求めよ、さらば与えられん>という教えなのですが・・・

どうです? 

なかなか示唆に富んでるでしょう。

まるで「しつこく望みを乞い続ければ、神さまは根負けして叶えてくれる」と教えてるみたいですね。

さらにこれはどう見ても戦前の農家のスケッチ風。

いいのかなぁ? 

イエスのたとえ話しは完全に日本昔話になっております。

しかも布団の中で家族水入らずの寝込みを襲うように、板戸をどんどん叩いているじゃありませんか。

これでは確かにうるさくて、神でなくとも望みを聞かざるを得ません。


[しつこい欲望とは美徳か否か?] 

その欲望の質にもよるのでしょうが、私自身もよく迷うところです。

[諸悪の根源は欲望である]のは事実ですし、欲望と苦悩は切っても切り離せない関係です。


さりとて欲望が存在しなければ、人生を生き抜く動機付けが生まれません。

果たして聖書はそこら辺をどう伝えているのでしょうか?

「あいつはうるさいからとりあえず望みを叶えてやっとけ!」って、そんなもんでもない気がしますけど・・・


考え込んでしまって私、トイレが妙に長くなってしまいましたよ。



おまけ:なんと!障子越しに告解している、この絵にも注目です。

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by viva1213yumiko | 2012-08-02 15:05 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

21世紀の魔女狩り

ネットサーフィンをしていると、世界のとんでもないニュースを予期せず知ることになってしまったりするのですが、アフリカ東部タンザニアでは21世紀の現代に何とこんな事が起こっていたのだそうです。

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タンザニアの人権団体<法と人権センターLHRC>は、同国で魔女狩りによって年平均500人が殺されていると公表しました。

2005〜11年に魔女狩りで殺害された人は3000人以上と指摘。

農村には不妊・貧困・商売の失敗・飢え・地震といった災厄の背後には魔女がいる、との迷信が根強く残っているのだそうです。

狙われやすいのは赤い目の高齢女性。

牛糞燃料を燃やして使っているので、目が赤く充血しやすいのだそうです。


いわゆるこれは集団ヒステリーってやつだと思われますね。

異質なものを排除しよう、少数派を差別しようとする、人間の業罪の根深さが現れています。

16〜17世紀ヨーロッパの魔女狩りの時もそうだったのですが、薬草の効能などの知識を持ち、ちょっと人嫌いな傾向があり、村のはずれで一人ひっそり住んでるような50代過ぎのおばさん・お婆さん、または未亡人が圧倒的ターゲットになりました。

ヒーリングやお産婆技術など持っていようものなら、間違いなく魔女とされ、教会に告発されたみたいです。

告発された老女達は拷問を受け「私は魔女です」と自白させられ、そのあげく死刑になるのですが、たとえ「魔女ではありません」と訴えたとしても、結局は惨い拷問に耐え切れずに死んでしまう者が殆どでした。


人間は、疫病で乳飲み子がバタバタと死んだり農作物が不作だったりすると、不安感を誰かのせいにしないではいられないのでしょう。

魔女を告発すると懸賞金のようなものが出たりする事もあったようで、皆んな先を争うように魔女狩りの渦に巻き込まれて行ったのです。

つくづく人間の愚かさ・エゴの恐ろしさを思い知らされます。

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しかし、誰にでも大なり小なり必死になって自分を守りたい頑な部分があり、それが破壊されそうな時、もの凄い負のエネルギーが飛び出すと知っていなければなりません。

戦争もいじめ問題も、このエネルギーの流れに巻き込まれてしまう事の悲劇なのだといえるでしょう。


ところでお気づきとは思いますが、当方も近年無事高齢女性の仲間入りをさせていただき、魔女宣言も既に終え、しかも身近で野草がたくさん手に入る生活環境に生きております。

タンザニアだったら間違いなく魔女狩りのターゲットに違いありません。

しかも私、煙や煤や花粉で目が充血しやすいタイプなんです。

今回ばかりは日本に生まれた事を感謝しないではいられない、そんな見習い魔女の私でした。

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追伸:
日本昔話の伝説には<山姥>という妖怪がいるが、これは西洋の魔女のように人々に誤解され迫害され山に逃げた、不幸な女性たちを恐れて呼んだのが始まりだそうです。

妊娠中毒症などで肌の色が変わり、誤解や偏見で気がふれて、里から追い出された気の毒な女たちが、人目を避け山奥でひっそりと暮らしていたのだそうです。

それを思うと一昔前、渋谷あたりに出没してた<やまんばギャル>は、とても明るく健全だったんですねぇ。

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by viva1213yumiko | 2012-07-30 16:46 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

紫陽花革命

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大飯原発再稼働反対の首相官邸前デモは、既に15万人を超えたみたいですね。

しかも、今まで政治なんかには無関心だった一般市民による抗議行動です。

優しくおとなしかったはずの日本人も、今回ばかりはさすがに立ち上がり始めたようです。

あのフランス革命も「パンをよこせ!」という主婦や農民層の抗議からスタートしたのでしたよね。

なんか感動しちゃいます。

「お金や効率ばかりを追いかけるのは止めにして、大地や命を大切にするぞ!」

「我々はもっと人間らしい生き方を選択するぞ~」って、宣言するようなものですもん。

日本人の意識が、やっと目覚め始めた訳ですね。


<紫陽花革命>は今後ますます拡大して行き、いろんな既成のシステムも変わらざるを得ないでしょう。

来週何があるか、来月何が起こるか、来年どんな世の中になっているのか、誰にも予測がつかない時代。

いや〜、ある意味とってもワクワクしている私です。

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ところで突然ですが、紫陽花の咲くこの梅雨の時期って、ラッキョウの旬でもありますよね。

<紫陽花革命>の成就を祈ってラッキョウの甘酢漬け作ってみました。

畑の薬とも云われ、疲労回復・血液浄化・狭心症や心筋梗塞に効くラッキョウ。

梅干しや黒酢やら、酸っぱいものは放射線のリスクを防ぐとも囁かれています。

両方のいいとこ取り、って感じで初挑戦してみたのです。


原発事故以来、以前にも増して食べものが気にかかります。

何を信じていいのか良く分からないこの時代。

モットーとする言葉は<自分の身体は自分で守る>になりました。

<砦プロジェクト>という地元NPOのデータも参考にしながら、玄米菜食を基本になるべく酸っぱいもの・しょっぱいものを取り、原発から100kmの低線量地域に暮らすためのリスク管理をしているのです。

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ラッキョウ漬けはたぶん1ヶ月ほどで出来上がるはずです。

その試食の頃に、世の中がどんな風になっているのか・・・

少しでも良い世の中に近づいて行く事を願って止みません。




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by viva1213yumiko | 2012-07-01 17:04 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

灰の行進

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都会から移り住み自然農をしながら暮らしていた関さんは、福島県伊達市のNPOりょうぜん里山学校の活動を通じて、子供達の保養ステイや疎開をサポートしている。

関さんは静かに怒っていた。

自分の思いをどのようにして訴えるべきかずっと考えて来たが、答えが見つからなかったからだ。

同じ福島の中でも、人によって色々な意見・見解があり、立ち上がり抗議行動を起こしたくてもなかなかまとまらないらしい。

経済が潤うことを最優先にして、事故の件はもうなかったことにしようとする地元勢力もあるくらいだそうだ。

人には人それぞれの立場がある。

だから、むやみやたらに人を巻き込む訳にもいかない。

けれども、この思いを何らかの形で表現しないではいられない。

そこで関さんはひとり、二本松から東京まで行進することにした。

英国の塩の専売に抗議した、ガンジーの<塩の行進>をまねて、東電と経済産業省に福島の汚染灰を届ける<灰の行進>をするのだ。


<灰の行進>が那須を通過すると云うので、友人たちに連絡し参加応援させて頂きました。

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プラカードを下げ、鳴りものを鳴らしながら国道を歩く。

車から応援のクラクションが鳴ったり、飲み物を贈られたり・・・

自転車で伴走する旅行者も現われ、なんだかとても楽しくなって来る。



<灰の行進>は7月16日東京代々木の10万人集会に合流するように、このままずっと南下します。 

そして翌17日には、いよいよ東電と経産省に灰の配達をする予定です。

皆さんも是非応援してあげて下さいね。

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by viva1213yumiko | 2012-06-27 10:47 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

アースデイ那須2012

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アースデイ(地球の日)は世界184の国と地域、約5000ヶ所で行われる、世界最大の環境イベントです。

地球に感謝し、美しい地球を守る意識を共有する日、アクションを起こす日、それがアースデイです。


今年、発足3年目を迎えた<アースデイ那須2012> 

さて、そのキーワードは・・・

   
[自然・平和・みんなの思い]
   
   
[社会・つながり・おいしい・愉しい]
   
   
[学び・気づき・きっかけ・放射能]
   
   
[ローカル・エネルギー自給]


那須近隣地域に在住、あるいは縁のある個人や団体が多数参加し、思い思いの地域密着型アースデイを表現していて、心暖まるイベントでした。

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手作り品ばかりが並ぶアースデイマーケット・在住音楽家らによるアースデイコンサート・素材の良さで毎回完売のハモニカ食堂・竹の間伐材のバンブーワーク・そしてエネルギー自給のためのプロジェクト紹介ブースと、「ちょっとしたことなんだけど新しい発想があって、人にも地球にもいいじゃない!」というアイデアに満ちていて勉強になりました。


那須の町は人口2万人程度の小さな市町村です。

それって誰もが町長さんの顔を知っているし、どこに住む誰がどんな仕事をしていて、どんな特技を持ち、どんな生き方・考え方をし、どんな趣味思考を持っているか、長く住んでれば何となく分かってしまうレベルの大きさなんですよね。


寅さんみたいなテキ屋稼業の才能に恵まれたミュージシャンとか、市民運動に情熱を傾ける染織家。

天ぷらの廃油からバイオディーゼルを作る設備屋さん、合コンならぬ農婚を主催する自然農夫妻。

修験道の修行最中の青年

発明家を育成する大学教授

山奥で仙人のように暮らして来た画家

と、わかっているだけでもかなりユニーク。

且つおおらかで真面目な人材が揃っている。

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皆さんお祭り好きの人間ばかりなので、いざイベントとなるとめちゃくちゃ張り切ってくれる。

自分の特技をダイレクトに表現し、それがまた地域貢献につながったりもするのです。

誰がが面白いアイデアを考える。

それが個人でも団体でも構わない。

それが地域に益をもたらし、社会のためにもなるならすぐにでも実行しようじゃないかという開拓者気質があり、自由な意見交換が交わされやすいのです。


東京は世界に名だたる大都市で、なんでも一流のものが揃っていて便利この上ないが、地域とのつながりという点では地方に勝てません。

純粋に故郷を愛する気持ちがなければ、環境イベントを開催してもどこか偽善の香りが漂ってしまいます。

考えているだけはダメ! 

発言するだけでもダメ!

大切なことは行動すること! 

アクションを起こすことなんです。

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ボランティア有志が自らシャベルやスコップを持ち、放射能の除染をするところから始まった<アースデイ那須2012>

「自分たちの住む町を自分たちの手で必ず良くして行くんだ!」という住民たちの決意を感じました。

お洒落で美味しくヘルシーで、ローカル発信ならではの、とても魅力に満ちたイベントでした。



アースデイ那須2012




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by viva1213yumiko | 2012-04-26 19:25 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)