カテゴリ:衣・食・住( 18 )

心のゴミ屋敷

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部屋の整理整頓と心の整理整頓とは、かなり密接に繋がっている。


多くの人がそう指摘しています。


だから「ひとつ大胆に部屋を片付けて、運気をアップさせよう!」って皆んな奮起するんだけど、どうやらそう簡単な話しじゃないみたいなんですよね〜


整理整頓っていうのは、どんなに頭でした方が良いと分かっていても、それが出来る人と出来ない人がいるみたいです。


それは、身体がアルコールを受け付ける人と受け付けない人がいるようなもの。


あるいは同性愛など特定な性的傾向を持つ人と、持たない人が存在するようなもんでしょうか?


先天的な傾向にかなり左右されちゃうので、ダメな人にとっては本当にダメなのがこの整理整頓の能力であります。


それをどうやって能力開発していけば良いのか?


今回はそんな感じのお話しです。


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世の中でこれだけ断捨離が認知されたにもかかわらず、相変らず片付けられないことに頭を抱えている人は多いですよね。


片付け上手な人に言わせれば、必要のないものを後生大事に取っとくなんて信じられない行為です。


でもそれが片付けられない人には、とてもハードルの高いこととなる。


片付けられない人たちって、ただ単に片付けるのが面倒くさいというだけじゃなく、どうやらゴミをゴミと感じてないみたいなんですよね。


「いつか使える」「まだ使える」「必要なものだ」


すべてのものにそうジャッジを下し、今現在の自分を見失う傾向にある。


つまり意識が今の自分からポンと抜けちゃって、<過去の思い出>や<未来の希望>にフォーカスしてしまうんですね。


「いつか来るかもしれない未来」や「外から来る他人の言葉」に判断を預けてしまうのです。


そして自分の内なる言葉に耳を傾けない。


これはちょっと問題なんですよね。


なぜって・・・


<過去の思い出>は二度と戻らない、あくまでも過去の時点のモノ。


<未来の希望>はその時になってみなければ分からない、誰のものでもないモノだからです。


過去や未来に意識を向けてるその間、<今の自分><現時点の自分>が完全に欠落してる訳ですよね。

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片付けられない人は過去と未来の幻想のマジックに惑わされないよう、最新の注意を払う必要があります。


そういう人は心が繊細で傷つきやすい人が多いのです。


何かが不安ゆえに物を買う。


そして、捨てないで溜め込んでしまう。


傷つきやすいが故に、不必要なもので自分の砦を築かないではいられない。


そしてガードを固めてる訳なんです。



また、一見人当たりが良くコミュニケーション能力が高そうな人でも、部屋だけは大いに荒れてしまうという人もいます。


可愛いタレントさんが汚部屋の主だったりすると、みるみるうちに萎えちゃいますよね。


無理して他人に良い人間を演じ続け、自分の内と外のイメージが掛け離れてしまうと、心に乱れが生じ部屋も乱れる。


これもありがちな話しです。



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過労ストレスや家庭環境ストレス、社会からの孤立・・・


片付けられない人々は精神的な負担で追い詰められると、余計にどんどんゴミを溜め込んでしまう。


逆説的に言うなら、ぽっかりと空いた心の穴を埋めるため、むしろ彼らにはゴミが必要なのかも知れませんね。



この現象、ひどくなって来ると強迫性障害みたいになりかねません。

うつ状態になって整理整頓意欲を全く失くしたり、躁状態になって過剰に購買してみたり・・・


だんだんとセルフネグレクト(自己放任)が始まるのです。


何かのTV番組で見たけど、作家の中村うさぎさんは総額一億円以上のブランド物をポイポイ積み上げ、その穴倉の中で暮らしていました。


玄関先まで溢れかえったゴミの山からシャネルを拾い出したり、高級ブラジャーがたくさんドアノブに吊るしてあったり。(笑)


生活感覚が桁違いのスケールで、むしろある種の感動を感じたなぁ〜


とにかく、認知症や統合失調症や依存症や摂食障害など様々な障害が複雑に絡み合うと、みるみるうちにゴミ屋敷の主人となってしまうのです。


そのような人たちを笑うことなど、誰にも出来ません。


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ゴミ屋敷はどこのご町内にも、一軒や二軒はあるんじゃないかしら?


<ホーデイング>と言って、ものを溜め込む人は世界中のどこにもいるんだそうです。


彼らの共通点には以下のようなものがあるそうです。


   コミュニケーションを嫌う


   悪いと分かっていても止めない、止められない


   偏屈・意固地


   他人を信用しない


   周囲の嫌がることが楽しい


   自分だけが不幸と強く感じている



つまり頑固で人間を信頼してなくて、自分をガードしてる。


ある意味お気の毒な人なんですね。



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映画<嫌われ松子の一生>では、とんでもなく不器用な生き方をした女が最後にゴミ屋敷のアパートに住み、世間と隔絶した暮らしをしてる様子が描かれていました。


松子は自分が愛され必要とされたいがために、依存的な男たちに依存される人生を送ります。


唯一そこに自己価値を感じ、満たされることが出来たからです。


そして嫌われ松子は転落の人生を送ります。


風俗嬢となり、殺人罪で服役し、結婚は裏切られ、精神も崩壊し、最終的に意味もなく河川敷で殺される。


彼女は孤独の中で徐々に精神を病んで行き、ゴミを身の周りに置くことで不安を埋め、心の安定を計っていたのでしょう。


彼女にとってゴミ屋敷とは、つまり世間から自分を守る砦だったのです。


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身の周りにモノが集まっていると、孤独感が埋まる気がする。


もしあなたにそのような傾向があるとしたら、もっと意識化してみた方が良いでしょう。


正直に見つめ直して欲しいのです。


得体の知れないあなたの不安を。


いったい何から自分を守りたいのか?


その正体を見破らなければなりません。



勇気を出さないと、心のゴミ屋敷は永遠に片付かないままの状態でしょう。


あなたの執着が、結局ゴミ屋敷を作っているのだから・・・



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by viva1213yumiko | 2016-09-29 14:06 | 衣・食・住 | Comments(0)

究極のパクチー・エクスペリエンス

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「これは禁断症状の発作なんだろうか?」

と、そう思えるくらい無性にエスニック料理が食べたくなる時があります。

突発的に訪れる、エスニックに対する欲望。

どうやらそのほとんどは、香味野菜パクチーへの欲求だと分かりました。

それは私だけではありません。

友人たちとタイ料理店へ行く計画中、パクチー中毒の恐ろしさを目の当たりにしたのです。

友人A 「ははん、偉そうなこと言ったってダメよ。ほらね、体がこんなにパクチー欲しがってんじゃない」

友人B 「くっ・・・た、確かに欲っしてるわよっ!」


アルコール、ギャンブル、薬物、SEX、人間関係、仕事、買い物・・・etc,

世の中には様々な中毒があるが、パクチーの禁断症状も決して侮れません。

一度ハマると他の香味野菜じゃ物足りない体になってしまうのです。

友人たちは、普通の薬味では決して満たされない者同士、お互いの体を慰め合っていたのだ。

パクチーはクセになってしまうんです。

人間やめますか? それともパクチーやめますか?

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パクチーとはセリ科の一年草で、独特の香りが特徴です。

英語でコリアンダー・中国では香菜(チャンツァイ)・インドではダニアーと呼ばれ、暖かい地域なら世界中どこでも育ち、昔から医療や調理に用いられて来た植物です。

古代エジプトではマラリア薬だったし、亡骸と一緒に墓に葬る習慣もあったそうですよ。

現代でも炎症緩和・浄血作用・体内毒素排出などの薬効が認められています。

ビタミンA・B2・Cが豊富なので、老化防止・アンチエイジング・気分鎮静・食欲増進・消化器官活性化などに効果があり、中華・タイ・ベトナム・インド・メキシコ・ポルトガル料理には欠かせない食材です。

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アジアンエスニック料理が好きか嫌いかは、ひとえにこのパクチーを受け入れられるかどうかに掛かっている。

あるアンケートによると、パクチーを好む人と好まない人の比率は50対50。

<パクチー好き>派と<パクチー嫌い>派、まさに真っ二つに分かれるのだそうです。

パクチー嫌いの人にその理由を聞いてみると、口を揃えて「あの香りには耐えられない」と言う。

研究によるとパクチーNGの人は、パクチーOKの人とは生まれつき遺伝子構造が違っていて、それが原因でパクチーを受け付けないらしいのだ。

フレッシュな生パクチーをもぎった時に、指先に残る何とも形容しがたいあの匂い。(それはカメムシと同じ匂いなのだが)

NG派は遺伝子情報のせいで脳が食べ物とは認められず、芳香剤とか石鹸みたいな何かと判断してしまうのだそうです。

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一方でパクチー愛好家にとって昨今のパクチーブームは、夢に見たパラダイスの到来に違いありません。

最近では大手食品メーカーからもパクチー関連商品が続々と発売され、スーパーの陳列棚も賑やかです。

パクチーソース・パクチーペースト・パクチーパウダー・パクチードレッシングなどが並び、もう一部の愛好家のものだけではなくなっています。

特に平成生まれ以降の若者はいわゆる<パクチーネイティブ>で、日常的にパクチーと接し成長して来ている。

<パクチーネイティブ>はそれまでの日本人の嗜好とは異なり、ネギ・ニラ・シソを扱うように軽やかにパクチーとお付き合い出来るのです。

彼らのような<パクチーネイティブ>が着実に増えれば、日本の食文化はまた一歩確実に進化するでしょう。

伝統的な和食文化と市民権を得たパクチーとの、華麗なる融合がなされるのです。

パクチーご飯やパクチー味噌汁だけでなく、パクチーのおひたし・パクチーのごま合え・酢みそ合え・パクチー天ぷら・パクチーしゃぶしゃぶ・すき焼きパクチー・ネギトロパクチー・パクチーのり巻き・パクチーそうめん・パクチー豆腐・納豆パクチー・パクチー卵とじ・つくねパクチー・お刺身パクチー・パクチー刻み漬け・パクチー鍋。

八寸・お造り・煮物・蒸し物・揚げ物と、新しい日本食文化(ヌーベル・ジャポネーズ)が数多く生まれることでしょう。

おやつだったらパクチー羊羹・パクチー饅頭・パクチー煎餅・パクチー草餅。

パクチーアイスやパクチープリン・パクチーカステラは子供にも人気です。

パクチー茶と一緒にどうぞ召し上がれ。 

パクチー・スムージーやパクチー・ソイラテなど、お洒落な女子に流行りそう。

大人にはパクチー・ビールやパクチー・モヒート、いかがでしょうか? 

ほらね、パクチーメニューのフルコース、結構行けそうでしょ?

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このようなパクチー勢力の拡大は、<パクチー嫌い>派にとって暗黒時代の到来を意味します。

パクチーOK勢力とパクチーNG勢力とのあいだに対立構造が生まれ、小競り合いが起こるかも知れません。

パクチーヘイトの極右勢力、<嫌パク連>の活動家は「たとえ死のうともパクチーだけは口にすまい!」と盛んに弾糾する。

パクチー原理主義団体<真性パクチスト同盟>による彼らへの弾圧が強まり、<嫌パク連>は捕らえられ、裁かれ、公衆の面前で吊るし上げられる。

自己批判を強要されるのだ。

「パクチーヘイトの咎を繰り返さぬよう、被告人には再教育が必要である」

「よって、被告人に<パクチー責め>を執行する!」

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活動家は濃厚なパクチーの臭気を嗅がされ、一瞬にして意識を失いました。

どのくらいの時間が経ったのだろう。

気づいた時は青々したパクチーベットの上、生パクチーで猿ぐつわされ身動き出来ず拘束されていた。

再教育が始まるのだ。

パクチー信者の女たちが、よってたかってパクチーの絞り汁を両目に擦り込む。

そしてパクチーを束ねた丈夫なムチで、罵声を浴びせながら満身の力でムチ打つのだ。

「パクチー様に逆らうとは不届き者め!」

「ええい、パクチー様に服従を誓うのじゃ!」

パクチー様への帰依と自己放棄を誓うまで、<嫌パク連>への過酷な拷問は続くのであった。

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意識の極限の壁を越えた時、そこには新しい地平がやって来る。

どんなにパクチー嫌いの人間でも、このイニシエーションを体験したなら脳のシグナルが根本から変わってしまう。

これはある意味<聖なる苦行>なのです。

<聖なる苦行>が遺伝子情報の書き換えを促し、<嫌パク連>をパクチーフリークに変容させるのだ。

苦痛と快楽は表裏一体。

ランナーズ・ハイと同様のパクチー・ハイをもたらすに違いありません。

ああ、それは究極のパクチー・エクスペリエンス!

別次元の楽園に誘う、究極の体験なのであります。




な〜んて、これは単なるホラ話し。

別に<ニラ責め>でも<春菊責め>でも、何でも構わないんですけどね〜

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by viva1213yumiko | 2016-08-13 16:29 | 衣・食・住 | Comments(0)

ちゃぶ台と親父

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先日、粗大ごみの収集で昔懐かしいちゃぶ台を見かけ、何だかやけに感激してしまいました。

ちゃぶ台・・・

嘘みたいにコンパクトでちっぽけな、折りたたみテーブルの事です。


言葉遣いやら食事の作法やら、今よりもずっとずっとしつけに厳しかった時代。

どこの子だくさんの家庭でも、このちっぽけな丸い食卓で、肩を寄せ合うように食事していました。

喧嘩したり、宿題したり、ジャレ合ったり・・・

あらゆる家族の営みのを、ちゃぶ台は静かに見守ってまいりました。

裸電球の下でじっと裁縫する母、じっと晩酌する父も、ちゃぶ台はすべてお見通しだったのだと思うと、何かちょっとぐっと来るものがあります。


ちゃぶ台は明治時代の終わり頃から、一家団欒の風景の中に現われて来たと言われます。

それ以前は、江戸時代から続いた銘々膳での食事が主流でした。

庶民の生活でも武家の身分制度をならい、家長から順に上座から下座へ正座して並び、作法も厳しく、会話も禁じられ、食事は一家団欒というより家の秩序を示す場、しつけの場であったようです。

しかし時代が下り西洋文化の浸透によって、日本人も同一食卓を囲むように変わったのだそうです。

「家族の食事は、同時に同一食卓で皆同一のものを食さねばならない」といったデモクラシーの風潮が生まれて来たからです。

ひとつの食卓を皆んなで囲む西洋文化と、座って食べるという日本文化の混合が和洋折衷のちゃぶ台を生み出しました。

家族皆んなで楽しく会話しながら食事する、明るいお茶の間のイメージはここから生まれたのです。

一家団欒の民主主義は、<茶の間・茶箪笥・ちゃぶ台>の3点セットで完成したというあんばいです。
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サザエさんでもちびまる子ちゃんでも、家族のコミュニケーションといえば食卓のシーン。

小津映画や寅さんシリーズでも、家族は必ずちゃぶ台を囲みます。

そして泣いたり、笑ったり、すねてみたり・・・

ちゃぶ台のある風景って、日本の家族の原風景ですよね。

私自身もかなり小さい頃、ちゃぶ台でご飯を食べてた記憶があります。

丸いちゃぶ台には人間の上下関係が比較的少ないし、急な訪問客が増えても詰めればすぐ食卓に入れるフレキシブルさがあります。

狭い家でも、パタンと足を折り畳めばすぐに布団を敷くことが出来て、日本的で良く出来た家具でした。


そして何より大きいのは、家族皆んなが畳に座り、低い目線で向き合えるってこと。

ダイニングテーブルとは違った不思議な空気感を生み出すんですよね。

「腰を落ち着けて、腹を割って話そう」なんて言ったりしますが、じっくりと相手と対話したい時、床に座るってのはいいみたいですね。

ちゃぶ台でご飯を食べると距離が近いので、家族の様子が手に取るように分かってしまうのも面白いところです。

言葉にするよりも早く相手のことが良く分かり、人との間に読み取るべき空気を素早く察知する能力に長けて来ます。

昨今のように互いにモバイルいじりながらご飯してたら、なかなか身につかない能力ですよね。

だから時には、「あ~あ、今日のお父さんは何だか機嫌が悪いなぁ~。イチャモン出る前に早いとこ食べちゃっとこうっと」ってことにもなるんですね。

茶の間ってコミュニケーション距離が近くて、しかも濃厚にクロスする場じゃないですか・・・

そのせいか普段無口な親父さんが、何かの加減で急に怒り出すのも、それは必ずやちゃぶ台の辺りです。

星一徹といい寺内貫太郎といい、頑固親父との口論は最後に必ずちゃぶ台がひっくり返され、ある種のカタルシスで幕を閉じるのです。
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家で一番威張っている寡黙で不器用な親父像は、何よりもこのシーンに象徴されていますよね。

<ちゃぶ台と親父>は日本人のDNAに刷り込まれた、れっきとした記号です。

実は本当はとっても気の弱い親父族は、ちゃぶ台をひっくり返すことによって威厳を保ち、きっとバランスを取っていたのでしょう。

それだけに父親の悲哀って奴を、家族の誰より察知してたのは、この小さなちゃぶ台そのものだったのかも知れませんね。


今や時代はすっかり変わり、この手の大袈裟で滑稽な家族劇さえ、ささやかな幸福の夢の象徴みたいに人々の記憶に生きているだけです。

ちゃぶ台は、過ぎ去った時代を懐かしむ<郷愁のオマージュ>となってしまったのです。




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by viva1213yumiko | 2013-09-04 21:58 | 衣・食・住 | Comments(0)

食料を制するもの世界を制す

旅に出てよその国を覗くと、改めて日本の良いところ悪いところを感じたりするものです。

恵まれた四季の恵み、お天道様に感謝し、回りとの調和を重んじて生きて来た日本人。

おおらかで素朴、清潔で器用、律儀で礼儀正しく精神的にも豊かな国民性。

甘ちゃんで、なあなあで、長く低迷してるけど、いざとなると底力のある、そんな<美しいニッポン>を大切にしたいですよね。

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それなのに「TPP参加で日本の農村部崩壊の可能性あり」とは聞き捨てならない話しです。

外国産の安価な農産物が大量に市場に流れたら、家族経営でこじんまり生活をささえている農家さんにとっては死活問題です。

元来<身土不二>と言う言葉の通り、身体と土地とは切っても切れない関係なんですよね。

自然の恵みとは身体にとって実に上手く出来ていて、季節の食べ物は生活圏の近くから調達することが一番の健康法であり、全ての生物にとって望ましい姿なのです。

遠いところからやって来る保存料まみれの作物では、命を育む生命力が感じられません。


TPP、それは米国の圧力により日本の国家主権が脅かされる危機でもあるのです。

正確には米国の圧力というよりユダヤ金融資本体制による圧力といえるのでしょうが、幕末にはペリーが黒船で開国を迫り、大戦後はマッカーサーが民主主義を植え付け、徐々に日本民族の精神<大和魂>破壊の準備は成されて来ました。

そして今、日本民族が守って来た<瑞穂の国>の生態系さえも破壊されかねない状況です。

なんでもシオニストは長年の日本研究の結論として「農村を破壊すれば日本民族滅亡作戦の8割方は完成する」と見ている、という恐ろしい話しもあるんだそうですよ。

あくまでも<日本の農業>ではなく、<日本の農村>という点がポイントです。

明治新政府の土地農地私有化政策がその第一段階。

そして敗戦後の占領下には民法が制定され、均分相続制となり農家は粉々にさせられてしまいました。

国民のパン食化、洋食化で食料自給率は3割にまで落ちてしまいました。

農村はとっくの昔に荒廃し、農家の跡継ぎはいなくなっているのです。

そしていよいよTPP。

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[食料を制するもの世界を制す]

メキシコやアルゼンチン、インドなど遺伝子組換え作物導入の結果、かえって食料難になってしまった国もあります。

地球温暖化でエネルギー不足・食料不足になるので「生産性の高い遺伝子組換え作物が必要」と、詐欺まがいのプロパガンダ。

そうやって種子と農薬をセットで売りつける、モンサントみたいな巨大企業は危険極まりない存在です。

<遺伝子警察>にしても<ターミネーター種子>にしても、このやり口は独裁政治と同じじゃないですか。


まるでSFみたいですが、今のモンサント食料を何十年と食べつづけると、不妊になり、奇形児を生み、体は小柄になり、脳も小さくなってあまりものを考えない家畜化した人種が出現する、との未来予想もあるのです。

この会社のとてつもない危険性については、映画<モンサントの不自然な食べ物>の他、YouTubeにも色々アップされているので知らない人は是非見てみて下さい。

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グローバリゼーションという美名の下には、<人類家畜化計画>や<人口削減化計画>が見え隠れしていると言われています。

それらに強く抵抗した者は、リビアのカダフィ大佐といいベネズエラのチャベス大統領といい、あらゆる形でヒットマンが送られるのだそうです。

ネット社会でリークされ、既にミエミエ、バレバレになっている真実の世界図。

それは生物多様性に富む<蒼き美しい地球>の姿ではなく、企業や国家間のエゴイズムでシミだらけのボロボロな世界地図だったという訳なのです。

一体人間はどこまで進めば、その愚かさに目覚めるのでしょうか?




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by viva1213yumiko | 2013-03-18 12:29 | 衣・食・住 | Comments(0)

肉骨茶はいかが?

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シンガポールの旅は食べ物の心配が全くありません。

高級・B級を問わず、世界中の料理が食べられるグルメ天国です。

中国系が人口の75%を占めるので中華料理店が一番多いみたいだが、マレー系、インド系、西洋料理、世界各地のエスニック料理に加え、日本料理の店もたくさん見かけました。

街のあちこちにホーカーズといわれる政府管轄の屋台村やフードコートがあり、安く気軽に食事ができるので、量はいらないけどあれこれちょっとずつ試してみたくなる私には嬉しい場所です。


もともとシンガポールは英国の植民地時代に、中国やインドから出稼ぎ労働者が集まったので独り者が多く、屋台で食事を済ませる人が多かったのだそうです。

その頃からの習慣で、今でも「人の集まる場所にはホーカーズ有り」という屋台文化が根付いているのだそうです。

熱い国だから火を使う台所仕事はなるべく省きたいのかも知れませんが、本当にみんなテイクアウトや外食が多い。

料理の苦手な主婦でも栄養バランスが取れた美味しい料理を、家族に食べさせられる点もまた、良くできた羨ましい国ですよね。

とにかく食文化のバラエティがありすぎて混乱する程なんだけど、街歩きしながら適当な店を見つけて食べてみても、大失敗って事にはならないのは大きな魅力になってます。


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昼時、通りの向こうにとても賑わってる店を発見してしまいました。

看板にはどーんと大きく<肉骨茶>と書かれていて、その店に人だかりがしてるのです。

<肉骨茶>って、あなた・・・

肉骨粉を溶かしたお茶? 

まさかね。

一体何なんだろう。

あぁ、ダメ! めちゃくちゃ気になる。

もう、好奇心全開モードに突入です。

何としても<肉骨茶>の正体を突き止めない限り、帰国できませんぞ。


お店のメニューを確認してみると、どうやらこれは骨付き豚肉のスープである事が判明しました。

白いご飯に<肉骨茶>をかけてさらさら食べる、中国風のお茶漬けみたいな食べ物のようです。

お腹は空いてなかったけど、取りあえず試してみる事にしました。

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出て来た<肉骨茶>を恐る恐るレンゲですすってみる。

すると・・・

おお! これは美味しい〜!

骨付きポークリブを漢方のハーブやニンニクと一緒に煮込んだスープで、コショウが効いててコクがある!

バクテー<肉骨茶>といって、かつて満州系の肉体労働者が精をつけるために食べたのが始まりとの事です。

なるほどねぇ・・・

栄養満点ですぐに元気が出そうなスープ。

炎天下の街歩きで疲れた身体に、丁度ドンピシャリでした。

「美味しい!、美味しい!」

と、いかにも観光客風のリアクションで<肉骨茶>を飲み干します。

すると、日本のそば屋でそば湯を注ぐように、お店のお姉さんがバンバンお代わりを注いでくれるじゃありませんか。

それをまた、ワシワシ飲み干してしまう。

すると気前の良い事に、またお代わりをくれるのです。

ワシワシ、バンバン・・・

ワシワシ、バンバン・・・
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ははん、<肉骨茶>の茶とは、このポット・サービスの状態の事を指すのだな?

感心して店を後にしたのだが、後にガイドブックを読むと、<肉骨茶>は中国茶と一緒に食するものと書いてあった。

う〜む。

私、お茶をオーダーしなかったのはミステイクだったのでしょうかねぇ?

<肉骨茶>の茶とは、だし茶漬けの茶なのでしょうか?

それとも、中国茶と一緒に食するの茶でしょうか?


安い! うまい! 早い! 三拍子揃った<肉骨茶>

けれども微妙な疑問が増えてしまった、ミステリアスな<肉骨茶>なのでした。




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by viva1213yumiko | 2013-03-10 15:08 | 衣・食・住 | Comments(0)

媚薬チョコ

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昔から「チョコレートは媚薬である」と、言われて来ました。

媚薬か否かで、17世紀には聖職者の間で活発な論議があったくらいです。

カカオにはカフェイン(興奮作用)とテオブロミン(精神安定作用)が含まれていますし、チョコの香りが脳に働きかけると快楽物質のドーパミンが分泌されるのだそうです。

また、恋して胸がときめいた時出てくるPEAというホルモンがカカオエキスから排出されるらしく、当然カカオ分が多い方が媚薬効果UPなんだそうです。

なんでも女性はチョコを食べると、目の前の男性がステキに見えて来るらしいですゾ。

まさにコーフン&リラックス&胸キュンの、<惚れ薬スイーツ>と言えるのではないでしょうか。


チョコレートが初めてヨーロッパに伝わったのは1526年。

マヤ人と接触したコルテスは、そこでマヤの王族や貴族の飲む貴重な飲料<チョコラートル>を知りました。

現地の言葉で苦い飲み物を意味するこの<チョコラートル>を、帰国したコルテスがスペイン王に献上したのが始まりだとされてています。

しかし<チョコラートル>は、カカオ豆を火で焙り、石臼ですりつぶしてドロドロの液状にしたものに、バニラや胡椒やトウガラシ等で味付けしたもので、非常に苦くヨーロッパ人の嗜好には合わなかったのです。

そこで砂糖を混ぜて口当たりを良くしたところ、王侯貴族や富裕層に瞬く間に広がって行きました。

やがて植民地栽培もされ、庶民層にも拡大したのですが、チョコレートドリンクは手工業的に作られていたので、その製法はあくまでも<摩訶不思議な秘方>でした。

チョコレートが媚薬と結びつけられるようになったのは、このようないきさつの為なのです。

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媚薬とは、異性の心を自分に引きつける薬のこと。

シェイクスピアなど、惚れ薬を主題にした物語も多いですよね。

普段は自分を袖にしていた絶世の美女(美男)が、小さな薬を飲んだだけで、次の瞬間からぞっこん惚れ込んでしまうのですから、いかに人が理想の伴侶を手に入れることを人生の大事と考えていたかの証しでもあります。


中世騎士物語の<トリスタンとイゾルデ>は、「一緒に飲んだ者は身も心もひとつとなって、生きている間も死んだ後も永遠に愛し合い続ける」強力な媚薬に運命を翻弄される男女の悲劇ですが、ここに登場する媚薬<フィルトル>は、草や花や木の根を葡萄酒の中に浸し、秘法をつくし、魔術を加えて完成させたものなのです。

媚薬<フィルトル>を作り、輿入れするイゾルデに渡したのは、アイルランド王妃の母親なのですが、王妃自らが薬草やら毒物やら秘儀やらを知ってる魔女でもある、という点がなかなか興味深いですよね。

古今東西、時の権力達の多くが媚薬の実在を信じて疑わず、巨費を投じてそれを探し求めたことなのでしょう。


しかし媚薬なら、この日本に驚くほどたくさんあったんですよねぇ~

一番有名なのが<イモリの黒焼き>

これは食するのでなく、<イモリの黒焼き>を粉末状にして、相手に気付かれぬようにその頭上にふりかけるといいらしいですよ。

不思議なことに相手は自分に一目惚れしてしまうというのです。

また精力剤的な扱いでは、<マムシ>や<ハブ>や<朝鮮人参>

それから<スッポンの生き血>とか、海の<ナマコ>も知られてますよね。

性に開放的だった江戸期は、<艶本>や<春画>も比較的容易に手に入ったし、愛の秘薬<惚れ薬>は粋な風俗として江戸川柳に詠われたほどです。

また、薬屋に実在したそれら媚薬の商品名も、<長命丸>とか<女悦丸>とか<たけり丸>とか、なんとも言えないネーミングで、ホント笑っちゃうのです。

江戸の人々のおおらかな遊び心には驚くべきものがありますよね。

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「チョコレートは媚薬である」

嘘みたいな話しだが、伊の近年の医学研究でも「チョコレートを日常食べる女性は、そうでない女性に比べてより良いセックスライフを送っている」と発表したんだとか・・・

カフェインや砂糖や、チョコレートの中のドラッグ的成分に常習性があることもこの手の媚薬伝説に拍車をかけているのかも知れませんね。

付き合い方次第で毒にも薬にもなるチョコレート。

バレンタインデーをきっかけに、是非皆さん、ご自分なりに媚薬の研究をしてみて下さい。




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by viva1213yumiko | 2013-02-04 13:01 | 衣・食・住 | Comments(0)

ミシンがやって来た

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かつて半年以上前に、私は確かに当ブログで「骨董屋にあるような美しいミシンが欲しい!必要だ!」とアファメーションしておりました。

そしてそれから、自分でもすっかりそんな事は忘れていたのですが・・・


やはり<引き寄せの法則>は、どこに住もうと暮らそうと<宇宙普遍の法則>でした。

レトロなミシンは時空を超えて、那須の山小屋へと訪れて来てくれたのであります。


亡くなられた友人の母上の愛蔵品が届けられ、何の因果か、ミシンは今まさに長い眠りから目覚めようとしているのです。


何だか私は深く感動してしまいました。


「神はあなたに必要なものをすべてご存知なのです。だから恐れる事は何もありません」


あの聖書の美しい言葉が、再び頭の中で繰り返しリピートされてます。



[自分にとって必要なものは必ずやって来る]


そう、必ずやって来ます。

本当にあなたに必要なものならね・・・




だけど、今のあなたに必要なものを、必ずしもあなたが分かっているとは限らないのですよ。


ここは、とても重要なポイントだと思います。


つまり例えるなら、神とは子供の欲しがるキャンディーを、虫歯になるからとあえて隠してしまう親のようなものなんですね。

あなたが欲しがるものがあなたの成長の為にならなければ、願いはきっと聞き届けられません。


「虫歯ナリマース 泣いてもダメデース」なんて言われちゃうのですよ。

「アナタその前に学ばなければならない事がアリマース」ってね・・・



[引き寄せの法則] [願望実現の法則]が、初心者のビギナーズ・ラックに有利だと言われるのはそのせいかも知れませんね。


だって小さな子供の無邪気な欲望は、誰でもすぐ叶えてやりたくなるでしょう?

けれど人は成長する毎に、その欲望もその必要性も変化して行くものですよね。


愛情ある親なら今その望みを叶えてやる事が、その子にとって良い事なのか悪い事なのか全て見通せてしまいます。

全く同じ様な事が、精神的な世界でも日々営まれているのです。

機が熟して、その人が受け取れるに値するまでギフトはお預けって訳なのです。


この宇宙にはいつも完璧なハーモニーが存在しています。

神は自然界の完璧なタイミングを見極めているのです。

だから聖書の言葉は、やはり普遍の真理を表現してると思うのですが、どうでしょうか?



   神は枯れ葉一枚、髪の毛一本の抜ける事までご存知です
   
   だから安心してすべてを委ねなさい



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さて、このシンガーの美しいミシン。

昔の道具はとても頑丈に出来ていて重量感があり、手に触れた感触もかなりずっしりしてます。

それなのにちょっとした意匠にも繊細な細工が施されていて、手元のあたりなんかはアールヌーボー風。

昔の職人の心意気を感じさせますよね。


実はこのミシン、足踏み式だったものを分割し、わざわざ電動式に改造したものなのです。

昭和の40年代頃でしょうか、このようにミシンを電動化する事が流行ったらしいのです。


う〜ん、かなり惜しい感じがします。

私としては昔のまんま、鉄のペダルをバタバタ踏んでミシンを動かして見たかったんですね。


いつの日か、目覚めたばかりのこの電動ミシンを非電化して、純正クラシックミシンの勇姿を取り戻せたらいいなぁ〜、なんて夢想しております。




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by viva1213yumiko | 2012-11-24 23:37 | 衣・食・住 | Comments(0)

夏の終わりの藍の色

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衣食住の生活すべてを自給して賄っていた、昔の人の知恵には本当に驚くべきものがあります。

先人たちの知恵を学び、真似、なるべく多くを受け継ぎたい。

お婆ちゃんたちの知恵袋を、純粋な子供の目線で見つめ直し体験したい。

そんな大いなる野望を持って日々田舎生活を送る、見習い魔女なのであります。


そしてまた、未知の新たな経験と遭遇するチャンスがやって参りました。

草木染めの体験です。

南会津より150年前の古民家を移築した、カフェ兼アトリエの<夢屋>さんで草木染めワークショップに参加させて頂いたのです。

本日は藍染めに初挑戦。


藍染めはタデアイという植物を発酵させた<すくも>に布を浸し染める方法で、万葉集の頃から存在していた染色技法らしいんですね。

しかし盛んになったのは綿栽培が広まった江戸期から。

木綿は藍以外の染料では染まり難かったからでもあるのだが、何よりも藍の涼しげな海のイメージが、浴衣の色として広く受け入れられた事が大きな要因なのだそうです。

長い歴史のある藍の染色技術。

清々しさの象徴、<ジャパン・ブルー>とはまさしくこの藍色の事を指すのでしょう。



バケツに入った<すくも>に生地を入れ、泡立てないように空気に触れないように、約2分間優しくモミモミする。

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引き上げた布は藍色ではなく、くすんだオリーブグリーンだった。 
空気に触れさせると色はだんだん変化するが、ひどくムラになっている。 
ほんとに大丈夫?

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いったんお日様に当て、落ち着かせてから川で洗ってみると・・・
なんと! 鮮やかな藍色に染まっているではないか!

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そして乾燥。 
夏の終わりの日差しに揺れてとても奇麗。

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那須高原は低温なので<すくも>の発酵に適しているのはほんの2ヶ月位だそう。

行く夏を惜しむかのように、今年最後の藍染めを堪能させて頂きました。


染色・紡ぎ・織りをすべて一人でこなす夢屋のオーナー野島さんは、春から夏のあいだに身近にある色々な草木で染めをし、寒くなって来ると手紡ぎや機織りに取りかかるのだそうです。

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タマネギの皮・アカネ・コチニール・ビワの葉・コナラ・ヨモギ・セイタカアワダチソウ・・・

植物の色素というものは、こんなにデリケートで暖かみのある色と風合いを持っているんですね。

ハンカチやら靴下やら、小さなものならキッチンでも染められるようなので、是非一度試してみて下さい。



追伸:
自分染めのスカーフと、相方が持ってた藍のバックをコーディネートしたらこんな感じに・・・

着古したデニムとTシャツがお洒落に変身してしまいました。




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by viva1213yumiko | 2012-09-04 18:19 | 衣・食・住 | Comments(0)

女性と桃のコンポート

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桃はいつでも女性性イメージの代表的シンボルです。

<桃割れ> <桃尻> <桃色遊戯>

どの言葉にも何となぁ~く艶があって、色めき立つような華やかな雰囲気がありますね。

若い女性の嫁入り前の美しさを、桃のみずみずしさに例えた、<桃夭>トウヨウなんていう語もあるそうです。

確かにあの淡いピンク色といい、丸みを帯びた形といい、柔らかなうぶ毛の風合いといい、女性のバストやヒップの豊かさ柔らかさを思い起こさせますね。

桃林に囲まれた平和で豊かな別天地<桃源郷>とは、世の男たちが望んでも望んでも手に入らぬ見果てぬ夢を、たおやかな女性イメージになぞらえて表現した、男のロマンみたいなものなのでしょう。

なるほど、そう考えてみれば<桃太郎>のおとぎ話は、「桃のように豊かなヒップを持つ女からすくすく育つ健康な子が授かる」という豊穣伝説に聞こえない事もありません。

「英雄とは大地母神から生まれて来る」そういうものだと密かに教えているのかも知れませんね。


また漢方では桃の薬効成分もよく知られていて、桃の種子<桃仁>は鎮痛薬・月経不順薬であります。

桃の葉は肌荒れにもよく、市販のローションやハンドクリームが薬局で手に入るし、桃の葉をお風呂に入れれば<桃湯>となります。

不思議な事に桃の薬効は、ここでもやはり女性の味方です。


ラブリーで、ハッピーで、キュートで、スイート・・・

優しい笑顔を連想させる桃の魅力は、語ろうにも語り尽くせません。

つまりそれは、女性讃歌を意味してるのだと思います。

人を幸せにするという完璧なフォルムを授かりながらも、気負う事なくただ穏やかに存在する美しい生命体。

それが桃のお役目であり、女性性のお役目でもある事なのでしょう。

ああ、女性性万歳!なのであります。



まさに今が旬の桃。

嬉しいことにあちこちから頂いてしまいました。

もちろん大好きなので大喜びなのですが、いっぺんには食べられないので、保存用にシロップ漬けにしてみました。


25%位の濃度の砂糖液にカットした桃を漬け込みます。

今回はてん菜糖で作りましたが、グラニュー糖だともっと透明で上品な仕上がりになります。

風味付けに好みの洋酒や、レモンやバニラを加えても良いですね。

冷やした桃のコンポートにバニラアイスを添えれば、おしゃれなデザートの一丁あがりです。

シロップ液の方もゼリーに固めたり、煮詰めてフルーツソースにしたり無駄なく使え、なかなか重宝です。

旬の果実がたくさんある場合には、このコンポート法の保存をお勧めします。

びん詰めにして棚に飾ると可愛くて、また一層ラブリーな気分になれますよ!

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追伸:

可愛い桃の魅力に負けて、ついつい食べ過ぎると必ずこうなりますからご注意あそばせ・・・


   ゆるぎなく 妻は肥りぬ 桃の下     波郷




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by viva1213yumiko | 2012-08-27 15:52 | 衣・食・住 | Comments(0)

ホームメイドアイスクリーム

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観光地の定番ともいえますが、近くに牧場が多いので良質なミルクを使った美味しいアイスクリームショップが多いんです。

私も一時ハマってしまい、あちこち食べ比べてみたりしました。

<1日1膳>ならぬ<1日1アイス>といった勢いで果敢にチャレンジしており、その頃はアイス中毒の禁断症状も激しかったなぁ・・・


流行り病いのようなひと通りのプロセスが終わりを告げる頃、本屋さんの<ホームメイドアイスクリーム集>みたいな本を発見して衝撃を受け、私はふと我に返りました。

「なぁ〜んだっ! アイスクリームって家で出来るんだぁ〜」

そうなんです。 

アイスクリームは家で簡単に作れます。

しかも材料を混ぜて凍らせるだけでOK! 

呆気ないほど簡単なんです。

生クリームと牛乳各200㏄と、卵黄2個に砂糖60~70gを煮とかし、バニラエッセンスを足して容器ごと冷凍庫に入れ、凍るまで何度もかき混ぜてみて下さい。

緩めの時は泡立て器で、固くなったらスプーンでよく混ぜ、出来るだけ空気を含ませるのが滑らかな舌触りのコツです。

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たったそれだけでハーゲンダッツ並みのアイスが、安く美味しくたっぷり食べられますよ。

お菓子作りをした事ない人でも絶対に失敗しないので、かなりオススメです。


冷凍庫にいつも基本のバニラアイスが入っていると、デザートの時とても便利で重宝なんですよね。

洋酒をかけて大人風に、きな粉や黒蜜で和風にと色々バリエーションが楽しめます。

珈琲を加えてアフォガートに。

抹茶に添えて抹茶オーレに。

ナッツ・フルーツ・野菜にスパイス・・・

アイスクリームは大抵の物に何でも合いますね。

みそ・醤油・オリーブ油も結構いけますので、騙されたと思って一度試してみて下さい。

カロリーが気になる場合は生クリームをホイップクリームに、牛乳を豆乳に変えてもいいですね。

クリームチーズ・ヨーグルト・豆腐・甘酒を使っても美味しく出来ます。


好きなデザートランキング調査では、毎年必ず1位に選ばれる<キング・オブ・デザート>のアイスクリーム。

酷暑の夏バテ対策の栄養補給にもなるので、添加物なしで安心の、簡単手作りアイスを作ってみて下さいね。




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by viva1213yumiko | 2012-08-06 16:12 | 衣・食・住 | Comments(0)