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魔女のビジネス

ネットで気になる見出しを見つけ、とりあえずブックマーク。

けれど忘れたまんまで月日は流れ、ひょんな弾みで偶然再会するって事ありますよね。

初恋相手に再会した訳じゃないから、特にドラマもなんにも起こらず「それがどうした」って感じもするけど、私的には面白くて心にヒットした過去のニュースを紹介しましょう。

2012年3月8日付朝日新聞です。


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ルーマニアで「魔女狩り」騒動  
呪いに大金、政治家も


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呪術で使う道具について説明するチレシカさん=ブカレスト、玉川透撮影

 

東欧ルーマニアは「魔女」が力を持つ国だ。「呪い」で大金を得ていたとして昨年12月、人気魔女が逮捕され、芸能人や政治家も巻き込んだ大スキャンダルに発展した。法律で規制する動きもあるが、「現代の魔女狩りだ」との声があがり、実現していない。


■巨額の報酬次々に判明
逮捕された魔女はメリッサ、バネッサと呼ばれる30~40代の2人。いずれも、テレビ番組にも出演する売れっ子だった。

警察などによると、メリッサらは人気女優(39)から母親との遺産争いの問題で相談を受け、母親が別の魔女に依頼してかけた「呪い」を取り除く見返りに法外な報酬を要求。現金や高級車ポルシェやブカレスト市内のマンションなど45万ユーロ(約4700万円)相当を受け取っていた。この女優がメリッサらとの関係を絶とうとしたため、仲間の5人の男たちを使って「自殺に追い込む」などと脅迫した疑いがもたれている。
 
さらに、ルーマニアの有名サッカーチームのオーナー夫人は、夫の愛人から呪い殺されないための呪術の報酬として40万ユーロ(約4200万円)を支払っていたことが判明。人気サッカー選手も10万ユーロ(約1050万円)で、国外の有名チームへの移籍がかなうよう祈願していた。効果があったかどうかは分からないが、フランスのチームに移籍を果たした。

一方、ブカレストのオプレスク市長は、2008年の選挙戦でメリッサらに加勢を依頼。09年の大統領選で敗れたジョアナ元社会民主党党首も、現職のバセスク大統領が「強力な魔術師を雇っている」と知り、助力を請うていたという。



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どうです? ルーマニア 

なかなかやってくれますよね。

だいたい売れっ子魔女がTV出演してるって段階でイケてます。


しかも、他の魔女からの呪いを解く<呪い返し>をしたって事は、この国の魔女市場がかなり成熟していて、弁護士相談並みに日常化してるんじゃないかと予想されます。

HPを作成したり、電話帳にも広告載せたり・・

つまり魔女へのオファーが、メチャある国家という事になりそうです。


政治家や芸能人など、いわゆるお偉いさん対象に法外な報酬を吹っかけ、結果大スキャンダル事件を引き起こすなんて、汚れ仕事を一手に担うその筋の方々みたい。

報酬も半端な金額じゃありません。

当然、魔女の脱税なんかは魔法を駆使して帳簿操作するんでしょうか?

この手の土着的なアングラ事件を、法律で規制せよというのは凄い話しだけど、それを魔女狩りだと反対してるというのも凄い話しであります。




精神的・霊的手段で相手をに災いを企てるはかりごと<呪詛>

日本では陰陽道などが有名ですね。

ある種の能力者が、呪いや魔法で人を殺めたり傷つけたり出来るのは本当です。

呪いの波動を放ったその瞬間から、宇宙はそれを受信して実現化のチャンスを狙い始めるので、高度な技術を持つ能力者なら[素早く・静かに・確実に]暗殺を犯す事は可能かも知れません。


しかしそれって諸刃の剣です。

悪意を持って人の災厄・不幸を祈願すれば、同じレベルの周波数が共鳴し始め、自分から仕掛けた呪いの罠にはまってしまう可能性が限りなく高いからです。



成功者・能力者・権力者ほどその手の誘惑と罠が用意されている事は、古今東西の歴史を見れば一目瞭然です。

そして、[人を呪わば穴二つ]という羽目に陥ってしまうのです。


フラれて逆恨みして相手の不幸を願っていたら、いつまでも幸せな恋なんて訪れないのと全く同じ原理ですね。

寄ってくるのは皆同じ、[世の中恨み節]って人ばかりになっちゃうから、そこら辺は皆さんくれぐれも気をつけましょう。




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by viva1213yumiko | 2012-10-23 12:32 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

稲刈り日和

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[天高く 馬肥ゆる秋] 


絶好の稲刈り日和となりました。

本日は稲の手狩りをして、収穫したばかりの新米を味わう<稲刈りランチの会>に参加しました。


知人の農家<豊穣庵>さんに、マイ鎌を持った10名程の有志が集まり、みんなで一斉に刈り入れです。

他の田んぼは既にバインダーで収穫済みですが、手作業で刈り取る田んぼだけは残しておいてくれてました。


昔の稲刈り作業は大人数が必要だったので、近隣の集落から手伝いの人がたくさん集まったと聞きます。

子供達も当たり前のように動員されたので、農村部の学校では稲刈り休みがあったんだそうです。

時代がどんなに変わろうと、稲作は我々日本人のアイデンティティそのもの。

稲作文化の手順を実際に体験してみるのはとても価値ある事だと思います。


腰をかがめ、実った稲を根元からザクザク刈って行く。
刃物の切れ味が悪いと余分な力が必要になるので、鎌の手入れは大切です。

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刈り込むそのすぐ側から稲束に結わえて行く。
束ねるのも当然稲藁で。

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竹薮から採って作った稲木で稲架掛け(はさがけ)をする。
乾燥機は使わず昔ながらの天日干し。

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より多くの稲束を干すため「7:3で交互に掛ける」をよしとする。
このまま二週間ほど干してから脱穀。
さらにもみ摺りを経て玄米となる。

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収穫の喜びを身体で感じてみると、

「そうか、大地の実りに感謝するってこういう事だったんだ!」

そんな理解が素直に芽生えて、謙虚な気持ちになれるんです。


今日もまたひとつ新たな事を学んでしまいました。

知れば知るほど、自分が何も知らなかったんだっていう圧倒的な事実をね・・・


[実るほど 頭を垂れる 稲穂かな]

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by viva1213yumiko | 2012-10-17 15:14 | 季節・行事 | Comments(0)

紅葉トレッキング

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温泉の恵みの源、那須岳の山頂が今まさに紅葉の見頃だというので、紅葉狩りハイクに行ってまいりました。


山の紅葉は見頃の時期が短く、それを目当てに登山客が集中するので、足場の悪いトレッキングコースは毎年人で溢れかえります。

稜線沿いにカラフルなウェアの人の群れが、リュックを背負い歩く様子は、困った事に荷物を運ぶ蟻の隊列の様に見えてしまうのです。


すれ違う登山者同士「こんにちは」と挨拶を交わすのが山の礼儀なのですが、すれ違う人があまりに多くて挨拶するだけでヘロヘロになってしまいましたよ。

カランコロンと熊よけのベルをぶら下げている人も多いのだが、あれってどうなんだろう、こんなに人間多いなら、心配しないでも多分熊の方が絶対に恐怖を感じると思うのですが・・・


中高年層・シニア世代・若い女性の山ガール

今、あらゆる世代に人気のトレッキングですが、皆さんこんなに山歩きがお好きとは驚きです。



那須岳は標高1915mの活火山です。

アクセスも便利で、山頂付近まで一気にロープウェイで昇れるので、ドライブがてら軽装のまま火口の噴煙を見る事もでき、初心者・年配者・女子供も大いに歓迎という、サービス精神満点の山なのです。

しかし本日は風速20m以上の風が吹き、ロープウェイが休止してしまいました。

それなりの装備をして来なかった人は、山麓駅の駐車場でUターンして帰って行きます。

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風と戦いながら山に登るのはかなり体力を消耗する行為で、手先がかじかんで鼻水は出るし、砂利や小石が顔に当たるし・・・

「一体山登りのどこが面白いっていうのよ」 

「ああ、来るんじゃなかった」

という禁句が、喉もとまで上がって来るのを必死で抑え、風で滑落しそうな体を斜面にへばりつけ、ゼイゼイ言いながら登って行ったのでした。


途中<峰の茶屋>という風よけの避難小屋を通過したのだが、どうやらここら辺の地形はいつでも強風が当たり前らしいのです。

風は朝から一向に収まらず、もう少しで吹き飛ばされそうな程。

両手を広げてみるとバタバタ音を立てジャケットが膨らみ、風の谷のナウシカを思い出させます。

私このまま向こうの福島まで飛んで行けるんじゃないかって、そんな気がしましたよ。


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山頂付近の噴煙の上がる岩肌を半周し、山の反対側に回ると<姥が平>という穏やかな平地があるのですが、ここは紅葉の絶景ポイントとして有名です。

観光ポスターなんかも、この場所から撮影されたものが多いんですね。

ごつごつした那須連山の中にあって、広葉樹林と水辺が開けた平原で、なぜここだけこんなに穏やかで美しいの?って感じの不思議な場所です。


なのに名前は<姥が平>・・・

<美女が平>でなく、<姥が平>なのだから不思議です。

老女のように一番最初に自然に枯れてく樹林って事なのだろうか?

お婆ちゃんの家に帰ったみたいにくつろげて、登山者にとっての癒やしの場所って事なのだろうか?

あるいはそのものずばり、昔<姥捨て>でも存在したのだろうか?

どなたか<姥が平>の云われを知っている人がいたら、是非教えて頂きたいものです。



今が見頃の那須岳の紅葉。

知力体力使い果たし、精魂尽き果て、膝は笑ってるけど、色んな意味で収穫の多い紅葉トレッキングでした。




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by viva1213yumiko | 2012-10-13 12:51 | 季節・行事 | Comments(0)

温泉神事

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那須岳は今なお続く活火山で、泉質の異なる7ヶ所の温泉<那須七湯>が古くから良く知られています。

さらに加えて現代では大小数多くの温泉施設が存在し、温泉フリークの私としては嬉しい限り。

事実「研修所を建設するつもりで地質を調査したら良い温泉が出てしまい、急遽温泉施設へと計画変更した」なんて話しも聞こえております。


常日頃から「温泉とご飯で満足出来れば、とりあえず人生の幸福の7~8割はカバー出来る」と豪語している私にとって、温泉の選択肢がたくさんあるのは幸福度指数を高めてくれるポイントにもなっていて、誠にありがたい事だと思っています。


こんな風に思うのは私だけではありません。

観光・産業・療養・健康・・・

那須の皆さんは、日々何かにつけ温泉にお世話になっています。


温泉の発見以来1380年、一度も枯れる事なくこんこんと沸き続けてくれていて、まさに大地の恵みと言えるでしょう。

「感謝の気持ちを温泉の神様にあらわし、捧げものをして喜ばせたい」

そんな気持ちのあらわれが那須温泉神社の例大祭となっているのです。

山の温泉街の一番奥に建ち、観光ガイドにパワースポットとも紹介されている那須温泉神社。


地元の氏神なのでいつも初詣には参拝してましたが、秋祭りの夜にこんな神事が行われていたとは初めて知りました。

それは湯元の源泉から温泉を汲み取る<湯汲神事>と、その湯を奉納する<献湯神事>で、古くから伝わる厳かな伝統行事なのであります。

たくさんの宮司さん神主さんと、羽織袴の氏子さん達が神社を出発し、若者が担いで叩く太鼓の音に歩調を合わせ、分湯場まで提灯行列で進んで行きます。

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小さな温泉街はたちまち聖なる気配に包まれてしまいました。

巫女装束に扮した地元の小中学生が温泉の湯を汲み、昭和天皇が詠んだ短歌に宮内省学部が曲をつけた<浦安の舞>を披露して、これがすごく感動的!


「浦安というのは穏やかな海を世界平和に見立てて表現した言葉で、ディズニーランドの浦安の事ではありません」なんて説明もあり・・・なるほど・・・ますます神聖度アップです。

そして汲み終えたお湯を神に捧げるため、行列は引き返し坂を登ります。


ゆったりとした太鼓の音と提灯の明かりに惹かれて、思わずついて歩いてしまいました。

神社はすでにすっかり冷え込んでいて、人々は松明の炎が揺れる中、儀式の進展を見守ります。

本殿の扉を開け、神に学を奏で、祝詞を捧げ、海の幸・山の幸を捧げ、そして温泉のお湯を捧げる。

どこかで見た夢のような、映画のような、デジャブのような美しい光景が目の前で繰り広げられ、じつにじつに素晴らしかった!


人間が何か自分を超えた大きなものにこうべを垂れる姿というのは、本当に美しいのものです。

温泉という自然界の恩寵に素直に感謝する素朴な日本人を見て、心がほっと暖かくなった、そんな秋の晩でした。




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by viva1213yumiko | 2012-10-10 11:41 | 季節・行事 | Comments(0)

旧暦へスイッチ

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東京の予定を無事終えて、ひさかたぶりに那須に戻りました。

衣替えも済ませたのに最高気温30度近い日もあり、電車にはクーラーが必要で、アイスコーヒーがぶ飲みの<東京世界>から一転、澄み切った青空を背景に、広葉樹の色が日々刻々と進行中の<田園世界>へとスイッチです。


季節は秋の真っ盛りで、刈入れを終えてる田んぼもたくさん見受けられました。

それもそのはず、10月8日は二十四節気の<寒露>つまり霜になりそうな冷たい露の時期なのであります。

雁などの冬鳥が渡って来て、菊が咲き始め、コオロギなどが鳴き止む頃であります。


実は私、この二十四節気と雑節の<旧暦>がとても好きなんです。

田舎暮らしを始めてから、この古めかしい暦がすごくリアルな感じで身体感覚に刻まれる様になりました。

都会で生活していると移り変わる自然はなかなかイメージし難いし、実際温暖化のせいか天候と暦のあいだのズレが気になってしまいますよね。


しかし稲作をする人々にとって、二十四節気はまさに生活のためのカレンダー。

生活上とても便利なこのツールに、古めかしいもへったくれもありません。


いつ頃田んぼに水を張ったらいいか・・・<穀雨>

いつ頃田植えをするべきか・・・<芒種>

いつ頃収穫に取りかかるべきか・・・<寒露>


たとえ教えてくれる大人が一人もいなかったとしても、暦を見ればそこからすべて見当がつくという優れものです。

農繁期の山場、稲刈りが終わると収穫を祝って各地で秋祭りが催されます。

大いなるものに五穀豊穣の感謝を捧げる。

人々の活動エネルギーも劇的クライマックスを迎え、やがて静まる。

その辺りから霜が降り始め<霜降>、小雨がしとしと続く様になり、ツタやモミジが黄ばんで落ち、虫が皆穴に潜って動かなくなる。


そして<立冬>を迎え、冬支度の準備が始まるのです。

この毎年の繰り返しのサイクルが稲作民族の年中行事になっているのだから、実に良く出来ていますよね。

現在のグレゴリオ暦カレンダーは、明治時代に西欧化を目指した政府に無理矢理改正させられた暦なので、それ以前まで延々と続いて来た稲作文化に相入れないのは、しごく当然の事なんです。



<寒露> 霜になりそうな冷たい露・・・

確かに朝晩冷えて来ています。

東京から移動して来たばかりなので、身体がまだ寒さに慣れなくて余計にこたえます。

今日は天気が悪かったのでフリースをはおり、一日中ストーブ焚いてました。

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自然に逆らわず、自然を受け入れて生きる。

とりあえず100%受け入れて生きてみる。

すると二十四節気の旧暦のリズムが、身体に染み付いた稲作民族のDNAを揺り起こすに違いありません。


それはまるで、思考回路が左脳から右脳にスイッチするようなもの。

グレゴリオ暦から旧暦へ・・・パチンとスイッチ!

不思議で甘美な何ともいえない感覚なんです。




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by viva1213yumiko | 2012-10-07 18:39 | 季節・行事 | Comments(0)