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女人高野

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仏教について学びたいと思っても、ネックになってる事があるんですよね。

仏教って何だか暗いって事なんです。

   
   生老病死・・・

   人生とは四苦八苦、苦しみの連続である。

   だからその苦しみの根本原因である煩悩を滅し、執着を手放しなさい。


根本的に人生とは辛く苦しいものだって言うのだから、確かに根暗ですよね。

仕事・友人・趣味・特技

伴侶・家族・地位・財産

人生これからっていう青年期などでは、なかなか共感出来ない教えです。

たとえお釈迦様がクラスメートだとしても、ちょっと友だちにはなれないタイプかも知れませんね。


そしてさらに引っ掛かる点が、仏教の女性蔑視の思想です。

「女の身体や性格や生まれは、不浄で悪で悪業の報いで、だから女性はブッダになれない」とする根本思想です。

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釈尊が布教を始めると、次第に出家希望者が増え、サンガとよばれる仏教教団が出来上がって行きました。

その中に女性修行者も増えて来て、だんだんと厄介な問題が起こってきたらしいのです。

古来、インドの男たちには女性蔑視と性差別の観念が根強く、釈尊の弟子の男性修行者にもその考えは色濃く残っていました。

そこに、釈尊公認の女性修行者グループが成立した事によって、女性の人権が認められたのです。

教団初期の女性修行者は、教養ある上流階級出身者ばかりだったので、きっと身分の低い男性修行者たちからのやっかみもあったのでしょう。

男性修行者VS女性修行者の、水面下での勢力争いが起こり始めました。

釈迦本人には特別なこだわりがなくても、周りの弟子たちは女性の存在を修行の邪魔だと考えたのでしょうね。

女性修行者を召使いのように扱ったり、陰険ないびりをしたり、差別待遇があったのだそうです。

だから釈迦入滅後、仏教経典が編纂される頃には、弟子たちの考え方が大きく反映されるようになり、女性蔑視の教えが出現していたのです。


仏教教理の中に<変成男子説>というものがあります。

女は女の身体のままでは悟れない、男に変身したり、男の身体に生まれ変わったりしなければブッダになれないという説です。

女は男に比べて劣っているし、悪・汚れの性質を持っているから<女身不成仏>だというのです。

多くの経典や書物にも、「女はブッダになれない、その資格がない」って記されてます。

尼さんたちが髪を落とすのは、女の身体では悟りを開けないから、ここでキッパリ女を捨てて、「これからは男として生きて行きます」という意思表明だったのですね。

月経・受胎・出産・・・

女には受け入れなければならないややこしい事が多いのです。



「女に生まれた私って、何て罪深い存在なんでしょう!」

 これぞまさしく・・・♬女人高野の〜おんな〜みち〜♬
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おっと、失礼!

しみじみしてる場合ではなかった。

冗談じゃないですよ! なんで女が穢れてて罪深いの?

男には穢れがなくピュアだとでも言いたいのでしょうか?

キリスト教もイスラム教も仏教も、つくづく宗教ってのはご都合主義に出来てると思います。

どこもみな、何かと言うと女を罪深き愚か者にさせたがる。


男ってそんなに女が恐いのでしょうか?

それとも嫉妬してるんでしょうか?

確かに女の身体で悟られちゃって、子供も産んで育てられちゃったら、もうお坊さんの出る幕はなくなってしまいます。

そういう意味で、女は恐ろしい存在なのかも知れませんね。


そういえば、鬼子母神ってパワフルな神様もいましたっけ・・・

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女ってのは凄い生き物です。

大地に委ねているんです。

委ねて生きて行けるんですね。




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by viva1213yumiko | 2013-05-31 14:52 | 人生・霊性 | Comments(0)

太陽のご乱心

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最近の異常気象は凄いですね。

100年に一度というような竜巻・洪水・旱魃・ハリケーンが頻発しています。

100年に一度クラスの災害が年に何度も起こるので、我々人間の方も異常が普通になってしまい、災害に麻痺して来ています。

それに人間の方だって負けてません。

何だか常軌を逸していて、発言や言動がむちゃくちゃな人が多いです。

都市部の人口密集地域では、人間が人間に麻痺しなければ生きられない、そんな状況が続いています。

今の地球は明らかにバランスが崩壊しています。

でもそれは地球だけの話しではないって知ってますか?

我々の生命の源、太陽の様子も、何だかとても不安定なのだそうです。

今さら知っても遅いのですが、NASAは数年前から2013年5月頃、11年周期の太陽黒点活動の最大サイクルが訪れると予測を出していたんだそうです。

そしてこの最大の太陽フレア活動が、地球の文明を脅かす可能性をも指摘していたといいます。

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<太陽フレア現象>とは、太陽コロナの爆発を意味するので、爆発と同時に放射線やら何やらをたくさん宇宙空間にまき散らすんですね。

31時間後、それらが地球に到達すると、デリンジャー現象・磁気嵐・オーロラの発生の要因となるらしい。

人体に直接影響を与える事はないとは言われているが、GPSや通信信号などの信号系統に影響を与えるらしいのです。

さらに厄介な事に、太陽フレアが地震や火山活動にも関係しているという説があります。

太陽嵐が地球の地磁気を刺激して、地殻変動を活発化させるからだそうで、火山噴火も相次ぐという。

これらの話しが真実なら、今の世の中は本当に黙示録そのものですね。

我々の運命はお天道様のご機嫌次第という訳です。

太陽はここ何十年も<ソーラーMAX状態>へと向かっていて、今までの人類がかつて経験した事ないほど、危険で強烈な活動域の時期に近づきつつあるみたいなんです。

株価の変動のように乱高下を繰り返しているらしく、いわば<太陽のご乱心>なのだそうです。

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太陽って実はもの凄い存在で、時間を歪めたり、光波を曲げたり、地球上の種の突然変異の原因となってると既に証明されていて、今までの科学の常識を軽く飛び越えてしまうらしいですよ。

<太陽のご乱心>は、宇宙物理学だけでなく人類そのものを変化させる作用がある、と考える人もいるようですね。

事実、意識の覚醒はどんどん進み、目覚めた人間が急速に増えています。

そしてその分、社会環境の変化とそのストレスに耐えられなくなり、精神的におかしくなる人も多い。

とにもかくにも、「太陽では何か我々には予測出来ない事が起きている・・・」

それだけはどうやら本当のようですね。

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子供の頃、<北風と太陽>というイソップ童話が好きでした。

物語では、太陽はサンサンと光を降り注ぎ旅人の上着を脱がしてしまいますが、我々はいつまで経ってもちっとも変わらないので、太陽は思い切って方針転換を決めたのかも知れません。

高エネルギー太陽風をまき散らし、遺伝子の突然変異で人類を目覚めさせるという方針です。

次のステージへと進むため、我々は無理矢理コートを脱がされてしまうのかも知れませんよ。


いずれにしても宇宙の創造主の考えは、私たちには計り知れません。

やはり我々は、神々のおもちゃにすぎないみたいですね。




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by viva1213yumiko | 2013-05-26 21:20 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

黒魔術VS白魔術

小学5年のHちゃんからの情報によると、今子供たちの間で<黒魔女さんが通る>というジュニア文庫&アニメが流行っているのだそうです。
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<黒魔女さんが通る>の主人公もやはり小学5年生。

恋のキューピットを呼ぶつもりが、花粉症の鼻づまりで「ギュービッドざん、ギュービッドざん、南の窓がらお入りぐだざい」と呪文を唱えてしまう。

すると黒魔女インストラクターのギュービッドが現れて、主人公はなぜか黒魔女修行をするはめになってしまうという、そんなマジカルコメディーなのです。

しかしジュニア向けと侮るなかれ、黒魔術の呪文や魔界アイテムがふんだんに登場し、大人も十分楽しめる作品のようです。


<魔法もの>アニメは、私の子供時代にもありました。

<魔法使いサリー>や<秘密のアッコちゃん>ですが、今にして思うとあの子たちって黒魔女なの?白魔女なの?

パパが魔界の王様みたいだから、やはりサリーちゃんは黒魔女さん?

「テクマクマヤコン・テクマクマヤコン」って呪文は白魔女の呪文?


昭和レトロの頃は、そこら辺あやふやな設定でも、子供アニメって事で許されました。

しかし子供騙しじゃ、今や時代が許さなくなっている。

黒魔術と白魔術では一体何が違うか、はっきりさせない訳にはいけませんね。

ちょうど良い機会なので、ちょっと調べてみましょうか。


<魔術大全>風な分厚い本で、黒魔術の項をひも解いてみると・・・


 ●黒魔術とは、悪魔などの邪悪な超自然的存在の力を借りて行う魔術であり、人  や社会に害悪をもたらす左道である。

 ●多くの場合魔術師は自分の魂を代償にして悪魔と契約を交わし、自分の血で署  名するとされる。

 ●人類の正常で自然な進化を阻止し、人間の肉体と精神の間に葛藤を起こさせよ  うともする。

 ●利己的な欲望を実現するため、他者の堕落や破壊を目的とした儀式を行う。


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 と記されていました。 


それに対し白魔術の項目は・・・

 ○天使や有用な精霊など善なる超自然的存在の力を借りて、善なる意図のもとに行われる魔術をいう。

 ○<豊穣を祈る豊穣魔術><災厄から逃れる防御魔術><自然に本来備わっているオカルト的な力を用いる自然魔術>なども含まれる。

 ○人間の正常で自然な進化の援助にも関わり、秘教的治療を基本として、肉体と精神の間に存在する葛藤と不安を和らげようとする。

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 と、書かれてあったのです。



   ●黒魔術→闇・悪・利己的・過去志向・後退・回帰・混沌

   ○白魔術→光・善・奉仕的・未来志向・前進・発展・具現化



イメージ的にまとめてみると、こんな感じでしょうか。

まるでひとつのコインの裏表ですね。

どちら側から観察するかで、見える世界は変わってしまいます。

案の定、もともと魔術の始まりにおいて、黒と白の区別など全くなかったそうなんですよ。


マジックの語源はゾロアスター教のマギ(僧侶)から来ていて、それはその後、賢者一般の事を意味するようになりました。

そこから賢者の不思議な技はマジック(魔術)と呼ばれるようになったんだそうです。

中世キリスト教会は、[神が関わる奇跡以外の超自然現象は邪悪な魔術である]として厳しく断罪しました。

その典型が魔女狩りですよね。


当時は大半の魔術が黒魔術と同一視されていて、それと区別するために白魔術という用語が生まれたと言われています。

こうして黒魔術VS白魔術という構図が出来上がったのですが、よく考えてみるとどちらも超自然の力を借りるという点に変わりはないんですよね。

本来、魔力自体に白も黒も灰色もありません。


黒となるか白となるかは、魔術を使う動機や目的、あるいは魔術師の心がけ次第という事になりそうです。

白VS黒、善VS悪、光VS闇、幸VS不幸、男VS女

そんな二元論を乗り越えて統合された場所に、本物の答えが見つかるのかも知れませんね。

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 「魔術とは意志に従って変化を起こす科学であり、技である」
     
        20世紀最大の魔術師  アレイスター・クロウリー




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by viva1213yumiko | 2013-05-20 18:24 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

トラとウマとが仕掛けた罠

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トラウマとは過去に体験した心の傷が癒されず、後々までずっと影響が残ってしまう状況の事を言います。

子供の頃に親から虐待されたなどの特別な経験でもしない限り「自分にはトラウマはない」思いがちですが、実はほとんどすべての人にトラウマは存在するのです。


トラウマとなるような出来事が潜在意識にインプットされると、我々は自然に無意識のうちにその情報に従って、考えたり行動を起こしたりします。

軍隊の命令システムと同じですね。

上官である脳の指示には逆らえないのです。

厄介な事に、この情報は自動的に自然な反応として出てくるので、これこそ心の本物の声だと思え、疑う余地がないのです。

確かに直感の情報ソースは頼りになりますが、心にトラウマがある場合、話しはちょっと違って来ます。

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例えばあなたが、夫婦仲の悪い両親に育てられたとしましょう。

父親は怒鳴り、母親は文句ばかり言ってる。

例えばそんな家庭です。

子供の頃、夫婦喧嘩のシーンをたくさん見て育ったら、あなたの脳は夫婦生活というものをこう認識し、潜在意識にインプットするはずです。

 [夫婦生活とはバトルの連続である]

ピピピ・・・カタカタカタ・・・保存完了


一度刷り込まれたトラウマ情報は、癒されない限り自動的に同じような状況を、あなたに作り出して来ます。

だから優しい男性が現われて自分に尽くしてくれたりすると「素敵な人だなぁ」と直感的に思っても、なぜか違和感があって退けてしまったりするのです。

逆に支配的で強い口調の男性の方が、父親のパターンから馴染み深く懐かしいので、違和感なく打ち解けるような気がしてしまうのです。

その父親がたとえお酒好き・ギャンブル好きで、甲斐性のない暴力男だったとしても、潜在意識に刻み込まれる情報には例外はありません。

 [父親=郷愁=アル中=暴力=ダメ男=異性=執着]

という検索結果が、脳の中から自動的に送り出されて来るのです。

そして、幸せになれそうもないと予感しつつも、情報通りにアルコール中毒やギャンブル中毒の男を選んで、運命の人だと勘違いしたりするのです。

これこそがトラとウマとが仕掛ける、隠された罠のカラクリであります。


ですからトラウマ(自分の心の傷)には、注意深くいて下さい。

そして遅かれ早かれ、いつかはトラウマと向き合わなければならない時が来るのだと知って下さい。

心の傷を認め、癒さない限り、あなたの人生は永遠に偽の情報に振り回されたまま終わります。

もしもあなたが現在行きずまっていて、けれども人生を前に進めたいと強く願うのなら、潜在意識を正しい情報に書き換える必要があります。

トラウマが仕掛けた隠れた罠を壊すのです。

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長い目で見たら、「人生は我々をより完全な人間にしようと促してる」と、そう思えるものですよ。

人生とは、完全な人間になるために、経験すべき事柄を、必要な人物を添えて、導いてくれているからです。


幸せを何に感じるかは人それぞれですが、最終的には人は幸福への道を淀みなく進めるように、上手く計画されているって気がします。

トラウマの声に行く手を阻まれ、無駄に遠回りしないように、お互いしっかりと歩いて行きましょうね。




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by viva1213yumiko | 2013-05-17 19:04 | 人生・霊性 | Comments(0)

イケメン・ジーザス

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同世代の知性派S女史は、独身時代大胆にも「理想のタイプはイエス・キリスト」なのだと豪語しておりました。

中東の彫りの深い顔立ち、褐色の肌、ウエーブのかかった長髪、優雅で気品ある物腰、悟りを開いた聖人の澄んだ瞳、人々を惹きつける穏やかな口調。

どれもみな、彼女の好みにぴったりなのだそうです。

「それにね・・・」 

と、彼女は続けます。

「だってイエスは大工さんだったんでしょう?当時の大工さんなんてすっごい重労働じゃない。十字架上のイエスって弱々しい姿だけど実物は絶対違うと思う。頑丈で筋肉質で、めっちゃ、いい身体してたと思うの」

頬を赤らめながらそう話す女史は、まるでアイドルとの恋愛妄想にはしゃぐ小娘みたいだった。

イエス・キリストが彼女の推測通りの風貌だったかどうかは、聖書を読んでみてもさっぱり分かりません。

しかし、トリノの聖骸布から読み取れるイエス・キリスト像もあるのです。

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トリノの聖ヨハネ大聖堂に安置されている聖骸布は、十字架から降ろされ仮埋葬されたイエスの遺体を包んだとされる布です。

その布の表面にはイエスとおぼしき男の像が写っているのだが、それは描かれたイエス像ではなく、処刑されたイエスのネガ転写なのだと言われてます。

もちろん様々な真贋論争が何世紀にも渡って繰り広げられて来たのですが、科学者が100年に渡る最新の研究を経ても未だに結論の出せない、神秘の聖遺物なのです。

なぜなら、亜麻布に写った身長約180㌢・推定体重77㌔・セム系30代・AB型のこの男には、聖書のストーリーをそっくり物語る、磔刑の痕跡が残っていたからです。

全身を鞭で打たれ、顔を殴られ鼻の軟骨が折れ、茨の冠からは血が滴り落ち、肩には十字架を担いだ擦り傷があり、何度も転んで膝は強度に損傷し、手首足首に大きな釘を打たれ、脇腹には槍で突いた傷跡がしっかり付いている。

つまり、聖書に記された磔刑の一連の拷問の痕跡が、そのままが布に記されているのです。

解剖学的に調べ、聖書の記述との符号を考えると、学者たちもほぼ100%本物と言わざるを得ない、不可思議な奇跡現象です。

聖骸布が本物か偽物か、バチカンは公式な表明を出していません。

しかしこの布を一目見たいという世界中の人々のために、iPhoneアプリまで作成されたと言います。

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聖骸布から復顔したCG像だと、イエスは若く、このようにかなりなイケメンと思われるのです。

S女史の理想のイメージも、多分こんな感じだったんでしょうね。

過酷な受難を引き受けるに相応しい、品格ある聖人の姿です。

こんなに若くて美しい魂を、罪もないのに殺してしまったという西欧人の心のトラウマが、もしかするとその後のキリスト教布教のモチベーションとなって行ったのかも知れませんね。


その後S女史は再婚し、現在はご主人と幸せに暮らしています。

一度だけ新居に遊びに行かせて頂いたのだが、その時出迎えてくれたのは<イエス>というより、明らかに<エビス>に似た、福々しいお顔の50代男性だった。

「理想のタイプって西洋から東洋へと、平気で180度変わるものなんだなぁ」

その時しみじみそう感じた事を、今でもよ〜く覚えています。



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おまけ:
<聖骸布手ぬぐい>っていうのも発見しましたぞ。

こういうセンス、結構好きですね〜


聖骸布手ぬぐい




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by viva1213yumiko | 2013-05-13 01:03 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

聖マラキの予言

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全世界のキリスト教人口は22億人、その50%がカトリック教徒で11億人。

バチカン教会の影響力には計り知れないものがあります。


私はバチカンには2度行かせて頂きましたが、とにかくゴージャス極まりなくて、これでもか!というほどの美術品やお宝の山に目が眩むばかりでした。

何というか、カトリック教会はドラマチックな<劇場型宗教>なんですよね。

視覚に訴えかける荘厳な雰囲気作りと、あの仕掛け、演出の巧みさにはため息が漏れます。

 「ケレン味たっぷりの、ええ舞台でっせぇ」 

って、そんな感じの印象なのです。

あのシチュエーションでは素朴で純粋な昔の庶民など、神の御光にひれ伏さざるを得ないと思いますね。

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ところで、今年2013年3月に新ローマ法王が選出されましたよね。

例のコンクラーベって奴です。

その時改めて話題に登っていたのが、<聖マラキの予言>でした。

この予言は、1140年代のケレスティヌス2世の時代から現代まで、歴代教皇111人の特徴を形容辞で表現した予言で、的中率80%といわれる謎の予言なのです。

聖マラキは1094年アイルランドに生まれた実在の大司教で、予知能力や神秘的な力があり、数々の奇跡を起こしたと言われています。

しかしこの予言リストは聖人の死後450年間も埋もれていたので、偽書という説も根強いようです。

偽書と疑う人々は、予言があまりにも符合しすぎるので、事実の起こった後に書かれたと考えたようですが、リストが世に出た16世紀以降も、実際に歴任した法王との興味深い一致がたくさん現われたのです。
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リストの一覧はWikipediaに乗っているので、歴代法王の順を追って調べてみると面白いのですが、重要な部分は今回コンクラーベで選ばれたの法王の事。

聖マラキの予言は、今回の第266代法王フランチェスコ1世への運命的な予言を最後に、完全に終わってしまうです。


   
   ローマ正教会への極限の迫害の最中、ローマ人ペテロが着座し、
   様々な苦難の中で、羊たちを司牧するだろう。

   そして苦難が過ぎる時、7つの丘の都(ローマ市)は崩壊し、
   恐るべき審判が人々に下るだろう。     終わり。



新ローマ法王はアルゼンチン人ですが、ローマ出のイタリア系移民の家系。

さらに聖人フランチェスコの洗礼名であるペテロ(伊語はピエトロ)を名乗った事で、「予言は当たっている!」と騒がれました。

バチカン自体は公式には予言を否定していますが、法王の出自を裏読みする方法で、分かる人だけに向け、あえて予言成就させてしまったのだとも疑われています。

つまり、バチカンは予言成就のための工作をしてる(?)というのです。

デルフォイ神殿が神託の評判を落とさないよう、あらゆる努力をしていたようにです。


実際のところ、今バチカンはマネーロンダリングや性的虐待問題などの腐敗を抱え、その権威は失墜してるのだそうです。

イエス・キリストも匙を投げるような状況らしいですよ。


 [恐るべき審判が人々に下るだろう]

バチカン内部の人々にとっては、確実にそういう状況が待っているのかも知れません。

昨年6月、「バチカン内のすべての極秘内部文書にアクセス権を持つ、36才の元ハッカーが失踪したと」いうニュースが、伊で新聞報道されたらしいのです。

その後バタバタと、前法王ベネディクト16世が退位したりして・・・

何だか限りなく怪しくきな臭い匂いがするんですよね。


聖マラキの予言は人類にとって、吉なのか、凶なのか?

キリスト教が崩壊するほどの、超特大級のネタが飛び出すか?

それともやはり黙示録の預言が成就されるのか?

世界中の人々が、固唾を飲んで成り行きを見守る今日この頃です。

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追伸:
個人的にはイエス・キリスト本人がガリラヤで説教してたような、ピュアな信仰を支持したいです。




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by viva1213yumiko | 2013-05-07 20:33 | Comments(0)

ピュティアの託宣

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古代ギリシャの時代には予言の風習がスタンダードでした。

神話やギリシャ悲劇の中だけでなく、現実の市民生活にも浸透していて、占い師や神託に伺いを立てずに重要な決定がなされる事は稀でした。


公認された予言と神託の聖地として最も有名だったのが、ギリシャ中部のパルナッソス山麓にあるデルフォイの神託所です。

デルフォイの予言はよく当たると評判で、たくさんの巡礼者が殺到し、庶民の日常の悩み事から国家の政策に至るまで、多くの相談が寄せられました。


この土地の地割れから吹き出す蒸気を吸った山羊が奇妙な行動を取る、というので山羊使いが調べに行ったところ、山羊使いも酩酊したようになって予言を口走り始めた。

どうやらそれはエチレンという麻酔物質だったようですが、それがそもそもの始まりだったらしいのです。

やがて多くの人がその地に集まって来て、何人かは割れ目の中に落ちたり命を失ったりしました。

その後ひとりの巫女を立て、予言のための設備を整えるのが賢明という判断が下され、神託所が設けられたのです。


デルフォイの巫女は<ピュティア>と呼ばれ、当初は高貴な家柄の処女がたった一人で神託所を守っていました。

ところが若く美しいピュティアが拐かされたのをきっかけに、制度を改め、50才以上の女性が選ばれるようになったのだそうです。

大抵のピュティアは、地元の品行方正な農婦でした。

しかし、紀元前6〜5世紀の最盛期には、常時3名が交代で託宣を行っていたというのだから、その盛況ぶりが伺えます。

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ピュティアには男性しか近づけず、女性の依頼人の場合、男の代理人を立てる事になっていました。

依頼人は聖水で身を清め、託宣料を払い、儀式のケーキ(儀式用供物)を受け取る。

神官に付き添われアポロン神殿に近づき、神殿で雌山羊が生け贄にされるのを見てから、聖域<アディントン>に通される。

すると御簾の向こうにピュティアが控えているのです。

ピュティアの方も断食をし、泉で沐浴をし、聖水を飲み、麻酔効果のある月桂樹を燻して、煙を吸い込み葉を噛むのです。

そして予言の割れ目の三脚台の座につき、トランスに入って行く。


ピュティアの言葉は取り留めがなく、つじつまが合わない事が多いので、傍らの神官に書き留められ、意味が解釈され、韻文の形で返答されたといいます。

返答文書は依頼者に手渡されるのだが、同じものがコピーされ、神殿の保管所に保管されるシステムだったらしい。

だから神官が巫女の託宣を大幅に改ざん出来た事は間違いありません。

神官の多くは学識ある男性が従事し、情報を得るためにはどんな苦労もいとわなかったといいます。

伝書鳩を使って、政治や軍事などの最新情報をギリシャ中から集めてたようなのです。

きめ細かい情報網と予言の霊感とを組み合わせ、神託の評判を落とさないようにしていたのです。

また時には、賄賂を使って神託を左右する情報戦も行われたといわれます。

やれやれ、古代の都市国家もまるでバチカンやCIAのようだったんですね。

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デルフォイ神殿の入り口に掲げられた言葉。

それは・・・[汝自身を知れ] です。

西洋哲学の命題はここから始まったと、倫社の授業で教わりました。

けれどそれから2500年以上たった今でも、相変わらず人間は自分自身に無知のままでいます。

自分の事なのに最も理解し難しいのが、このテーマなんですよね。

人間は無知ゆえに、いつも物事を自分の都合で勝手に解釈してしまうからです。


 「人間たちよ! 汝自身を知り、そして身の程をわきまえなさい!」 

デルフォイのアポロン神が我々に伝えたかったメッセージは、本当はこうなのかも知れませんね。




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by viva1213yumiko | 2013-05-05 13:58 | 人生・霊性 | Comments(0)

色即是空のエッセンス

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般若心経で最も強調されているのは「空」という概念です。

[色即是空、空即是色] っていう、例のあれですね。

友人Nは学生時代、[色即是空]の教えを「色恋に夢中になったとしても、所詮は空しい事である」と真剣に理解していたらしい。

それはそれでまた含蓄があるが、般若心経の本当の教えははちょっと違うんですよね。

 
 「色」とは目に見えるものの事。 因縁によって生じます。

 「空」とは万物の背後にある法則のようなものの事。


つまり、[色即是空]とは「すべての存在は決まった形を持たずに、常に変化している」という事を教えてるのです。


世の中のすべての事は、様々な複雑な要因が絡み合いながら常に移り変わっています。

そして、人間がその変化のすべてを完全に予測する事なんて不可能なんです。

気象変動・天体メカニズム・経済動向・天災予測・・・

次に、何がどのような形で起きるか、人間には正確に知る事は出来ないのです。


古代インドの仏教徒たちは、この不確実な世の中をどう捉えるべきか、様々な考察を巡らせていました。

その中から生まれて来たのが「空」の思想だったのです。

変化し続ける世の中の背後には、複雑すぎて人智の及ばぬ何らかの法則がある。

その見えない変化の法則の事を「空」と呼んだのです。


「空」とは虚空を意味します。

虚空とは、一見何もないように見えながら、実際はすべての事柄、無限の事柄を内包している状態を言います。

光が無色のようでいて、実はあらゆる色の光のスペクトルを含んでいるように、「空」もまたあらゆる物事を内包しているのです。

般若心経とは、我々が「空」のもとで生きていると説き、そして、そんな人間が一体どのような心構えで人生を送るべきか、たった262文字に凝縮して語る<哲学エッセンス>だったのです。

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この<哲学エッセンス>、現代のように凄いスピードで変化して行く時代にこそ役立つ、鋭い教えなんですよね。

「めちゃめちゃカッコイイ!」とネットで評判の<般若心経現代語訳>を紹介しますので、皆さんもこれを機会に是非勉強してみて下さい。





     般若心経 現代語訳    


   超スゲェ楽になれる方法を知りたいか?
   誰でも幸せに生きる方法のヒントだ。
   もっと力を抜いて楽になるんだ。
   苦しみも辛さも全てはいい加減な幻さ、安心しろよ。

   この世は空しいモンだ。
   痛みも悲しみも最初から空っぽなのさ。
   この世は変わり行くモンだ。
   苦を楽に変える事だって出来る。
   汚れることもありゃ背負い込む事だってある
   だから抱え込んだモンを捨てちまう事も出来るはずだ。

   この世がどれだけいい加減か分ったか?
   苦しみとか病とか、そんなモンにこだわるなよ。

   見えてるものにこだわるな。
   聞こえるものにしがみつくな。

   味や香りなんて人それぞれだろ?
   何のアテにもなりゃしない。

   揺らぐ心にこだわっちゃダメさ。
   それが『無』ってやつさ。
   生きてりゃ色々あるさ。
   辛いモノを見ないようにするのは難しい。
   でも、そんなもんその場に置いていけよ。

   先の事は誰にも見えねぇ。
   無理して照らそうとしなくていいのさ。
   見えない事を愉しめばいいだろ。
   それが生きてる実感ってヤツなんだよ。
   正しく生きるのは確かに難しいかもな。
   でも、明るく生きるのは誰にだって出来るんだよ。

   菩薩として生きるコツがあるんだ、苦しんで生きる必要なんてねえよ。
   愉しんで生きる菩薩になれよ。
   全く恐れを知らなくなったらロクな事にならねえけどな。
   適度な恐怖だって生きていくのに役立つモンさ。

   勘違いするなよ。
   非情になれって言ってるんじゃねえ。
   夢や空想や慈悲の心を忘れるな。
   それができりゃ涅槃はどこにだってある。

   生き方は何も変わらねえ、ただ受け止め方が変わるのさ。
   心の余裕を持てば誰でもブッダになれるんだぜ。

   この般若を覚えとけ。短い言葉だ。

   意味なんて知らなくていい、細けぇことはいいんだよ。
   苦しみが小さくなったらそれで上等だろ。

   嘘もデタラメも全て認めちまえば苦しみは無くなる。
   そういうモンなのさ。
   今までの前置きは全部忘れても良いぜ。
   でも、これだけは覚えとけ。

   気が向いたら呟いてみろ。
   心の中で唱えるだけでもいいんだぜ。

   いいか、耳かっぽじってよく聞けよ?

   『唱えよ、心は消え、魂は静まり、全ては此処にあり、全てを越えたものなり。』
   『悟りはその時叶うだろう。全てはこの真言に成就する。』

   心配すんな。大丈夫だ。




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by viva1213yumiko | 2013-05-02 19:34 | Comments(0)