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扁平足という名の病い

初めて扁平足を意識したのは小学校の水泳教室の時だっただろうか?


それ以来、扁平足という名の病いと長いお付き合いをしています。

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夏休みのプール開放日。


プールサイドの焼けたコンクリに足型をつけ、みんなで遊んでいた時のこと。


私の足型だけが若干違うと気づいた子が、それを目ざとく指摘した。


「なんかYumiちゃんの足、変なカタチ~」


そう言われ良く見ると、あらま、確かに他の子と違って足型の窪みがないっ!


ドナルドダックの足跡みたいで、キュッとしたくびれ部分が見当たらないのだ。


「足へ~ん!カタチへ~ん!変、変、へ~ん!」


子供ってのは残酷なものですね。


そっか、私の足って「変、変、へ~ん」なのか・・・


その日から、私は扁平足の十字架を背負うこととなったのです。


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そもそも人は皆、誰もが扁平足として生まれ落ちるのです。


赤ちゃんには土踏まずは存在しません。


土踏まずの足裏アーチは、8~9才頃からの成長過程で形成される器官なのです。


考えてもみてください。


自然界では人間だけですよ。


たった2枚の足の裏だけで体重を支えて立ってる動物は・・・


何十キロもの体重を、たかが20~30センチの足裏で全て受け止める。


しかも一番上に重い頭が乗っかってるんのだから、それはそれはアンバランスな状態です。


土踏まずの空洞はそのバランスを補うために考案されました。


機能的なデザインを重視した<二足歩行用高感度センサー>


土踏まずのあの絶妙な窪みは、自然界における<グッドデザイン賞>なのです。


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さて、「変、変、へ〜ん!」な私の足型も、その後の成長で人並みの足裏アーチが作られ、扁平トラウマとはすっかりお別れ出来たと思ってたんです。


ところが2~3年前からだろうか、またあの十字架が立ちふさがって来たのだ。


立ち仕事やヒールや合わない靴。


加えて加齢や運動不足・・・


積もり積もってアーチがしぼんで、圧力調整の効かない東京ドームみたいになっちゃったんです。


こういうの、専門的には<静力学的扁平>って言うんだそうですが・・・


つまり長年の時を経て、扁平足が甦って来たってことなんです。



つまずきやすくなった。


ジャンプが出来ない。


つま先立ちも出来ない。


出来てもバランスが取れずグラグラする。


足が疲れやすい。ムクミやすい。


衝撃吸収できないので、足裏がすぐにジンジン痛み出す。


<隠れ扁平>の典型的な症状のようです。


ま、要するに筋肉や腱や靭帯が弱くなった分、複雑な足の骨格を支えきれなくなってる訳なんだけど、これらの扁平症状に対する対処療法というのが何となく可笑しいんです。



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まずは靴。


合わない靴とはすぐにさよならしましょう。


テーピングやサポーターなどで矯正するか、あるいは扁平用インソールを使用すべし。


家の中では裸足生活。


極力足を解放して自由に解放してやることが大切です。


そして迷わず足のエクササイズを日課とすべし。


昔の日本人は普通に生活するだけで足裏が鍛えられていました。


しかし現代生活では、その分を意識的なエクササイズでカバーしなければなりません。


<足指ジャンケン>や<足指綱引き><ビー玉つかみ>や<タオル寄せ>を基本のエクササイズとし、足底筋のトレーニングに励まなければならないのです。

 

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扁平足って昔はなかったらしいですよ。


昔の人は裸足に下駄や雪駄でよく歩いたので、自ずと足底筋が鍛えられていた。


足の裏は大地と接する大切な部分です。


昔の人は大地にしっかり足をつけ、今よりよっぽどグラウンディングして生きていたのでしょうね。




ところでお釈迦様の身体の<三十二相八十種好>って知ってますか?


徳の高い人間にあらわれる目に見える特徴を網羅したものなんですが、この三十二の相のひとつに笑っちゃうけど<足下安平立相>というのがあるんです。



<足下安平立相>(そくげあんぴょうりゅうそう)


  足の裏が平らで、地を歩く時足裏と密着して、その間に髪の毛ほどの隙もない


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ほらね、お釈迦様って重症のヘンペーです。


大地に完全に密着してて、髪の毛の入る隙間もないくらいグラウンディングしてる。


扁平はミホトケの分け隔てない慈悲心を意味するんだそうですよ。


なんかそれを知り、ちょっと鼻高々な私です。




[老化は足元から忍び寄る] と、言われています。


グー・チョキ・パッ! それ、グー・チョキ・パッ!


仏の慈悲に委ねつつ、日々足指ジャンケンに励む私なのであります。


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by viva1213yumiko | 2016-08-28 19:08 | 美容・健康 | Comments(0)

究極のパクチー・エクスペリエンス

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「これは禁断症状の発作なんだろうか?」

と、そう思えるくらい無性にエスニック料理が食べたくなる時があります。

突発的に訪れる、エスニックに対する欲望。

どうやらそのほとんどは、香味野菜パクチーへの欲求だと分かりました。

それは私だけではありません。

友人たちとタイ料理店へ行く計画中、パクチー中毒の恐ろしさを目の当たりにしたのです。

友人A 「ははん、偉そうなこと言ったってダメよ。ほらね、体がこんなにパクチー欲しがってんじゃない」

友人B 「くっ・・・た、確かに欲っしてるわよっ!」


アルコール、ギャンブル、薬物、SEX、人間関係、仕事、買い物・・・etc,

世の中には様々な中毒があるが、パクチーの禁断症状も決して侮れません。

一度ハマると他の香味野菜じゃ物足りない体になってしまうのです。

友人たちは、普通の薬味では決して満たされない者同士、お互いの体を慰め合っていたのだ。

パクチーはクセになってしまうんです。

人間やめますか? それともパクチーやめますか?

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パクチーとはセリ科の一年草で、独特の香りが特徴です。

英語でコリアンダー・中国では香菜(チャンツァイ)・インドではダニアーと呼ばれ、暖かい地域なら世界中どこでも育ち、昔から医療や調理に用いられて来た植物です。

古代エジプトではマラリア薬だったし、亡骸と一緒に墓に葬る習慣もあったそうですよ。

現代でも炎症緩和・浄血作用・体内毒素排出などの薬効が認められています。

ビタミンA・B2・Cが豊富なので、老化防止・アンチエイジング・気分鎮静・食欲増進・消化器官活性化などに効果があり、中華・タイ・ベトナム・インド・メキシコ・ポルトガル料理には欠かせない食材です。

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アジアンエスニック料理が好きか嫌いかは、ひとえにこのパクチーを受け入れられるかどうかに掛かっている。

あるアンケートによると、パクチーを好む人と好まない人の比率は50対50。

<パクチー好き>派と<パクチー嫌い>派、まさに真っ二つに分かれるのだそうです。

パクチー嫌いの人にその理由を聞いてみると、口を揃えて「あの香りには耐えられない」と言う。

研究によるとパクチーNGの人は、パクチーOKの人とは生まれつき遺伝子構造が違っていて、それが原因でパクチーを受け付けないらしいのだ。

フレッシュな生パクチーをもぎった時に、指先に残る何とも形容しがたいあの匂い。(それはカメムシと同じ匂いなのだが)

NG派は遺伝子情報のせいで脳が食べ物とは認められず、芳香剤とか石鹸みたいな何かと判断してしまうのだそうです。

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一方でパクチー愛好家にとって昨今のパクチーブームは、夢に見たパラダイスの到来に違いありません。

最近では大手食品メーカーからもパクチー関連商品が続々と発売され、スーパーの陳列棚も賑やかです。

パクチーソース・パクチーペースト・パクチーパウダー・パクチードレッシングなどが並び、もう一部の愛好家のものだけではなくなっています。

特に平成生まれ以降の若者はいわゆる<パクチーネイティブ>で、日常的にパクチーと接し成長して来ている。

<パクチーネイティブ>はそれまでの日本人の嗜好とは異なり、ネギ・ニラ・シソを扱うように軽やかにパクチーとお付き合い出来るのです。

彼らのような<パクチーネイティブ>が着実に増えれば、日本の食文化はまた一歩確実に進化するでしょう。

伝統的な和食文化と市民権を得たパクチーとの、華麗なる融合がなされるのです。

パクチーご飯やパクチー味噌汁だけでなく、パクチーのおひたし・パクチーのごま合え・酢みそ合え・パクチー天ぷら・パクチーしゃぶしゃぶ・すき焼きパクチー・ネギトロパクチー・パクチーのり巻き・パクチーそうめん・パクチー豆腐・納豆パクチー・パクチー卵とじ・つくねパクチー・お刺身パクチー・パクチー刻み漬け・パクチー鍋。

八寸・お造り・煮物・蒸し物・揚げ物と、新しい日本食文化(ヌーベル・ジャポネーズ)が数多く生まれることでしょう。

おやつだったらパクチー羊羹・パクチー饅頭・パクチー煎餅・パクチー草餅。

パクチーアイスやパクチープリン・パクチーカステラは子供にも人気です。

パクチー茶と一緒にどうぞ召し上がれ。 

パクチー・スムージーやパクチー・ソイラテなど、お洒落な女子に流行りそう。

大人にはパクチー・ビールやパクチー・モヒート、いかがでしょうか? 

ほらね、パクチーメニューのフルコース、結構行けそうでしょ?

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このようなパクチー勢力の拡大は、<パクチー嫌い>派にとって暗黒時代の到来を意味します。

パクチーOK勢力とパクチーNG勢力とのあいだに対立構造が生まれ、小競り合いが起こるかも知れません。

パクチーヘイトの極右勢力、<嫌パク連>の活動家は「たとえ死のうともパクチーだけは口にすまい!」と盛んに弾糾する。

パクチー原理主義団体<真性パクチスト同盟>による彼らへの弾圧が強まり、<嫌パク連>は捕らえられ、裁かれ、公衆の面前で吊るし上げられる。

自己批判を強要されるのだ。

「パクチーヘイトの咎を繰り返さぬよう、被告人には再教育が必要である」

「よって、被告人に<パクチー責め>を執行する!」

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活動家は濃厚なパクチーの臭気を嗅がされ、一瞬にして意識を失いました。

どのくらいの時間が経ったのだろう。

気づいた時は青々したパクチーベットの上、生パクチーで猿ぐつわされ身動き出来ず拘束されていた。

再教育が始まるのだ。

パクチー信者の女たちが、よってたかってパクチーの絞り汁を両目に擦り込む。

そしてパクチーを束ねた丈夫なムチで、罵声を浴びせながら満身の力でムチ打つのだ。

「パクチー様に逆らうとは不届き者め!」

「ええい、パクチー様に服従を誓うのじゃ!」

パクチー様への帰依と自己放棄を誓うまで、<嫌パク連>への過酷な拷問は続くのであった。

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意識の極限の壁を越えた時、そこには新しい地平がやって来る。

どんなにパクチー嫌いの人間でも、このイニシエーションを体験したなら脳のシグナルが根本から変わってしまう。

これはある意味<聖なる苦行>なのです。

<聖なる苦行>が遺伝子情報の書き換えを促し、<嫌パク連>をパクチーフリークに変容させるのだ。

苦痛と快楽は表裏一体。

ランナーズ・ハイと同様のパクチー・ハイをもたらすに違いありません。

ああ、それは究極のパクチー・エクスペリエンス!

別次元の楽園に誘う、究極の体験なのであります。




な〜んて、これは単なるホラ話し。

別に<ニラ責め>でも<春菊責め>でも、何でも構わないんですけどね〜

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by viva1213yumiko | 2016-08-13 16:29 | 衣・食・住 | Comments(0)