エトワール

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フランス人はランキングがお好き。

ワインでも、レストランでも、何にでも格付けしたがるのがお好きなご様子。

それは現在来日中の、パリオペラ座のバレリーナ達にも当てはまるお話しです。


オペラ座のダンサーはピラミッド構造をした、厳格な格付けシステムで構成されています。

<エトワール>

<プルミエール・ダンスール>

<スジェ>

相撲で言えば、横綱・大関・関脇に相当し、舞台でそれなりの見せ場を与えられています。


最高位はエトワール(星を意味する)と呼ばれて、テクニック、容姿、気品、人格どれをとっても人一倍抜きん出て、輝く星のような存在にのみ与えられる称号なのです。

生きた芸術品としての人生を運命づけられた、人間国宝なみの踊り手を指すのです。


それに選ばれるのはとても凄いことで、

「天上界に住む人々の優雅さ、美しさは、あなたの踊りのように気品に満ちているのですよ。」

「あなたの踊りは、人間を通り越して、もう神の領域に入っちゃいましたよ。」

と認められたということなのです。


彼らは舞踊家にして年金を受給する国家公務員でもある訳だから、フランス国家にそうお墨付きを頂いたということなのですね。


元々オペラ座バレエ団は、踊ることが大好きだったルイ14世の趣味が高じて作られたバレエ団。

太陽王はより完璧な踊り手を育成したくて、王立のバレエ学校まで創立してしまいました。

ゆうに400年以上の歴史と格式を持っているのです。

フランスという国の芸術文化に対する姿勢、厚みを思い知らされますね。


おフランスの伝統とエスプリ。

その生きた象徴こそが、まさにエトワールという存在なのです。




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# by viva1213yumiko | 2012-02-01 22:43 | オペラ・バレエ・映画 | Comments(0)