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ミシンがやって来た

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かつて半年以上前に、私は確かに当ブログで「骨董屋にあるような美しいミシンが欲しい!必要だ!」とアファメーションしておりました。

そしてそれから、自分でもすっかりそんな事は忘れていたのですが・・・


やはり<引き寄せの法則>は、どこに住もうと暮らそうと<宇宙普遍の法則>でした。

レトロなミシンは時空を超えて、那須の山小屋へと訪れて来てくれたのであります。


亡くなられた友人の母上の愛蔵品が届けられ、何の因果か、ミシンは今まさに長い眠りから目覚めようとしているのです。


何だか私は深く感動してしまいました。


「神はあなたに必要なものをすべてご存知なのです。だから恐れる事は何もありません」


あの聖書の美しい言葉が、再び頭の中で繰り返しリピートされてます。



[自分にとって必要なものは必ずやって来る]


そう、必ずやって来ます。

本当にあなたに必要なものならね・・・




だけど、今のあなたに必要なものを、必ずしもあなたが分かっているとは限らないのですよ。


ここは、とても重要なポイントだと思います。


つまり例えるなら、神とは子供の欲しがるキャンディーを、虫歯になるからとあえて隠してしまう親のようなものなんですね。

あなたが欲しがるものがあなたの成長の為にならなければ、願いはきっと聞き届けられません。


「虫歯ナリマース 泣いてもダメデース」なんて言われちゃうのですよ。

「アナタその前に学ばなければならない事がアリマース」ってね・・・



[引き寄せの法則] [願望実現の法則]が、初心者のビギナーズ・ラックに有利だと言われるのはそのせいかも知れませんね。


だって小さな子供の無邪気な欲望は、誰でもすぐ叶えてやりたくなるでしょう?

けれど人は成長する毎に、その欲望もその必要性も変化して行くものですよね。


愛情ある親なら今その望みを叶えてやる事が、その子にとって良い事なのか悪い事なのか全て見通せてしまいます。

全く同じ様な事が、精神的な世界でも日々営まれているのです。

機が熟して、その人が受け取れるに値するまでギフトはお預けって訳なのです。


この宇宙にはいつも完璧なハーモニーが存在しています。

神は自然界の完璧なタイミングを見極めているのです。

だから聖書の言葉は、やはり普遍の真理を表現してると思うのですが、どうでしょうか?



   神は枯れ葉一枚、髪の毛一本の抜ける事までご存知です
   
   だから安心してすべてを委ねなさい



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さて、このシンガーの美しいミシン。

昔の道具はとても頑丈に出来ていて重量感があり、手に触れた感触もかなりずっしりしてます。

それなのにちょっとした意匠にも繊細な細工が施されていて、手元のあたりなんかはアールヌーボー風。

昔の職人の心意気を感じさせますよね。


実はこのミシン、足踏み式だったものを分割し、わざわざ電動式に改造したものなのです。

昭和の40年代頃でしょうか、このようにミシンを電動化する事が流行ったらしいのです。


う〜ん、かなり惜しい感じがします。

私としては昔のまんま、鉄のペダルをバタバタ踏んでミシンを動かして見たかったんですね。


いつの日か、目覚めたばかりのこの電動ミシンを非電化して、純正クラシックミシンの勇姿を取り戻せたらいいなぁ〜、なんて夢想しております。




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by viva1213yumiko | 2012-11-24 23:37 | 衣・食・住 | Comments(0)

紅葉トレッキング

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温泉の恵みの源、那須岳の山頂が今まさに紅葉の見頃だというので、紅葉狩りハイクに行ってまいりました。


山の紅葉は見頃の時期が短く、それを目当てに登山客が集中するので、足場の悪いトレッキングコースは毎年人で溢れかえります。

稜線沿いにカラフルなウェアの人の群れが、リュックを背負い歩く様子は、困った事に荷物を運ぶ蟻の隊列の様に見えてしまうのです。


すれ違う登山者同士「こんにちは」と挨拶を交わすのが山の礼儀なのですが、すれ違う人があまりに多くて挨拶するだけでヘロヘロになってしまいましたよ。

カランコロンと熊よけのベルをぶら下げている人も多いのだが、あれってどうなんだろう、こんなに人間多いなら、心配しないでも多分熊の方が絶対に恐怖を感じると思うのですが・・・


中高年層・シニア世代・若い女性の山ガール

今、あらゆる世代に人気のトレッキングですが、皆さんこんなに山歩きがお好きとは驚きです。



那須岳は標高1915mの活火山です。

アクセスも便利で、山頂付近まで一気にロープウェイで昇れるので、ドライブがてら軽装のまま火口の噴煙を見る事もでき、初心者・年配者・女子供も大いに歓迎という、サービス精神満点の山なのです。

しかし本日は風速20m以上の風が吹き、ロープウェイが休止してしまいました。

それなりの装備をして来なかった人は、山麓駅の駐車場でUターンして帰って行きます。

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風と戦いながら山に登るのはかなり体力を消耗する行為で、手先がかじかんで鼻水は出るし、砂利や小石が顔に当たるし・・・

「一体山登りのどこが面白いっていうのよ」 

「ああ、来るんじゃなかった」

という禁句が、喉もとまで上がって来るのを必死で抑え、風で滑落しそうな体を斜面にへばりつけ、ゼイゼイ言いながら登って行ったのでした。


途中<峰の茶屋>という風よけの避難小屋を通過したのだが、どうやらここら辺の地形はいつでも強風が当たり前らしいのです。

風は朝から一向に収まらず、もう少しで吹き飛ばされそうな程。

両手を広げてみるとバタバタ音を立てジャケットが膨らみ、風の谷のナウシカを思い出させます。

私このまま向こうの福島まで飛んで行けるんじゃないかって、そんな気がしましたよ。


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山頂付近の噴煙の上がる岩肌を半周し、山の反対側に回ると<姥が平>という穏やかな平地があるのですが、ここは紅葉の絶景ポイントとして有名です。

観光ポスターなんかも、この場所から撮影されたものが多いんですね。

ごつごつした那須連山の中にあって、広葉樹林と水辺が開けた平原で、なぜここだけこんなに穏やかで美しいの?って感じの不思議な場所です。


なのに名前は<姥が平>・・・

<美女が平>でなく、<姥が平>なのだから不思議です。

老女のように一番最初に自然に枯れてく樹林って事なのだろうか?

お婆ちゃんの家に帰ったみたいにくつろげて、登山者にとっての癒やしの場所って事なのだろうか?

あるいはそのものずばり、昔<姥捨て>でも存在したのだろうか?

どなたか<姥が平>の云われを知っている人がいたら、是非教えて頂きたいものです。



今が見頃の那須岳の紅葉。

知力体力使い果たし、精魂尽き果て、膝は笑ってるけど、色んな意味で収穫の多い紅葉トレッキングでした。




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by viva1213yumiko | 2012-10-13 12:51 | 季節・行事 | Comments(0)

夏の終わりの藍の色

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衣食住の生活すべてを自給して賄っていた、昔の人の知恵には本当に驚くべきものがあります。

先人たちの知恵を学び、真似、なるべく多くを受け継ぎたい。

お婆ちゃんたちの知恵袋を、純粋な子供の目線で見つめ直し体験したい。

そんな大いなる野望を持って日々田舎生活を送る、見習い魔女なのであります。


そしてまた、未知の新たな経験と遭遇するチャンスがやって参りました。

草木染めの体験です。

南会津より150年前の古民家を移築した、カフェ兼アトリエの<夢屋>さんで草木染めワークショップに参加させて頂いたのです。

本日は藍染めに初挑戦。


藍染めはタデアイという植物を発酵させた<すくも>に布を浸し染める方法で、万葉集の頃から存在していた染色技法らしいんですね。

しかし盛んになったのは綿栽培が広まった江戸期から。

木綿は藍以外の染料では染まり難かったからでもあるのだが、何よりも藍の涼しげな海のイメージが、浴衣の色として広く受け入れられた事が大きな要因なのだそうです。

長い歴史のある藍の染色技術。

清々しさの象徴、<ジャパン・ブルー>とはまさしくこの藍色の事を指すのでしょう。



バケツに入った<すくも>に生地を入れ、泡立てないように空気に触れないように、約2分間優しくモミモミする。

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引き上げた布は藍色ではなく、くすんだオリーブグリーンだった。 
空気に触れさせると色はだんだん変化するが、ひどくムラになっている。 
ほんとに大丈夫?

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いったんお日様に当て、落ち着かせてから川で洗ってみると・・・
なんと! 鮮やかな藍色に染まっているではないか!

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そして乾燥。 
夏の終わりの日差しに揺れてとても奇麗。

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那須高原は低温なので<すくも>の発酵に適しているのはほんの2ヶ月位だそう。

行く夏を惜しむかのように、今年最後の藍染めを堪能させて頂きました。


染色・紡ぎ・織りをすべて一人でこなす夢屋のオーナー野島さんは、春から夏のあいだに身近にある色々な草木で染めをし、寒くなって来ると手紡ぎや機織りに取りかかるのだそうです。

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タマネギの皮・アカネ・コチニール・ビワの葉・コナラ・ヨモギ・セイタカアワダチソウ・・・

植物の色素というものは、こんなにデリケートで暖かみのある色と風合いを持っているんですね。

ハンカチやら靴下やら、小さなものならキッチンでも染められるようなので、是非一度試してみて下さい。



追伸:
自分染めのスカーフと、相方が持ってた藍のバックをコーディネートしたらこんな感じに・・・

着古したデニムとTシャツがお洒落に変身してしまいました。




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by viva1213yumiko | 2012-09-04 18:19 | 衣・食・住 | Comments(0)

田舎の香り

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「今年の夏は身体にこたえるさねぇ」

温泉で会うお年寄り達は口を揃えて皆そう言っています。

日本全国どこへ行っても高温なので、もう諦めて開き直るしかないのですが、この暑さと湿気のせいで<田舎の香り>がより一層濃厚になるのには困ってしまいます。

田舎の香り?

そう、田舎には得もいえぬ独特のアロマが存在するのですよ。

今回はその一端をお教えしましょう。



[その1:温泉の硫黄臭]

色々なタイプの温泉の中でも最も刺激的なのはこれですね。 

ゆで卵が腐ったような硫黄独特の匂い。

湯上がりの髪や身体、タオルまで臭くなりますが、いかにも効きそうなこの匂いの温泉ファンも多いのです。 



[その2:森林の匂い]

「森のアロマでリフレッシュ!あら素敵!」 

しかし緑がありすぎるってのも如何なもんでしょう? 

森の匂いとはつまり植物達の生存戦略の最前線なのです。 

樹木や草花の吐き出す強烈な香りは、時にめまいを起こしそうになります。 



[その3:カビの匂い]

帰宅して玄関を開ける時、しみじみ感じるカビの匂い。 

森の中にいるので覚悟はしているも、毎年このカビ臭には頭を抱えます。 

いつの日か押入れの奥にキノコでも生えるのではないかと内心危惧しています。



[その4:発酵食品の匂い]

味噌・醤油・漬け物・チーズ

納豆・ピクルス・パン・ヨーグルト

ビール・どぶろく・甘酒・ワイン 

発酵食品だらけのキッチンは有用微生物の集会場です。 

冷蔵庫はパン用の酵母達が満杯なので、うっかりしてるとチーズがすぐにブリーチーズになってしまうのです。



[その5:堆肥の匂い]

家畜の排泄物は良質な堆肥の原材料でもあります。 

大概の牧場では牛舎の裏手で堆肥を発酵させているので、近道しようと車で通ると、予期せず強烈な匂いに遭遇したりするのです。 

私はこれを<有機物との遭遇>と呼んで笑っていますが、都会モンだとさぞかしビックリする事でしょうよ。




以上、田舎の香りを思いつくまま掲げてみましたが、あなたのところまで匂いは届いたでしょうか?

想像力を働かせ、共に体感して頂ければ幸いです。


  


 

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by viva1213yumiko | 2012-08-17 15:37 | 季節・行事 | Comments(0)

温泉街の盆踊り

世間を斜に構えて見てるようなアウトロー人間でも、ふるさとの祭りや盆踊りのお囃子を聞くと何だか妙にソワソワし始めるものです。

標高800mに位置する那須湯本の盆踊りも同じような状況でした。

湯本温泉は硫黄のにごり湯で、効能の高い泉質として人気があります。

大小様々な旅館が急勾配の坂道に並び、夕涼みのお客さんがカランコロンと下駄履きで歩く。

そんな温泉街の広場にやぐらが立ち、地元住民と観光客を巻き込んだ、とてもアットホームな盆踊り大会が催されたのでした。

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「盆踊りなんて・・・」と、小馬鹿にしてるそこのあなた!

あなただけにこっそりと教えましょう。

当地の盆踊りは踊りの参加者に、もれなくくじ引き券が配布されるのです。

しかもお米30㎏とか、那須牛食べ放題とか、温泉宿泊券や日本酒セットとか、豪華太っ腹バージョンのくじ引きなのだ!

アルパカやカピバラのぬいぐるみやら、ニンテンドーDSなんかもあって、子供達ももう夢中です。

私は残念賞でみそおでんのサービス券のみゲット。

「みんな妙にテンション高いと思った・・・」

はずれ券を握り、悔し紛れにつぶやく私でありました。

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盆踊りの後は今年から新たに始まった<浴衣美人コンテスト>

エントリーした老若男女35名の浴衣美人からグランプリを決めるのですが<キッズ部門><インターナショナル部門><ユニーク部門><メンズ部門>などの各賞と賞品も発表され、そのつど会場を沸かせておりました。

呑んべぇの友人、呑んちゃんも今夜は艶めく雰囲気でビール片手に舞台へ登壇。

参加賞の温泉ミストを自慢げに見せてくれました。

「着付けまでしてもらっちゃって、妙にテンション高いと思った・・・」

浴衣がなかった私は、悔し紛れにまたつぶやくのでした。

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かつて明治期には<風紀を乱す>という理由から盆踊り禁止令が発令され、それでも踊ろうとする人々と取り締まる警察とのあいだでぶつかり合いが起こる程、盆踊りは日本人を熱狂させて来ました。

平安時代の念仏踊りから始まる長い長い歴史を持っています。

しかしこんなに人をエキサイトさせるものだったなんて、今まで全く知りませんでしたね。

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震災以降観光客が激減した那須地区では、その危機がむしろ人々の団結を高めたみたいで、様々な従来イベントもパワーアップしたように感じます。

翌日の下野新聞にも那須の催し物として紹介されてました。

当ブログ上で私設観光大使みたいなことになっている私としても、大変嬉しい限りなのであります。




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by viva1213yumiko | 2012-08-13 16:21 | 季節・行事 | Comments(0)

豊穣庵の夏休み

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夏真っ盛りのある日の午後、<豊穣庵>という別名を持つ那須の渡辺農園に20名以上もの若者が集まっていました。

慶応スローフードクラブの恒例那須訪問合宿であります。

キャンパス内で野菜を育てながら、食育、食文化体験、地域交流をテーマに活動している慶応スロークラブのメンバーは、有機農家渡辺家の田んぼでお米作りもしている。

田植え・草取り・稲刈り・脱穀と一年間の農作業の流れを、農家の手伝いを通じて体験する実習活動を行っているのです。

今回は一泊二日で田んぼの草取りと夏野菜の収穫がメインテーマ。

学生たちに仲間入りさせてもらいワイワイガヤガヤ、昔懐かしい農家の夏休みの雰囲気を堪能させて頂きました。


たわわに実る夏野菜たちが収穫を待っている。
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収穫した野菜の泥を山から引いた冷たい水で荒い落とす。 
熱中症予防のドリンクも冷やしてある。
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ジャム用のブルーベリーを黙々と摘む女子班。
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ブラックベリーも実っていた。
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さすがはスローフードクラブ。 ご飯炊きなど手慣れたもの。
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かまどで炊いたご飯はめっちゃくちゃ美味しいのだ。
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野菜だけの水分で作った夏野菜カレーを全員で頂く。
学生たちの食べっぷりの良さにはビックリ! 見ているだけでも元気になる。
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都会の若者たちは渡辺夫妻の指導のもと、皆生き生きとした表情で楽しげに農作業を手伝っていました。

自分たちで収穫した農産物を食卓に並べ、口に運ぶまでのプロセスがとても新鮮なのだそうだ。

食べものに興味を持ち出すと、自ずと流通や環境にまで意識が向き、どんどん視野も広がって行く。

スローフードクラブの活動経験からか、卒業後は食品関係の進路に進む者も多いとか・・・

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田舎の夏のごく普通の体験、ごく普通の食卓に感激出来るのはとても豊かな事だと思いますね。

私自身も田舎の祖母の家での夏休みを、時々鮮やかに思い出す事があります。

農家での夏休み体験が、若者たちの脳裏に豊かな記憶となってとどまり、<なくしたくないもの>というラベルの引き出しに、大切に整理される事を願って止みません。



豊穣庵




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by viva1213yumiko | 2012-08-09 13:20 | 季節・行事 | Comments(0)

花火大会考

「家の田舎の花火大会は3分待たなきゃ次が上がらなくってサ、いつも妙に寂しい気持ちになるのよねぇ〜」

以前東京湾大華火を一緒に見て感激した友人の言葉が記憶に残っていたので、正直きっと大した事ないだろうなぁと、私ちょっと小馬鹿にしていたんです。

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3年ぶりの開催となった<那須野ふるさと花火大会>は、打ち上げ数2万発・観客推定4万人という規模で、対人口比で換算してみるとすごい打ち上げ率。

寂しいどころかある意味とても贅沢な花火大会でありました。

「花火見るのに車で行くもんじゃない」というのが定説ですが、田舎では車がなければ始まらない。

当然花火大会もまず駐車場の確保から始まります。

那珂川沿いの河川敷グラウンドが会場なのだが、周辺道路はすべて閉鎖されるので近隣学校などの臨時駐車場からキャリーやリュックをせっせと運び込むしかないのです。

普段は農作業の人しかいない、町外れの緑地の風景が一変してしまいました。

浴衣を含む何百人もの華やかな行列が、田んぼの畦や用水路の小道を一列になって歩く光景はまさに圧巻!

カーニバル前の浮かれた雰囲気がフェリーニ映画みたいな情景を作っています。


河川敷の土手の良い場所には既に場所取りのシートが敷かれているのですが、そのスペースがどれも広い!

家族全員集合するにしても、皆よくこんな大きなシートを持っているものだ。

都会のワンルームマンションほどはありますよ。

そして各人、マイホームの展示会準備のように椅子やテーブルのレイアウトに余念がない。

BBQコンロを据えた食堂や居間以外にも、寝室や子供室まで設定している家庭もありましたぞ。

「あ、そこの木陰は老人室がいいかも」とつい口出ししたくなります。

開始間際にグラウンドにたどり着いた我々は、小さな座布団風マットを敷いて観覧です。

ここら辺は狭小住宅エリアなのでみんなこじんまりとしていますが、さすがに万全なのは防虫対策でした。

この地では花火の定番うちわを持つ人がほとんどなく、変わりに子供の光るおもちゃと虫よけグッズが主流派でした。

花火大会にも地域性があるとしたら面白い事ですね。

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さて肝心の花火の方ですが、小休止ごとにスポンサーが発表されてそれが宣伝にもなっている訳ですが、一発のお値段がお高いものからお手頃なものまで各種あり、目の肥えた観客には企業の景気動向を探る指針にもなっていたようです。

「あの会社、今年は随分太っ腹だなァ」
 
「若社長になってから好調って噂だよ〜」

「それに比べりゃお次はかなりショボいさェ」

なんて声がどこからもなく聞こえて来て、みんなやけに事情通なのです。

ここら辺も地方文化の面白さであり、また怖さでもあるんだなと感じてしまいましたね。

私的には那須どうぶつ王国提供の、ウルトラスターマインがお気に入りでありました。



追信:
小さな女の子たちにニューウェーブ浴衣が流行っているのでしょうか?

普通の浴衣の上半身に膝丈のふりふりティアードスカートという不思議な浴衣姿の女の子を結構見かけました。

バレエと日舞の発表会が同じ日だったら多分こんな衣装になるんじゃないか、っていうそんな出で立ちなんです。

これ北関東限定の流行りなのかしらね?

<ホームファッションしまむら>あたりで売ってるのかな?




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by viva1213yumiko | 2012-08-05 12:38 | 季節・行事 | Comments(0)

ツールド那須高原

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あなたはサイクリング好きですか? 

自転車で風を切りスイスイ走るのはとても爽快で、このままどこまでも走って行きたくなりますよね。

けれどそれが50㎞、あるいは100㎞という長い距離だとしたらどうですか?

しかも標高差1254mの山の道を、ペダルで漕いで行くのだとしたら・・・


日曜日に<那須高原ロングライド>というサイクリングイベントが行われ、そんな事を平気でやっちゃう自転車フリークが集結し、那須のあちこちを1500台の自転車が凄い早さで駆け抜けたのです。

参加者は20㎞・50㎞・60㎞・100㎞の4つのコースのいずれかにエントリー。

一番距離の短いファミリーコースは子供でも参加でき、親子でのんびり田園を走れるのですが、その他のコースは学生の自転車部やサイクリング愛好会の人々が多く、皆さん本格的な装備といでたち。

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最もハードな<那須岳ヒルクライムコース>には、自転車ロードレースのプロチーム<宇都宮ブリッツェン>も参加していて、プロのかっこいいライダー達と一緒に走る事が出来るのです。

元F1ドライバーの片山右京さんもゲストライダーとして参加していました。

このヒルクライムコース、車で通っても必ず耳抜きが必要になる標高の道で、スタートから3時間は山を目指してただひたすらにペダルを漕がなければならない過酷なルートなのです。

これをやるって云うんだから、ロードレースライダー凄すぎる!!

汗だくになってなんとか登りきっても山は霧で視界が悪く、せっかくの展望もゼロ状態。

やっと下りに来てほっとするかというと、今度は風を受けて走るので体がどんどん冷えて来る。

空気抵抗を受けずに体力を温存するよう、仲間同士一団になって走るのが良いらしい。

飲み物や食べ物の補給の仕方にもコツがありペース配分が必要だ。

この競技は自然条件の知識と体力とテクニックと経験が必要な、静かでクールな大人のスポーツみたいですね。

欧州で盛んだと云うのも、何だか分かるような気がしました。

観客の立場になって見ても、みどりの野山を音もなく静かにたくさんの自転車が通り過ぎて行く風景は何とも美しく、農作業の手を休めて応援するお年寄りがたくさん。

その光景自体もかなり静かでクールで、とてつもなく大人でした。


那須町の町長さん自身も自転車愛好家で自らイベントに参加。

自分の担当する行政地区で、自分の趣味でもある競技イベントに参加してしまうなんて、なんとも羨ましい話しですね。

今回のイベントはレースではなく、規定の距離を完走するのが目標なので、プロの皆さんも何だか楽しそう。

彼らにしてみればちょっとしたトレーニングのつもりなのかもしれませんが、それにしてもすっごい早さ!!

100㎞を走るのに4時間かからなかったんじゃないかな?

しかも、休憩所でファンと写真撮影など軽くこなしながら・・・

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そうそう、コース内の15ヶ所にエイドステーションが設けられていて、それぞれでサイクリストに食べ物・飲み物を提供するのですが、それはまるで四国遍路のお接待みたいに見え、妄想癖の私に新たなストーリーを思いつかせました。



[那須高原ぐるり一周自転車巡礼の旅]


同行二人。 

田園の風があなたとお供します。

お寺や温泉の札所を通過し、ゆっくりと自転車で巡る新しい旅の提案。

町内各所に接待所あり。

スタンプラリー完成で祈願成就。 

招福万来。 

ご利益満載。


どうかしらこれ? 

受けると思います?




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by viva1213yumiko | 2012-07-09 16:02 | 季節・行事 | Comments(0)

ロケットで昼食を

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「薪ストーブひとつでご飯の煮炊きもしてますよ」と言うと、「えっ!ストーブで?それじゃ夏場はどうするの?」と疑問が浮かぶ事でしょう。

それ、なかなかいい質問ですねぇ〜

なんと、夏でもストーブ焚くんですよ。

時に汗だくになりながら・・・

時にススで顔を汚しながら・・・


山の天気はしょっちゅう変わる。

朝晩の冷え込みは、森の湿気を天然の冷蔵庫にしてしまう。

生い茂る森の樹木は夏ほど余計に暗くなり、お日様のでない日は炎がないと心理的にもかなり心細い訳です。

しかし、極々小さく薪を燃やしているだけなので、ご飯を炊いたり炒め物したりするには火力が足りません。

随分前にもう必要ないからと、プロパンガスも止めてしまいました。

当然レンジも電気炊飯器もなく、残った文明調理機器は、小鍋を沸かすキャンプ用携帯コンロだけ。

お腹ぺこぺこで、早いとこご飯を炊きたいのに・・・

「あ~ら困った」

と、そんな時には、屋外型の調理用ロケットストーブの出番なのです。

ベランダに置いてあるこの移動式のかまど型ストーブは、限りなく省エネ型の調理用ストーブで、通称<ロケットストーブ>といいます。

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ロケットのような炎とゴーッという噴射音を立て、勢いよく燃えるので<ロケットストーブ>なのですが、薪の消費量が従来のものより格段に少なくてすむのが特徴です。

燃やすものもほとんど選ばず、建材や端材、生木の小枝やダンボールまでよ~く燃えてくれます。

だだの薪暖房とは違い、料理中いかに炎をコントロール出来るかが、かまど調理法の最大のポイント。

かまど調理の伝統的使い方は、わら・かや・柴などを使って一気に火力を上げるのが一般的ですが、この<ロケットストーブ>は炎が着火さえすれば、建材・端材でも燃え尽きるまで強火をキープしてくれます。

経験した事ない人にはイメージし難いかも知れないけど、それって料理する側にとってはとてもありがたいことなのです。


昔の農家には座敷にいろり、土間にかまどがあったように、我が家には居間に薪ストーブ、ベランダにロケットが設置してあるという訳です。

しかもこのロケット、移動式なので使う場所も選ばない。

お祭りなんかで移動販売の屋台もオープンできるという便利な代物です。

本日のランチは、ロケットストーブでピザを焼いてみました。

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梅雨の合間のとっても気持ちいい天気!

こんな日は仕事の手を休め、思いきりのんびり過ごしましょう。

ロケットで昼食を・・・


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追記:
もっと小型版のコーヒーロケットもあります。





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by viva1213yumiko | 2012-06-30 10:30 | 衣・食・住 | Comments(0)

灰の行進

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都会から移り住み自然農をしながら暮らしていた関さんは、福島県伊達市のNPOりょうぜん里山学校の活動を通じて、子供達の保養ステイや疎開をサポートしている。

関さんは静かに怒っていた。

自分の思いをどのようにして訴えるべきかずっと考えて来たが、答えが見つからなかったからだ。

同じ福島の中でも、人によって色々な意見・見解があり、立ち上がり抗議行動を起こしたくてもなかなかまとまらないらしい。

経済が潤うことを最優先にして、事故の件はもうなかったことにしようとする地元勢力もあるくらいだそうだ。

人には人それぞれの立場がある。

だから、むやみやたらに人を巻き込む訳にもいかない。

けれども、この思いを何らかの形で表現しないではいられない。

そこで関さんはひとり、二本松から東京まで行進することにした。

英国の塩の専売に抗議した、ガンジーの<塩の行進>をまねて、東電と経済産業省に福島の汚染灰を届ける<灰の行進>をするのだ。


<灰の行進>が那須を通過すると云うので、友人たちに連絡し参加応援させて頂きました。

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プラカードを下げ、鳴りものを鳴らしながら国道を歩く。

車から応援のクラクションが鳴ったり、飲み物を贈られたり・・・

自転車で伴走する旅行者も現われ、なんだかとても楽しくなって来る。



<灰の行進>は7月16日東京代々木の10万人集会に合流するように、このままずっと南下します。 

そして翌17日には、いよいよ東電と経産省に灰の配達をする予定です。

皆さんも是非応援してあげて下さいね。

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by viva1213yumiko | 2012-06-27 10:47 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)