タグ:食べもの ( 16 ) タグの人気記事

ささやかだけど衝撃的な話し

世の中には「どうってことないささやかな事なのに、偶然知っちゃったがために思わぬ衝撃を受ける」っていう事があります。

そんなケースをいくつか、思いつくまま紹介してみましょう。

ささやかすぎる話しで、ホント申し訳ないんですけどね。




その1:唱歌「うみ」の秘密
a0253145_19505990.jpg

  ♬うみはひろいな おおきいな

   つきがのぼるし ひがしずむ

   うみはおおなみ あおいなみ

   ゆれてどこまで つづくやら

   うみにおふねを うかばせて

   いってみたいな よそのくに♬


誰もが知ってる小学唱歌「うみ」です。

大らかな詩、優しいメロディー。

どこまでも広がる青い大海原のイメージが目に浮かびます。

夏休みの臨海学校。

波打ち際まで一斉に走り出す、スクール水着の子供たちの元気な声が聞こえるようです。


ところがこの唄のイメージには、実は大きな誤りがあったのです。

私もこの歳になるまで全く気付かずにいたので、知った時には驚愕してしまいました。

「私ってバカバカバカ!!!」

握りこぶしでオツムを叩きたいくらいの衝撃が走ったんです。


長年に渡って染みついたこの歌のイメージを覆す、ささやかな秘密をあなたにも教えましょう。

さあ、もう一度歌詞を読んでみて下さい。


   海は広いな、大きいな

   月が昇るし、日が沈む


月が昇る、日が沈む。

お月さまが昇って、お日さまが沈んでって・・・


なんとっ! そんな馬鹿なっ! 

アンビリーバボー!

つまりこの唄の風景とは、<日没の海>だったんです。


青い空・青い海・どこまでも続く水平線・・・

それは真っ赤な嘘でした。

真実の風景は、今まさに沈まんとするオレンジ色の日没の海だったんです。

いやいや参りました。 

ショックが大きいです。


そうなって来ると、青く明るい希望の「うみ」が一転しちゃいます。

異国への逃避行を夢見る、深い憂いを秘めた唄に早変わりです。

さらに、太陽を日本の象徴ととらえたら話しはもっとややこしくなりますよ。

「日ガ シズム」

つまり亡国日本を捨て、亡命を想う唄になっちゃいます。


このように日本語のイメージって変幻自在、フレキシブルに変化しちゃうんですよね〜

ささやけど衝撃的な事実です。





その2:地下鉄の入口は?
a0253145_19521066.jpg

上野某所を訪れる際、道に迷ったので地元の人に尋ねてみました。

するとその方はこう言うのです。

「大通りを渡った一本先に<地下鉄の踏切>があるから、そこを超えてくと良いですよ」

ええっ? 何ですって? 

地下鉄の踏切?? 

なんか言ってることが、ヨクワカラナ〜イ!

大体この辺りは住宅や商店ばかりなのに、踏切なんて明らかにおかしい。

さっきの人、日本語アヤシい外国人だったかしら?


頭の中に次々沸くクエスチョンマークをやり過ごし、ひとまず指示通りに進んでみた。

すると、あら不思議!

本当に現われたのだ。 

メトロ銀座線の踏切が・・・


ここは銀座線上野検車区。

昭和2年(1927年)に銀座線が開業した時からこの場所に存在する、日本で唯一の<地下鉄の踏切>だったのです。

メトロ銀座線はこの直前まで地下ルートでやって来て、突如地上に現われ車庫に入って行く。

仕事を終えた炭坑夫が疲れを癒すため黙々と飯場に戻って来る。

そんな連想をつい思わせる、不思議と感動的な場所なのです。


「地下鉄の電車はどっから入れたんでしょうねぇ〜。それ考えると一晩中眠れなくなくなるの。」

春日三球・照代の漫談は、一世を風靡したこのフレーズで有名でした。

どこから地下鉄を入れたか皆んなが質問するので、当時の地下鉄職員さんはさぞかし困ったことでしょう。

あれからウン十年。

思えばそれはずっと迷宮入りの謎だったのです。

長年棚上げにされてた謎が、偶然にも本日明らかになってしまいました。


「地下鉄の電車はどっから入れたんでしょうねぇ。」

「東上野4丁目から・・・」

さあ、これでもうあなたもぐっすり眠れますね。





その3:胎盤食
a0253145_19523489.jpg
中国人観光客が増えた銀座では、高級店のウィンドウにも中国語の表記が目立つようになりました。


ある日のこと、とても気になる中国語の広告を発見したんです。

[超級胎盤素 10万日元]

そこは美容クリニックです。

中国語で [スーパープラセンタ 10万円] って意味のようです。


プラセンタっていうのは、美白化粧品のあのプラセンタのことですね。

そのプラセンタが英語の胎盤を意味するとは、この広告を見るまでちっとも気付きませんでした。


赤ちゃんを包む栄養の固まりの臓器。

ヒトの胎盤を使って美容と健康、アンチエイジング対策をするのは、イマドキのセレブの間じゃ当たり前なんだそうです。

このクリニックではヒト由来の最高級プラセンタ注射を、若返り療法として中国人向けに提供していました。

リーフレットには [新奇的回復青春療法]とか、[驚人的細胞革命]とか、心躍る魅力的な中国語がたくさん並んでいるんですよね。


「胎盤ってさぁ、効くのかしらね?」

私は何気なくそばにいた知人に尋ねてみました。

すると彼女は「そんなの当たり前でしょう?」って表情で、驚くべき発言をしてくれたのです。

「私もお産の時、胎盤食べますか?って聞かれたわ」


た・たいばんを食べる・・・?

何でもレバ刺しのように、わさび醤油やショウガ醤油で胎盤を食べる人がいると言うのだ。

熱を加えても良いらしい。

産後の肥立ちが良くなり、母乳も出やすくなると言う。

しかも激ウマとの噂もあるらしい。(本当なのか?)


確かに野生動物は皆お母さんが胎盤を食べてしまうのだから、人間にもそのような風習があってもおかしくはありません。

何だかカニバリズムの気配も隠せないけど、胎盤を食べた人は皆概ね感激するらしい。

そう言われてみると食べてみたいような、みたくないような・・・

ささやかだけど、かなり衝撃的なお話しであります。




[PR]
by viva1213yumiko | 2015-11-30 13:01 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

ブレサリアン伝説

a0253145_16145568.jpg
この世には [食事を取る事を拒否して何年も生き続ける人] というのが実際に存在しています。

そういう人々は食物からのエネルギー供給を必要としないのです。

彼らは呼吸(ブレス)だけで生きているので、<ブレサリアン>と呼ばれています。

それにしても、なぜ?

なぜ彼らは食物を摂取せず、呼吸だけで生きて行けるのでしょうか?


野菜だけしか食べない人を<ベジタリアン>、果実のみ食す人を<フルータリアン>、液体食しか取らない人を<リキッダリアン>と言うように、殆ど水すら取らず呼吸だけで生きる人を<ブレサリアン>と言います。

<ブレサリアン>は、現在世界に数千人はいると言われてます。

もちろん人間はいきなり<ブレサリアン>になれるというものではなく、<ベジタリアン>→<フルータリアン>→<リキッダリアン>と、食べない事に徐々に慣らして行き、それなりの段階を経て<ブレサリアン>に到達するものです。

しかし、不食とはいっても瞑想ばかりのやせ細った身体ではなく、重労働をしても疲れを感じず睡眠時間も半分位でOKになり、人並み以上の生命活動を営めるバイタリティの持ち主になれると言います。

このタイプの人々は、大気中のプラーナを体内に取り入れエネルギー変換する能力が備わっていて、その機能のため生体を維持して行けると言われているのですが・・・

まぁ早い話し、霞を食べる仙人と思ってもらえれば良いでしょう。
a0253145_16233315.jpg


実は私、この<ブレサリアン>にとても憬れているのです。

だってそうですよね。

人類の大多数が<ブレサリアン>、あるいは<リキッダリアン>になって、食料確保の労働から解放されたらどんなに自由に生きられるか想像してみて下さい。


「不食? 食べる楽しみがなくなるなんて、そんなの絶対つまんない〜」って仰有るなかれ。

旬の味覚を味わう楽しみは、友人との会食、お祭りや宴会の時のために取っておけば良いんですよ。

実際<ブレサリアン>たちは社交のため、感情レベルでの結びつきのためには時々食べる事を選択する、という方が多いのだそうです。

だから世間的には不食とは気付かれない例も多いと聞く。

でも実際のところは、彼らはプラーナエネルギーのみで生体維持の大部分を賄っている。

太陽光からエネルギーを供給をしているのだから、それはソーラー発電と全く同じ理屈です。

無限に永久に賄えるんですよね。

備蓄が要らないから、身体はスリムで快適。

しかも活力があって、ツヤツヤの肌。

健康に長生きするサーチュイン遺伝子にスイッチが入って、老化せずパワフルに生きられる可能性を秘めています。
a0253145_16163355.jpg

人の健康だけの問題だけじゃありません。

楽しむための食料しか必要なくなるのだから、世界の食料供給はみるみるうちに過剰になり、発展途上国の飢餓問題もすぐに解消されます。

巨大企業の食料支配・食料操作の戦略も通用しなくなる。

人々は企業に頼らなくても生きて行けるんだという事に改めて気づき、本当の意味で自立し始めるのです。

そして良質な食料だけが自主流通しているのを皮切りに、他の分野でも企業側システムは大幅に変わらざるを得ません。

資本主義は徐々に崩壊して、会社努めのサラリーマンという概念すらも消えて無くなるでしょう。

そうなると人々は暇を持て余すようになり、芸術や文化、福祉、家庭生活、リクレーションが感心の殆どを占めるようになって来るでしょうね。

食べるためガツガツ働く必要がなくなって、高度に洗練された社会へと変貌して行くのです。

人は恋するため、好学のため、子育てのため、遊びのため、共に笑うために時間を使うようになる。

それが人生というものである、という哲学が主流になるのです。


そうなってくると釣りや畑仕事は、むしろ暇つぶしのための高尚なレジャーですよね。

釣り名人・野菜名人が家元の師匠のように、もてはやされるようになるかも知れません。

地球の生態系は良い具合にバランスが取れて来て、人と自然とは共存して生きて行く。

環境保護のためのルールが細かく設置され、それを破る者は厳しく罰せられる。

エデンの園を取り戻した人類は、二度と神に追放される事なく、永遠に幸せに暮らしましたとさ。

人間が不食・小食になったなら、こういう物語が実際に待ち受けているのです。

地球と人類にとって、お互いに良い事尽くめだと思いませんか?

a0253145_16344427.jpg

何かが不足している、飢餓感を感じる、というのはその人の内面の感情レベルの問題であると言われています。

ある人は愛に飢え、ある人は富に飢え、またある人は力に飢えていたりするものです。

食べ物への欲求はそうした様々な飢えへの代償になっていて、真実の心の飢えに気付きさえすれば、自ずと食べ物への執着は消えると言われます。

自分への満足感が<聖なる栄養素>になって、不食でも生きて行ける状態へと移行するのです。

個人個人の心の飢えが解消されれば、それに伴いきっと社会的な不平等、欠乏問題も克服されて行く事でしょう。


我々は「食べなければ生きて行けない」という信念に支配されています。

だから食欲という煩悩を超越する事が出来ずにいる。

しかしそれがただの思い込みに過ぎないとしたらどうでしょう?


不食で生きてる人の前例がもっと多くなれば、世の中の常識は見事にぐるんとひっくり返ります。

皆んなが心を浄化して安定し幸福に生きたら、世界のあちこちで<不食伝説>が身近になるに違いありません。

人間の精神の力は、あなたが思うよりずっと偉大な潜在力を持っているのです。




[PR]
by viva1213yumiko | 2013-10-27 16:35 | 美容・健康 | Comments(2)

りんご神話

a0253145_155429100.jpg
台風が続くせいなのか、ほんの少しの傷で売り物にならない<理由ありりんご>が、スーパーで大量に特売されていました。

う〜む。

考えてみれば、りんごだって人間とおんなじです。

傷を負い痛みを知ってるものには、それなりの深みと味わいがある?かも知れないじゃないですか。

手間ひまかけて大事に育てられた優等生りんごも素晴らしいですが、多少の痛みを知る<理由ありりんご>だって十分に魅力的です。

この世に存在するありとあらゆるものには、その使命と役割が用意されているのです。

縁あって私の元へとやって来た4つのりんごたちは、私の味覚の喜びと幸福に帰依する使命を全うしようとしてくれています。

そして理由がどうあろうとなかろうと、潔く消滅して行かんとするその勇気に、この世の無常と循環と刹那を改めて私に思い起こさせてくれるのです。

まあとにかく・・・

りんごを食べる機会が増えて嬉しい限りなのであります。
a0253145_154013100.jpg

太古の昔から、我々人間とりんごとは親しい間柄です。

人類史のエポックメイキングな場所には、なぜか必ず赤いりんごが登場し、その存在感を見せつけて来ました。

サイズといい色といい、まるで人間の心臓を思わせるからでしょうか、りんごは人の生命の象徴として扱われる事が多いのです。


「人間とりんごとの関係性には、宿命論的な何かがあるに違いない・・・」

今朝もサクサク<理由ありりんご>の皮を剥きながら、私は考えておりました。

世界に果実は数多あるけど、りんごほど詩的・象徴的な果物はありません。

[人類が克服すべきカルマと共に、十字架を背負って歩いた希有な存在]

りんごという果実には、きっと特別な何かがあると確信しています。


そう思ってみると、我々はもっとりんごをリスペクトし、日々感謝して食さねばならなくなりますねぇ。

「りんごをかじると歯茎から血が出ませんか?」

何だかあの台詞さえ、りんごへの冒涜に思えて来ました。

本日は罪滅ぼしも兼ねて、思いつくままりんご神話を思い返してみましょう。


a0253145_1559584.jpg
まずはご存知<旧約聖書> 

エデンの園の禁断の実の逸話です。

アダムとイブは楽園を追放され、原罪を負ってしまいます。

その時以来、我々は人生に苦悩し続けなければならない宿命を負った訳ですが、このお話しの中でりんごは禁断と誘惑、知恵と生命の象徴となっています。

あの時ご先祖さんが赤いりんごを食べさえしなければ、今も裸の楽園で悩みなく暮らしていのかと思うと、ちょっとだけ泣けてきます。

いっそエデンのりんごがドリアンみたいな強烈な匂いを発していたら、アダムもイブも禁を犯さず、全然違った楽しい神話が生まれていたんでしょうねぇ。



それからギリシャ神話の<パリスの審判>
a0253145_15573240.jpg
パリスは3人の女神の美人競争を黄金のりんごで選ぶのですが、それが元でトロイア戦争を引き起こしてしまいます。

また<英雄ヘラクレス>の逸話では、天空を支える巨神アトラスを欺くため、ヘラクレスは黄金のりんごを使ったとあります。

ギリシャ神話のりんごは、はかりごとや権力の象徴のように扱われています。



一方、<アラビアンナイト>のアフマッド王子は、魔法のりんごで病気の姫を治して健康と蘇生の象徴になっているし、グリム童話<白雪姫>も毒入りりんごによる死と蘇生、娘が女に成長するためのりんごとして扱われています。
a0253145_199746.jpg


<ウィリアム・テル>では頭に乗せて矢を射られたりんごは、英雄の反抗性、父子の信頼と愛情の象徴です。
a0253145_18583337.jpg


また、ニュートンは木から落ちるりんごで万有引力の法則を見つけたし、スティーブ・ジョブスはりんごのかじり跡(バイト)を単位byte(バイト)と語呂合わせしている。
a0253145_19234782.jpg

そして10月31日のハロウィンも、本来は古代ケルトやローマの果樹の女神<ポモナ>を讃える秋の収穫祭で、西洋では別名<りんごの日>と呼ばれるらしい。

恋人の名前を書いたりんごを水に浮かべ、口だけでそれを取れるかどうかで恋の成就を占う風習があって、それをアップル・ポビングというのだそうです。
a0253145_19245369.jpg



どうですか? 

りんごの神話性はおとぎ話しを超えてるって気がしませんか?

そこには意味深い、特別な秘密の叡智が隠されているように感じられます。

りんごは人類にとって特別な、宿命的な果実って事なんでしょうね。




a0253145_162628.jpg
追伸
以前、映画<奇跡のりんご>を見て私も感動した一人なのだが、木村秋則さんの業績は多くの人々に支持され有名になり、今や新しいりんご神話を生み出してしまったようです。

昨今では、そのオーガニックりんごの果汁で作った化粧品さえ販売されていると聞きます。

平成版のりんご神話は、日本の津軽から今現在、生まれ育ってる真っ最中なのであります。

木村さんが生み出した<奇跡のりんご>のストーリーが、本物の神話のように語り継がれて行く事を願っています。




[PR]
by viva1213yumiko | 2013-10-21 19:33 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)

シベリアはどこにある?

a0253145_22243870.jpg
宮崎駿の新作<風立ちぬ>は、ゼロ戦の設計者、堀越二郎の30年間を描いた大河ドラマです。

大人の観賞に耐えうる<しみる>映画で、さすがに良く出来ておりました。

時代考証がまた秀逸なんですよね。

明治・大正・昭和と、急速に近代化する日本を丁寧に描写していて、映画の中で時代の移り変わりが良く出ています。

観客は皆その時代に生きてたわけでもないのに、その風俗その空気感に胸がキュンと高なり、切なくなってしまうのです。
a0253145_223926.png

関東大震災のシーンも迫力がありました。

まるで3.11を追体験するかのような臨場感で、ちょっと緊張してしまいます。

関東大震災から第二次世界大戦に向かって、どんどん世の中が暗く、重苦しくなって行く昭和初期。

作者がこの現代にだぶらせて作品を創作しているであろう事が、容易に想像されます。


そして主人公二郎の恋。

高原のサナトリウムから抜け出して結ばれる二人。 そしてその別れ・・・

純粋無垢な王道恋愛100%で、またまた胸キュンキュンです。
a0253145_22395088.jpg

全編宮崎駿の好きな、飛行機・建物・風景・乗り物・嗜好品に溢れていて、ジブリファンでなくても思わずニンマリしてしまいます。


この映画の魅力は色々な角度から語ることが出来るのですが、個人的に最も印象深かったのは<シベリア>でした。

欧米列強に追いつこうと急速な近代化を進める日本。

その歪みが人々に波及する様を、物語は<シベリア>ケーキで表現しています。

親の帰りを電柱の下で待つ幼い兄弟姉妹。

ひもじい彼らに主人公はお菓子を施すが、拒否されるというあのシーンです。

a0253145_2235127.jpg

羊羹をカステラでサンドイッチにした、<シベリア>という名のお菓子。

あれ、懐かしいですねぇ~

子供の頃、近所のパン屋さんに売ってたのを思い出してしまいましたよ。

なんでも<シベリア>は、大正から昭和の頃の大ヒット菓子として有名で、私の子供の頃にもまだその名残が残っていたのか、場末のパン屋さんには必ずやひっそりと静かに存在してたのです。

とはいえ、もう既に子供たちにはショートケーキやシュークリームが主流で、羊羹を挟んだカステラなんてどう転んでも地味すぎます。

あくまでも<年寄り好みのお菓子>というポジションに甘んじてました。

夕方の商店街、パン屋のショウケースに売れ残り、乾燥しかけた<シベリア>だけが行儀良く並んでいた光景が思い出されます。

昭和初期には子供たちの食べたい物ナンバーワンだったという<シベリア>ケーキですが、平成の今では絶滅の危機に瀕する幻のレトロ菓子なのであります。
a0253145_22434014.jpg

シベリアの永久凍土の地層を思い起こさせる、この<シベリア>ケーキ。

それが映画のヒットと共に今、<シベリア>復刻のムーブメントが起こりつつあるみたいなんです。

ネットでは「ここでシベリアを買える!」みたいなサイトがあって、古くて小さな昭和レトロのパン屋さん情報が飛び交っているし、また某大手コンビニでも売り出しを始めたとか・・・

お菓子の世界の絶滅危惧種も、一発逆転、起死回生のチャンスが訪れたようなのです。

a0253145_1263725.png
   
[生きねば]  これは映画<風立ちぬ>のコピーです。

「たとえどんな時代でも力を尽くして生きることが必要なのです」という監督の思いが強くこもっていますよね。

まるでその思いに応えるかのように今、<シベリア>は甦って参りました。

皆さんも<シベリア>に負けぬよう、この時代、力を尽くして生きましょうぞ!



追伸
近隣のパン屋3件、スーパー5件、コンビニ3件を回り、やっと発見した<三角シベリア>がこれ。
a0253145_22213321.jpg

残念ながら食品メーカーの大量生産品で、イメージとはかなり違っていた。

探せば探すほど徐々に思いが募り、<シベリア>を美化しすぎた私。

結局ただ甘いだけで、美味しいのか美味しくないのか全く分からなかった事が残念である。




[PR]
by viva1213yumiko | 2013-08-11 22:53 | オペラ・バレエ・映画 | Comments(0)

食料を制するもの世界を制す

旅に出てよその国を覗くと、改めて日本の良いところ悪いところを感じたりするものです。

恵まれた四季の恵み、お天道様に感謝し、回りとの調和を重んじて生きて来た日本人。

おおらかで素朴、清潔で器用、律儀で礼儀正しく精神的にも豊かな国民性。

甘ちゃんで、なあなあで、長く低迷してるけど、いざとなると底力のある、そんな<美しいニッポン>を大切にしたいですよね。

a0253145_1541910.jpg

それなのに「TPP参加で日本の農村部崩壊の可能性あり」とは聞き捨てならない話しです。

外国産の安価な農産物が大量に市場に流れたら、家族経営でこじんまり生活をささえている農家さんにとっては死活問題です。

元来<身土不二>と言う言葉の通り、身体と土地とは切っても切れない関係なんですよね。

自然の恵みとは身体にとって実に上手く出来ていて、季節の食べ物は生活圏の近くから調達することが一番の健康法であり、全ての生物にとって望ましい姿なのです。

遠いところからやって来る保存料まみれの作物では、命を育む生命力が感じられません。


TPP、それは米国の圧力により日本の国家主権が脅かされる危機でもあるのです。

正確には米国の圧力というよりユダヤ金融資本体制による圧力といえるのでしょうが、幕末にはペリーが黒船で開国を迫り、大戦後はマッカーサーが民主主義を植え付け、徐々に日本民族の精神<大和魂>破壊の準備は成されて来ました。

そして今、日本民族が守って来た<瑞穂の国>の生態系さえも破壊されかねない状況です。

なんでもシオニストは長年の日本研究の結論として「農村を破壊すれば日本民族滅亡作戦の8割方は完成する」と見ている、という恐ろしい話しもあるんだそうですよ。

あくまでも<日本の農業>ではなく、<日本の農村>という点がポイントです。

明治新政府の土地農地私有化政策がその第一段階。

そして敗戦後の占領下には民法が制定され、均分相続制となり農家は粉々にさせられてしまいました。

国民のパン食化、洋食化で食料自給率は3割にまで落ちてしまいました。

農村はとっくの昔に荒廃し、農家の跡継ぎはいなくなっているのです。

そしていよいよTPP。

a0253145_15425915.jpg

[食料を制するもの世界を制す]

メキシコやアルゼンチン、インドなど遺伝子組換え作物導入の結果、かえって食料難になってしまった国もあります。

地球温暖化でエネルギー不足・食料不足になるので「生産性の高い遺伝子組換え作物が必要」と、詐欺まがいのプロパガンダ。

そうやって種子と農薬をセットで売りつける、モンサントみたいな巨大企業は危険極まりない存在です。

<遺伝子警察>にしても<ターミネーター種子>にしても、このやり口は独裁政治と同じじゃないですか。


まるでSFみたいですが、今のモンサント食料を何十年と食べつづけると、不妊になり、奇形児を生み、体は小柄になり、脳も小さくなってあまりものを考えない家畜化した人種が出現する、との未来予想もあるのです。

この会社のとてつもない危険性については、映画<モンサントの不自然な食べ物>の他、YouTubeにも色々アップされているので知らない人は是非見てみて下さい。

a0253145_154271.jpg

グローバリゼーションという美名の下には、<人類家畜化計画>や<人口削減化計画>が見え隠れしていると言われています。

それらに強く抵抗した者は、リビアのカダフィ大佐といいベネズエラのチャベス大統領といい、あらゆる形でヒットマンが送られるのだそうです。

ネット社会でリークされ、既にミエミエ、バレバレになっている真実の世界図。

それは生物多様性に富む<蒼き美しい地球>の姿ではなく、企業や国家間のエゴイズムでシミだらけのボロボロな世界地図だったという訳なのです。

一体人間はどこまで進めば、その愚かさに目覚めるのでしょうか?




[PR]
by viva1213yumiko | 2013-03-18 12:29 | 衣・食・住 | Comments(0)

肉骨茶はいかが?

a0253145_156353.jpg
シンガポールの旅は食べ物の心配が全くありません。

高級・B級を問わず、世界中の料理が食べられるグルメ天国です。

中国系が人口の75%を占めるので中華料理店が一番多いみたいだが、マレー系、インド系、西洋料理、世界各地のエスニック料理に加え、日本料理の店もたくさん見かけました。

街のあちこちにホーカーズといわれる政府管轄の屋台村やフードコートがあり、安く気軽に食事ができるので、量はいらないけどあれこれちょっとずつ試してみたくなる私には嬉しい場所です。


もともとシンガポールは英国の植民地時代に、中国やインドから出稼ぎ労働者が集まったので独り者が多く、屋台で食事を済ませる人が多かったのだそうです。

その頃からの習慣で、今でも「人の集まる場所にはホーカーズ有り」という屋台文化が根付いているのだそうです。

熱い国だから火を使う台所仕事はなるべく省きたいのかも知れませんが、本当にみんなテイクアウトや外食が多い。

料理の苦手な主婦でも栄養バランスが取れた美味しい料理を、家族に食べさせられる点もまた、良くできた羨ましい国ですよね。

とにかく食文化のバラエティがありすぎて混乱する程なんだけど、街歩きしながら適当な店を見つけて食べてみても、大失敗って事にはならないのは大きな魅力になってます。


a0253145_152345.jpg

昼時、通りの向こうにとても賑わってる店を発見してしまいました。

看板にはどーんと大きく<肉骨茶>と書かれていて、その店に人だかりがしてるのです。

<肉骨茶>って、あなた・・・

肉骨粉を溶かしたお茶? 

まさかね。

一体何なんだろう。

あぁ、ダメ! めちゃくちゃ気になる。

もう、好奇心全開モードに突入です。

何としても<肉骨茶>の正体を突き止めない限り、帰国できませんぞ。


お店のメニューを確認してみると、どうやらこれは骨付き豚肉のスープである事が判明しました。

白いご飯に<肉骨茶>をかけてさらさら食べる、中国風のお茶漬けみたいな食べ物のようです。

お腹は空いてなかったけど、取りあえず試してみる事にしました。

a0253145_1531052.jpg

出て来た<肉骨茶>を恐る恐るレンゲですすってみる。

すると・・・

おお! これは美味しい〜!

骨付きポークリブを漢方のハーブやニンニクと一緒に煮込んだスープで、コショウが効いててコクがある!

バクテー<肉骨茶>といって、かつて満州系の肉体労働者が精をつけるために食べたのが始まりとの事です。

なるほどねぇ・・・

栄養満点ですぐに元気が出そうなスープ。

炎天下の街歩きで疲れた身体に、丁度ドンピシャリでした。

「美味しい!、美味しい!」

と、いかにも観光客風のリアクションで<肉骨茶>を飲み干します。

すると、日本のそば屋でそば湯を注ぐように、お店のお姉さんがバンバンお代わりを注いでくれるじゃありませんか。

それをまた、ワシワシ飲み干してしまう。

すると気前の良い事に、またお代わりをくれるのです。

ワシワシ、バンバン・・・

ワシワシ、バンバン・・・
a0253145_155371.jpg

ははん、<肉骨茶>の茶とは、このポット・サービスの状態の事を指すのだな?

感心して店を後にしたのだが、後にガイドブックを読むと、<肉骨茶>は中国茶と一緒に食するものと書いてあった。

う〜む。

私、お茶をオーダーしなかったのはミステイクだったのでしょうかねぇ?

<肉骨茶>の茶とは、だし茶漬けの茶なのでしょうか?

それとも、中国茶と一緒に食するの茶でしょうか?


安い! うまい! 早い! 三拍子揃った<肉骨茶>

けれども微妙な疑問が増えてしまった、ミステリアスな<肉骨茶>なのでした。




[PR]
by viva1213yumiko | 2013-03-10 15:08 | 衣・食・住 | Comments(0)

媚薬チョコ

a0253145_12321281.jpg

昔から「チョコレートは媚薬である」と、言われて来ました。

媚薬か否かで、17世紀には聖職者の間で活発な論議があったくらいです。

カカオにはカフェイン(興奮作用)とテオブロミン(精神安定作用)が含まれていますし、チョコの香りが脳に働きかけると快楽物質のドーパミンが分泌されるのだそうです。

また、恋して胸がときめいた時出てくるPEAというホルモンがカカオエキスから排出されるらしく、当然カカオ分が多い方が媚薬効果UPなんだそうです。

なんでも女性はチョコを食べると、目の前の男性がステキに見えて来るらしいですゾ。

まさにコーフン&リラックス&胸キュンの、<惚れ薬スイーツ>と言えるのではないでしょうか。


チョコレートが初めてヨーロッパに伝わったのは1526年。

マヤ人と接触したコルテスは、そこでマヤの王族や貴族の飲む貴重な飲料<チョコラートル>を知りました。

現地の言葉で苦い飲み物を意味するこの<チョコラートル>を、帰国したコルテスがスペイン王に献上したのが始まりだとされてています。

しかし<チョコラートル>は、カカオ豆を火で焙り、石臼ですりつぶしてドロドロの液状にしたものに、バニラや胡椒やトウガラシ等で味付けしたもので、非常に苦くヨーロッパ人の嗜好には合わなかったのです。

そこで砂糖を混ぜて口当たりを良くしたところ、王侯貴族や富裕層に瞬く間に広がって行きました。

やがて植民地栽培もされ、庶民層にも拡大したのですが、チョコレートドリンクは手工業的に作られていたので、その製法はあくまでも<摩訶不思議な秘方>でした。

チョコレートが媚薬と結びつけられるようになったのは、このようないきさつの為なのです。

a0253145_1256339.gif

媚薬とは、異性の心を自分に引きつける薬のこと。

シェイクスピアなど、惚れ薬を主題にした物語も多いですよね。

普段は自分を袖にしていた絶世の美女(美男)が、小さな薬を飲んだだけで、次の瞬間からぞっこん惚れ込んでしまうのですから、いかに人が理想の伴侶を手に入れることを人生の大事と考えていたかの証しでもあります。


中世騎士物語の<トリスタンとイゾルデ>は、「一緒に飲んだ者は身も心もひとつとなって、生きている間も死んだ後も永遠に愛し合い続ける」強力な媚薬に運命を翻弄される男女の悲劇ですが、ここに登場する媚薬<フィルトル>は、草や花や木の根を葡萄酒の中に浸し、秘法をつくし、魔術を加えて完成させたものなのです。

媚薬<フィルトル>を作り、輿入れするイゾルデに渡したのは、アイルランド王妃の母親なのですが、王妃自らが薬草やら毒物やら秘儀やらを知ってる魔女でもある、という点がなかなか興味深いですよね。

古今東西、時の権力達の多くが媚薬の実在を信じて疑わず、巨費を投じてそれを探し求めたことなのでしょう。


しかし媚薬なら、この日本に驚くほどたくさんあったんですよねぇ~

一番有名なのが<イモリの黒焼き>

これは食するのでなく、<イモリの黒焼き>を粉末状にして、相手に気付かれぬようにその頭上にふりかけるといいらしいですよ。

不思議なことに相手は自分に一目惚れしてしまうというのです。

また精力剤的な扱いでは、<マムシ>や<ハブ>や<朝鮮人参>

それから<スッポンの生き血>とか、海の<ナマコ>も知られてますよね。

性に開放的だった江戸期は、<艶本>や<春画>も比較的容易に手に入ったし、愛の秘薬<惚れ薬>は粋な風俗として江戸川柳に詠われたほどです。

また、薬屋に実在したそれら媚薬の商品名も、<長命丸>とか<女悦丸>とか<たけり丸>とか、なんとも言えないネーミングで、ホント笑っちゃうのです。

江戸の人々のおおらかな遊び心には驚くべきものがありますよね。

a0253145_12582652.jpg

「チョコレートは媚薬である」

嘘みたいな話しだが、伊の近年の医学研究でも「チョコレートを日常食べる女性は、そうでない女性に比べてより良いセックスライフを送っている」と発表したんだとか・・・

カフェインや砂糖や、チョコレートの中のドラッグ的成分に常習性があることもこの手の媚薬伝説に拍車をかけているのかも知れませんね。

付き合い方次第で毒にも薬にもなるチョコレート。

バレンタインデーをきっかけに、是非皆さん、ご自分なりに媚薬の研究をしてみて下さい。




[PR]
by viva1213yumiko | 2013-02-04 13:01 | 衣・食・住 | Comments(0)

小さな便りとスイカ糖

朝晩めっきり涼しくなりましたね。

高原の稲穂は早くも黄金に色付き出し、いよいよ秋の気配が近づいております。


枝豆と冷や奴も一段落。

日が暮れる時間も早くなり、あったかいご飯とお味噌汁が恋しくなる今日この頃です。

そんなある日の午後「今年最後のスイカをとうぞ」と、農家さんからスイカ一玉頂きました。

a0253145_13343156.jpg

スイカはその95%が水分なので、何だか栄養なさそうな気がするけど、実はとてもたくさんの薬効が含まれてるって知ってました?

それも赤い果肉だけでなく、普段捨ててる果皮の部分ほど薬効成分が高いというのだから驚きです。


スイカのシトルリンという成分には利尿効果があり、むくみ・腎臓病・尿道結石に良い事は知られていますが、アルコール代謝と解毒作用もあるので、二日酔い・肝臓病にも効くのだそうです。

さらに活性酸素を取り除き紫外線デトックスの働きをするので、しみ・そばかすを予防するんですって!

高血圧・低血圧にも効き、動脈硬化を防ぎます。

疲労回復効果があり、不眠解消につながる。

便秘やダイエットにも良い。

そして一説には、妊婦さんの羊水をきれいにして、妊娠中毒症を予防するという伝承もあるみたいですよ。

また種子の部分には解熱作用があり、熱冷ましや喉の痛み止めの薬として使われたとか・・・

乾燥させて皮をむき、そのまま食べたりお茶にしたりするんだそうです。

本当にスイカ丸ごとすべて薬効のかたまりで、捨てる部分は全くないとの事なんです。


先月の酷暑日には熱中症対策で大変お世話になったスイカ様。

大変感謝して頂戴いたしましたが、季節が巡り今となっては、もうとても全部は食べきれません。

しかしスイカのこんなに素晴らしい薬効には、一年を問わず恩恵に預かっていたいもの。

と、いう訳で<スイカ糖>作ることにしました。

3.5㎏のスイカ一玉、果肉も皮も丸ごと絞って・・・

煮詰めて、煮詰めて・・・

a0253145_1336785.jpg

水あめ状態のエキスになるまで凝縮させた民間薬です。

それを朝晩スプーンに一杯舐めるだけ。

余分なむくみがスッキリとれて、元気ハツラツで暮らせるはずです。


[小便とは 体の中のちょっとした変化を知らせる 小さな便りである]

と、以前何かで読んだ気がしますが、それは確かに本当だと思いますね。


大きな病に至らぬように、自分が排出してるものに注意深くなってみて下さい。

遠慮してたらここでは駄目駄目!

バンバンおしっこ出して、溜まった毒素スッキリさせたいものです。

「セシウムの9割は尿で排出する」とも云いますし・・・

誠におしっこ侮るなかれです。

a0253145_13371340.jpg


追伸:
出来上がった<スイカ糖>は小瓶にたったの1つだけ。

ヨーグルトにかけたら大層美味でした。 




[PR]
by viva1213yumiko | 2012-09-12 13:59 | 美容・健康 | Comments(0)

映画<今、ここにある未来>

インドの思想家、サティシュ・クマールのドキュメンタリー映画<今、ここにある未来>を観賞しました。

エコロジカルでホリスティックな持続可能性社会って、一体どういう社会のことを指すのでしょうか?

問われた時、あなたは明確なヴィジョンが描けますか?

この混迷の時代、どうにも見えて来ない未来のイメージを、サティシュさんはシンプルに、しかし力強くキラキラと語ってくれています。

a0253145_20162283.jpg

サスティナブルな世界の実現に必要なのは、3つのSを結びつけることだと、クマール氏は説明します。 

Soil(土)と Soul(心)と Society(社会)


・環境活動家の説く自然環境論

・宗教家の説く幸福論・人生論

・社会運動家の説く新しい社会経済システム


<土と心と社会>がひとつに統合されてこそ、初めて新しいホリスティックな地球が生まれるというのです。

大地や自然界との調和を保ち、心身と魂の健康を取り戻し、フェアで平等な社会経済システムをデザインし直す。

バラバラに分離してしまった<土と心と社会>が一体となった時、初めて人類は満ち足りた人生を共に生きることが可能になるのです。


マハトマ・ガンジーも言ってました。

「世界の変化を望むなら、まず自分が変わりなさい」

しかし多くの人々はこう呟きます。

「地球温暖化・気候変動・貧困・不正・・・問題が多すぎてどこから始めたらいいか分からない」と・・・


そんな人達にクマールさんは明快なヒントを与えてくれています。

「まず、食べものから始めよう!」


やはり、食べることが最も手っ取り早い方法のようです。

よき食生活とは地球への環境負荷を減らすのです。

地域の天然のオーガニックの食品を選べば、輸送・貯蔵・冷蔵などで消費するエネルギーコストを大幅に抑えます。

手作りの献立を家族や仲間で囲む食卓は、心と身体を健康にし、人と人とを繫ぎ合わせます。


あなたが健康で幸せになると、社会にも安定と幸せが訪れます。

すると生態系のバランスが戻り、温暖化の解消をもたらします。 

風が吹けば桶屋が儲かるみたいに、そんな方程式が成り立つのです。

まさに「世界の問題を解決する第一歩は、あなたの今日の食事にかかっている」という訳ですね。


食への取り組み方だけでなく、眠ること・歩くことについても語っています。

「私たちが眠るほど、地球も自分自身も助かります」

「歩くことで、地球から英知を授かるのです」


世界平和の実現については・・・

「平和のためにできること? まず自分が平和を生きること」


そして自分の暮らしを変え、もう機能しなくなってしまったシステムから抜けることの大事さを提案しています。

「人の手でつくられたものは人の手で変えることができます」



日本人にはより良い世界を作り出す力があるので自信を持って欲しい、とサティシュさんは励ましてくれています。

「エコロジカルでホリスティックな運動は、日本の文化伝統を基盤に新しく起こすべきで、他所を探す必要ありません」とも・・・


呆気ないほどシンプルで当たり前の言葉の数々に、我々の行くべき道を指し示されたようで、力が沸いて来るのを感じます。



今ここにある豊かな未来のイメージを、大切に私は育てていこう。

そして少しづつでもいい、皆んなと分かち合って生きていきたい。


スコンと何かが響いて落ちた、夏の終わりの夜でした。




[PR]
by viva1213yumiko | 2012-08-29 19:54 | オペラ・バレエ・映画 | Comments(0)

女性と桃のコンポート

a0253145_1672459.jpg


桃はいつでも女性性イメージの代表的シンボルです。

<桃割れ> <桃尻> <桃色遊戯>

どの言葉にも何となぁ~く艶があって、色めき立つような華やかな雰囲気がありますね。

若い女性の嫁入り前の美しさを、桃のみずみずしさに例えた、<桃夭>トウヨウなんていう語もあるそうです。

確かにあの淡いピンク色といい、丸みを帯びた形といい、柔らかなうぶ毛の風合いといい、女性のバストやヒップの豊かさ柔らかさを思い起こさせますね。

桃林に囲まれた平和で豊かな別天地<桃源郷>とは、世の男たちが望んでも望んでも手に入らぬ見果てぬ夢を、たおやかな女性イメージになぞらえて表現した、男のロマンみたいなものなのでしょう。

なるほど、そう考えてみれば<桃太郎>のおとぎ話は、「桃のように豊かなヒップを持つ女からすくすく育つ健康な子が授かる」という豊穣伝説に聞こえない事もありません。

「英雄とは大地母神から生まれて来る」そういうものだと密かに教えているのかも知れませんね。


また漢方では桃の薬効成分もよく知られていて、桃の種子<桃仁>は鎮痛薬・月経不順薬であります。

桃の葉は肌荒れにもよく、市販のローションやハンドクリームが薬局で手に入るし、桃の葉をお風呂に入れれば<桃湯>となります。

不思議な事に桃の薬効は、ここでもやはり女性の味方です。


ラブリーで、ハッピーで、キュートで、スイート・・・

優しい笑顔を連想させる桃の魅力は、語ろうにも語り尽くせません。

つまりそれは、女性讃歌を意味してるのだと思います。

人を幸せにするという完璧なフォルムを授かりながらも、気負う事なくただ穏やかに存在する美しい生命体。

それが桃のお役目であり、女性性のお役目でもある事なのでしょう。

ああ、女性性万歳!なのであります。



まさに今が旬の桃。

嬉しいことにあちこちから頂いてしまいました。

もちろん大好きなので大喜びなのですが、いっぺんには食べられないので、保存用にシロップ漬けにしてみました。


25%位の濃度の砂糖液にカットした桃を漬け込みます。

今回はてん菜糖で作りましたが、グラニュー糖だともっと透明で上品な仕上がりになります。

風味付けに好みの洋酒や、レモンやバニラを加えても良いですね。

冷やした桃のコンポートにバニラアイスを添えれば、おしゃれなデザートの一丁あがりです。

シロップ液の方もゼリーに固めたり、煮詰めてフルーツソースにしたり無駄なく使え、なかなか重宝です。

旬の果実がたくさんある場合には、このコンポート法の保存をお勧めします。

びん詰めにして棚に飾ると可愛くて、また一層ラブリーな気分になれますよ!

a0253145_15373374.jpg



追伸:

可愛い桃の魅力に負けて、ついつい食べ過ぎると必ずこうなりますからご注意あそばせ・・・


   ゆるぎなく 妻は肥りぬ 桃の下     波郷




[PR]
by viva1213yumiko | 2012-08-27 15:52 | 衣・食・住 | Comments(0)