「どんな人でも、手の歳だけはごまかせないものなのよ」
と、母は良く言っていました。 なるほど、確かに手にはその人の生活すべてが表現されてしまいます。 魔女といえども、女は女。 なるべくならば白くてほっそり柔らかい、美しい手を保ちたいものです。 しかし、何といっても田舎暮らしの手作り生活。 お手入れするより、手荒れのスピードの方が勝っていて、なかなか理想に近づけません。 以前、北海道のマタギが手作りした熊の油の軟膏が、火傷・あかぎれ・ひび・傷に良く効くという話しをTVで見たが、本当ならば試してみたい気がします。 先日も手首から先だけが赤く日に焼けてしまったので、何でかな?と思い、考えていました。 屋外作業をした覚えはないし、紫外線のシーズンにもまだ早いし・・・ しかしその時、はたと気付いてしまいました。 これは日焼けではなく、焚き火焼けだったんです! ![]() かまどやストーブに薪をくべる時は、グローブや軍手で手を保護するのが基本ですが、毎日使っているとつい鬱陶しくて面倒になります。 だんだん炎に慣れっこになってしまい、急ぎの時などついつい素手で薪を投入してしまうんですね。 慣れというのは恐ろしいものです。 当初は火を付けることさえままならなかった私が、気付けばこんなこと平気で出来るようになっている。 お料理の先生で油の温度を指で計ったりする人がいるが、どうやらそれに近いのかも知れない。 真っ赤になった熾き火の上に、素手を差し出してしまうのだから、一瞬といえども私のお手々はあぶり焼きになっているはず。 焼き鳥屋さんの炭火で焼いた手羽先をイメージしてもらえればいいかしら・・・ 強火の遠火であぶられた皮は、こんがり美味しそうなきつね色になるでしょう? う~ん、 やっぱり私には熊の軟膏必要かも知れませんね。 ところでネイティヴアメリカンの先住民族は、小さな子供達に炎の恐ろしさを教える為に、わざとちょっとだけ火傷させるらしいんです。 すると子供は学習して、二度と火に近づかないとのこと。 人間は本来、こうして何万年も前からエネルギーとお付き合いして来たんですよね。 今、持続可能な地球環境を取り戻すため、森の木質バイオマスエネルギーが再び見直されて来ました。 火や熱に関する知恵や創造力を、もっとたくさんの人に伝え、共有する作業も必要です。 今までマイノリティーだった、私たちみたいな火・熱マニア(パイロマニアという)が今後更に増えることを祈っています。
by viva1213yumiko
| 2012-04-21 21:07
| 美容・健康
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