四十九日

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昨日、叔父の四十九日の法要がありました。

仏教の教えによると、人の魂は死後四十九日間はあの世とこの世の狭間である中有界という世界に留まっています。

現世への未練と執着を捨て清められた魂は、四十九日を過ぎると安心して成仏するというのです。


全仏教の中でも輪廻転生を正式にシステマティックに認めているチベット仏教では、

「人は死後に中有界(バルドー)で四十九日過ごした後、生まれ変わる」

と、そう教えています。

チベット死者の書にそう書かれているのですが、そのあまりに早すぎる輪廻転生には私もちょっとビックリです。

もしそれが本当なら、叔父さんはあの世でのんびりする間もなく、今頃再び現世へ帰還準備をしているはず・・・

ふぅ〜

生まれ変わりもなかなか慌ただしいものなのねぇ。

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ところで、このバルドーという世界、一体どういう場所なのでしょうか?


チベット死者の書によると、人は死んで肉体を脱ぎ捨てると真実の自己に目覚めるのだそうです。

真実の自己っていうのは、宇宙の真理に目覚めること。

意識が覚醒して大きく広がり、宇宙エネルギーに直接包まれてしまうことです。

臨死体験者によると、その瞬間はとてつもない至福に包まれてエクスタシーを感じるそうで・・・

う〜ん、なんとも羨ましい限りです。

ちょっと死ぬ日が楽しみになりますね。


ところが生命の本質であるこの光。

あまりに純粋で目も眩むほどの光明なので、死者の意識はつい恐れをなしてしまうらしいんですね。

すると抑圧されていた恐れや苦痛が一挙に飛び出し、潜在意識に潜んでいた感情・思考・イメージが幻影になって現われて来るのだそうです。

パンドラの箱が開いて、恐ろしい鬼や地獄図が出現してしまうんですね。

その人の心の状態が3D映像のビジョンになって次々と現われる訳だから、これはもう大変です。


<閻魔大王に生前の行いを審判され地獄へ落とされる>

というのも実は真っ赤な嘘で、地獄とは自分の心が作り上げた幻想に過ぎません。

心に潜むネガティブな想いが、スクリーンに投影されてしまっているのです。

その幻想に気付き、見破ることが出来たなら・・・

速攻、白い光へと解脱出来るらしいのですが・・・


人の心は誰でも、多かれ少なかれ汚染され傷ついています。

だから自分の心をよーく見つめ、悪しき想いを浄化しないと、スクリーンに映る映像を本当の地獄だと錯覚し、苦しむことになってしまいます。


この世でもあの世でも、状況は全く同じなんですね。

幸せになるか苦しむか、それはあくまでも自分の手の中にあるのだと思います。

与えられた人生に<ありがとう>と感謝し、他者の幸福を自分のことのように願う。

そして憎しみ・恐れ・恨み・つらみで汚染された心をひとつひとつ浄化して行きましょう。

今生も死後も来世もハッピーでいるために、日々幸福の種を撒いておくことが大切になって来るのです。

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by viva1213yumiko | 2012-05-15 22:27 | 季節・行事 | Comments(0)
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