花火大会考

「家の田舎の花火大会は3分待たなきゃ次が上がらなくってサ、いつも妙に寂しい気持ちになるのよねぇ〜」

以前東京湾大華火を一緒に見て感激した友人の言葉が記憶に残っていたので、正直きっと大した事ないだろうなぁと、私ちょっと小馬鹿にしていたんです。

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3年ぶりの開催となった<那須野ふるさと花火大会>は、打ち上げ数2万発・観客推定4万人という規模で、対人口比で換算してみるとすごい打ち上げ率。

寂しいどころかある意味とても贅沢な花火大会でありました。

「花火見るのに車で行くもんじゃない」というのが定説ですが、田舎では車がなければ始まらない。

当然花火大会もまず駐車場の確保から始まります。

那珂川沿いの河川敷グラウンドが会場なのだが、周辺道路はすべて閉鎖されるので近隣学校などの臨時駐車場からキャリーやリュックをせっせと運び込むしかないのです。

普段は農作業の人しかいない、町外れの緑地の風景が一変してしまいました。

浴衣を含む何百人もの華やかな行列が、田んぼの畦や用水路の小道を一列になって歩く光景はまさに圧巻!

カーニバル前の浮かれた雰囲気がフェリーニ映画みたいな情景を作っています。


河川敷の土手の良い場所には既に場所取りのシートが敷かれているのですが、そのスペースがどれも広い!

家族全員集合するにしても、皆よくこんな大きなシートを持っているものだ。

都会のワンルームマンションほどはありますよ。

そして各人、マイホームの展示会準備のように椅子やテーブルのレイアウトに余念がない。

BBQコンロを据えた食堂や居間以外にも、寝室や子供室まで設定している家庭もありましたぞ。

「あ、そこの木陰は老人室がいいかも」とつい口出ししたくなります。

開始間際にグラウンドにたどり着いた我々は、小さな座布団風マットを敷いて観覧です。

ここら辺は狭小住宅エリアなのでみんなこじんまりとしていますが、さすがに万全なのは防虫対策でした。

この地では花火の定番うちわを持つ人がほとんどなく、変わりに子供の光るおもちゃと虫よけグッズが主流派でした。

花火大会にも地域性があるとしたら面白い事ですね。

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さて肝心の花火の方ですが、小休止ごとにスポンサーが発表されてそれが宣伝にもなっている訳ですが、一発のお値段がお高いものからお手頃なものまで各種あり、目の肥えた観客には企業の景気動向を探る指針にもなっていたようです。

「あの会社、今年は随分太っ腹だなァ」
 
「若社長になってから好調って噂だよ〜」

「それに比べりゃお次はかなりショボいさェ」

なんて声がどこからもなく聞こえて来て、みんなやけに事情通なのです。

ここら辺も地方文化の面白さであり、また怖さでもあるんだなと感じてしまいましたね。

私的には那須どうぶつ王国提供の、ウルトラスターマインがお気に入りでありました。



追信:
小さな女の子たちにニューウェーブ浴衣が流行っているのでしょうか?

普通の浴衣の上半身に膝丈のふりふりティアードスカートという不思議な浴衣姿の女の子を結構見かけました。

バレエと日舞の発表会が同じ日だったら多分こんな衣装になるんじゃないか、っていうそんな出で立ちなんです。

これ北関東限定の流行りなのかしらね?

<ホームファッションしまむら>あたりで売ってるのかな?




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by viva1213yumiko | 2012-08-05 12:38 | 季節・行事 | Comments(0)
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