温泉街の盆踊り

世間を斜に構えて見てるようなアウトロー人間でも、ふるさとの祭りや盆踊りのお囃子を聞くと何だか妙にソワソワし始めるものです。

標高800mに位置する那須湯本の盆踊りも同じような状況でした。

湯本温泉は硫黄のにごり湯で、効能の高い泉質として人気があります。

大小様々な旅館が急勾配の坂道に並び、夕涼みのお客さんがカランコロンと下駄履きで歩く。

そんな温泉街の広場にやぐらが立ち、地元住民と観光客を巻き込んだ、とてもアットホームな盆踊り大会が催されたのでした。

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「盆踊りなんて・・・」と、小馬鹿にしてるそこのあなた!

あなただけにこっそりと教えましょう。

当地の盆踊りは踊りの参加者に、もれなくくじ引き券が配布されるのです。

しかもお米30㎏とか、那須牛食べ放題とか、温泉宿泊券や日本酒セットとか、豪華太っ腹バージョンのくじ引きなのだ!

アルパカやカピバラのぬいぐるみやら、ニンテンドーDSなんかもあって、子供達ももう夢中です。

私は残念賞でみそおでんのサービス券のみゲット。

「みんな妙にテンション高いと思った・・・」

はずれ券を握り、悔し紛れにつぶやく私でありました。

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盆踊りの後は今年から新たに始まった<浴衣美人コンテスト>

エントリーした老若男女35名の浴衣美人からグランプリを決めるのですが<キッズ部門><インターナショナル部門><ユニーク部門><メンズ部門>などの各賞と賞品も発表され、そのつど会場を沸かせておりました。

呑んべぇの友人、呑んちゃんも今夜は艶めく雰囲気でビール片手に舞台へ登壇。

参加賞の温泉ミストを自慢げに見せてくれました。

「着付けまでしてもらっちゃって、妙にテンション高いと思った・・・」

浴衣がなかった私は、悔し紛れにまたつぶやくのでした。

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かつて明治期には<風紀を乱す>という理由から盆踊り禁止令が発令され、それでも踊ろうとする人々と取り締まる警察とのあいだでぶつかり合いが起こる程、盆踊りは日本人を熱狂させて来ました。

平安時代の念仏踊りから始まる長い長い歴史を持っています。

しかしこんなに人をエキサイトさせるものだったなんて、今まで全く知りませんでしたね。

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震災以降観光客が激減した那須地区では、その危機がむしろ人々の団結を高めたみたいで、様々な従来イベントもパワーアップしたように感じます。

翌日の下野新聞にも那須の催し物として紹介されてました。

当ブログ上で私設観光大使みたいなことになっている私としても、大変嬉しい限りなのであります。




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by viva1213yumiko | 2012-08-13 16:21 | 季節・行事 | Comments(0)
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