人間の左右の大脳半球を繋いでいる、脳梁という器官があります。 約2億本の神経繊維の束を結ぶ脳梁の後方部分は、女性の方が丸みを帯びた形をしていて、大脳全体との容積比率も男性より大きいのだそうです。 これは女性の方が左右両半球の連絡が良く、脳全体を効率的にバランス良く働かせやすい事を意味してるのだそうです。 一方男性の方は何かに特化した機能・技能を働かせやすい脳で、一点集中型になる傾向があるらしい。 脳の発育過程でも女児は言語・感情機能の左半球がより早く発達し、男児は空間認知機能の右半球がより早く発達する。 だから女の子は人形遊びやおままごとが好きで、男の子は車や電車のおもちゃを動かすのが好き。 また、男女を決める性ホルモンの働きにより、女は警戒心・感受性の強い脳になり、男は攻撃性・無謀さの高い脳になると言われます。 これらは人間が集団で営巣し狩猟採取型の暮らしをしてた頃、男が狩猟を担当し女が採取を担当していた事の名残だとも言われています。 つまり、人間には攻撃的な<男脳>と、情緒的な<女脳>の性差があるって事ですね。 もちろんこれは一般論であって、個体差の方が当然大きいのが当然です。 しかし、男と女の考え方・感じ方のあまりの違いに驚いた時、戸惑った時などに「男脳と女脳とじゃやっぱり違うんだなぁ〜」と自分を納得させる事ができ、意外と便利な理論だったりするんですよね。 これはもうそういうものなんだと認め、改めて一からじっくり観察し、新しいコミュニケーションスキルを構築し直した方がよろしいのではないでしょうか。 つまり<異文化交流>とでも言いましょうか。 あるいは<異星人との遭遇シュミレーション>とでも言いましょうか。 同じ義務教育を平等に受けていても、異性が自分と同じ情動反応を示すと思うのはのは大間違いなのだと心しておきましょう。 例えば他者とのコミュニケーション能力にも、<男族>と<女族>の違いははっきり現われます。 「男性は結論を導き出そう、白黒はっきりさせて互いの優劣関係を明確にしようとして、対立を煽り、見栄をはった言動をしてしまいがち。話しをこじらせ、もめさせる人が多い」 「女性は相手をやり込めずに人間関係優先の選択肢を探ろうとするので、状況改善には向いている。しかし論理的討論で何か結論をはっきり出すという場には不慣れな人が多い」 「男にとっての親密さとは、ともに働いたり競争したり仕事に有用な情報を交換したりすることで、互いの優劣関係がはっきりしている事が重要である」 「女にとっての親密さとは、共にいること、普段の状況について事細かに話すこと、地位や立場に差がなく共感出来ることが重要」 「女は言葉から親しさを汲みとり、男は言葉を攻撃・威嚇・見栄はりに用いる」 などと表現されます。 なるほどねぇ〜 そう言われてみると、何だか妙にスッキリしませんか? 家庭や職場などで、何とも不可解な異性の言動に戸惑ったら、改めてこの原則を振り返ってみることをお勧めします。 すると妙にスッキリ心の整理がつくんですよね。 男女の性差から生まれるすれ違いは、互いの<会話に求めるもの>にもはっきりと現われます。 男性にとっては、問題解決こそ会話の目的であるというパターンが多いのです。 だから自分の意見を主張したり、自分の正しさにこだわる。 一方、女性は会話を通して相手の感情を知ったり、自分の感情を伝えたり、会話する事自体に目的があるのです。 だからそんな男女が向き合うと、男は解決すべき課題がないと会話が成り立たず沈黙に逃げ、そういう態度に対し女性は強くストレスと疎外感を感じるのです。 例えば夫婦であれば、妻が日常の嫌な事や悩み事を話すのを聞いて、夫はついついアドバイスをしてしまったりしますよね。 しかし良かれと思ってしたアドバイスで逆ギレされてしまった、というケースがとても多いのです。 けれどそんな時、夫にはなぜ妻が怒っているのか見当もつかず、ただ混乱するのみ・・・ もちろん私には妻の気持ちが良く分かります。 妻は夫のアドバイスなど聞きたくなかった、ただ気持ちを聞いてもらいたいだけだったんですよね。 女性は感情というものに対してとても敏感で、そうした事を話したり理解してもらいたがるものなのです。 しかし男性は日々の感情について話すのが苦手なうえ、恥ずかしい事だという先入観がある。 またすぐに自分を守る為の攻撃モードに入りやすく、それが長く持続されます。 男脳と女脳の思考パターンの違いに気付き、相手を理解する手掛かりさえ掴めたら、お互いの絆を深めるのにきっと役立つはずと思うんですね。 ほらね、そうやって考えてみるとやはり<男脳・女脳>って概念は、便利で使えるツールでしょ! 追伸: 全男性の中に17%の割合で<女脳>の人が存在し、女性の方にも17%の<男脳>がいるらしい。 実は私もこの17%の中に入るのかな?と思ったりもしています。 <話しを聞かない男・地図を読めない女>というベストセラーがありましたが、私地図を読むのは割と得意な方ですし・・・ 最も<女脳>から<魔女脳>へと既にシフト完了しちゃった、とも考えられるのですけどね。
by viva1213yumiko
| 2012-12-10 21:53
| 人生・霊性
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