神話でも天変地異は神々が起こしていると伝えています。 「噴火したんは、火の神の怒りのせいじゃ!」 「海神さんが、航海すんなと仰有っとる!」 「お天道様がお隠れじゃで、稲がよう育たん!」 とか・・・ ピュアなお年寄りのセリフには、大概神話のエッセンスが入っているものです。 その後、時代は下って<科学>とうい名の神が力をふるい、地震や洪水など自然界のからくりもかなり解明されました。 しかし現代、大災害や大異変についてまた新たなパラダイムが浮上しています。 それは「自然界の大災害・大異変は、人間の概念と行為が生じさせている」って考え方です。 この地球上には、人間たちの間違った考え方や行為が原因で生じる<有害な波動>というものが存在しています。 その波動が、世界の安定を保つ<善悪バランス>を崩すほど蓄積された時。 その時に自然災害は起こってしまう、という考え方です。 我々の有害な想念? そう、私たちが日頃感じている思考や感情が、自然現象に影響を与えていて、天変地異とか環境破壊とかを巻き起こす原因になっていたんです。 有害想念が母なる地球を苦しめる原因になっているとは・・・ 無知なまま自分勝手をし、母親を苦しめてる悪ガキ。 それが我々人類の姿だったんですね。 怒り・憎しみ・妬み・自己憐憫・・・ 一人一人のレベルではちっぽけな、ただの悪想念にすぎないのですが、それらがたくさん寄り集まった時、それはモンスターに変身します。 汚れた有害エネルギーが一つの集団を作ると、大地のマグマを揺るがすほどの、大きなエネルギー現象となり得るのです。 我々が発してる集合無意識の暗い想念・重い情念が、自然界のバランスを壊してしたんですね。 この地球に生きる我々一人一人が、悪想念という薄汚い生ゴミを撒き散らしている厄介な存在だったんです。 気づけば自分たちが最も悪臭を放ってる。 我々自身がまさに<不都合な真実>です。 それは自然災害だけの話しではありません。 戦争もまた同じです。 戦争は創造主の計画によって起こるものではなく、人間の物質的利己主義がはびこった末に生じるもの。 だから個人や、企業や、政治家や、国が利己主義を放棄すれば、戦争はきっとすぐになくなってしまうはずです。 なのに、何故だかそうはならない。 う〜ん・・・ それはきっと、どこかに戦争を望んでる誰かがいるからなのでしょうね。 もちろん、世界中のほとんどの人は戦争なんて望んでませんよ。 しかしどこかの一部に、確実にそれを望む人が存在してるのです。 その人たちの作る世論に誘導されて、我々は後を追ってしまう。 そしてその先に崖があるとも知らず、まっしぐらに進んで行く事になる。 だから世界平和を本当に望むなら、自然を安定した状態に制御したいなら、人間がまず自分たちの考え方を正しく制御しなければなりません。 家庭においても同じです。 もし家族の一人一人が、より正しく生きるようになれば、その家族はより平和で健康になるでしょう。 反対に家族が皆んな利己的で、互いに奪い合いをすれば、争いや不幸が絶えなくなります。 まったく同じ事が国どうしについても言えるのです。 人類が正しく生きてこそ、この地球上から戦争が消える可能性が生まれます。 人類が正しく生きてこそ、初めてこの地上が楽園のようになるのでしょうね。 そう思うと、この地球が今後もまだ存続できるかどうか、それはそこに住む我々の精神性の成熟度に全てかかって来るような気がします。 霊的な調和がなければどんなに物質的に豊かであっても、長続きする真実の幸福とは言えません。 心が調和してなければ、どんなに豪華な家も、最新式の車も、自分を幸福にする事は出来ないのです。 自分のなすべき事と、なすべきじゃない事とを正しく判断し、内面的な満足を感じられること。 そういう人こそが<真実の幸福>を知る人なのだと言えるでしょう。 <真実の幸福>とは、結局は正しい判断、正しい行動をすることによってのみ得られるのだと思います。 全ての人を兄弟姉妹のように愛し、隣人を理解するよう努める。 それ以外に戦争を避ける道はありません。 国家も個人も霊的に目覚めなければ本当の幸福はありません。 そして、それはまず個人から始めなければならないのでしょう。 個人の心の内面を整えて、満足のいく人生を送る。 心の豊かさを育てて行く。 地球の運命とは、つまり私たち次第なんです。 私たちの精神の成熟度が惑星存続の鍵を握っていると、最近ますますそう思ってるんですよね。
by viva1213yumiko
| 2015-03-29 12:10
| 人生・霊性
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