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ヒラメキの時代

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ラジオの時代を代表する最も印象的な風景といえば、やっぱり1945年夏、終戦の日の玉音放送でしょう。


「けふ正午重大放送が行はれる。この放送は眞に未曾有の重大放送であり一億國民は厳肅に必ず聴取せねばならない」


当日の朝、天皇陛下自らが行う重大な放送だということが伝えられました。


実際は天皇陛下の音声レコード(玉音版)の再生で、当時ラジオの放送音質も悪かったし、また天皇陛下の独特の節回しもあって殆どの人は放送の意味が分からなかった。


しかし「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び・・・」


陛下のお言葉に号泣する人たちのただならぬ雰囲気で、日本の敗戦をまざまざと察知したものです。


焼け野原の中、ラジオ放送と日本国民の感情とがひとつに結ばれた瞬間でした。

(と、まるで生きていたかのように言う)


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1953年にテレビ放送が始まり世の中はテレビの時代へと突入した。


1950年代後半には<白黒テレビ><冷蔵庫><洗濯機>が、1960年代には<カラーテレビ><クーラー><自動車>が三種の神器としてもてはやされました。


高度経済成長の発展と共にテレビ文化は急速な普及を遂げたのです。


「一億総白痴化」


どこかの評論家先生がテレビ文化をそう評したが、実際テレビ全盛期の頃ってホントに飛ぶ鳥を落とす勢いがあって、家庭でも学校でもテレビ無しには会話も成り立たない状況だったのです。


ザ・ドリフターズの「8時だよ!全員集合」ってあったでしょ?


あの番組は「子供に悪影響を与える」ワースト番組だったけど、今にして思うとどこが教育に悪いのか理解に苦しみますよね。


どこの家でも土曜の夜は家族皆んなで大笑いしながら食卓を囲んだものだ。


確かに白痴化しちゃったけれど、少なくとも健全な家族関係を保つには役立ってたように思うんです。


テレビの黄金時代ってレトロな人情が残ってて、のんびり牧歌的だったんですね〜(個人的感傷も大きいけど)


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そしてインターネットの時代。


産業革命を軽く凌駕する情報革命の時代です。


それまでの牧歌的な時代と違って、膨大な情報がもの凄い速さでやって来て、あっという間に過ぎ去って行く。


何事も素早い判断・素早い処理が求められ、正直ついていくのがやっとの状態。


検索すれば何でも分かって、クリックひとつですぐに配送される。


そのスピード感を革命と呼ばずして一体何と呼べば良いのでしょう。


いまどきの子供たちは小学校の頃からプログラミングとかを習ってるそうです。


大量の情報を識別して操れる<いまどきキッズ>は、とてもクールでスマート!


ドリフ見ながら皆んなで笑ってた人たちとは、もう別次元の存在ですよね。



デジタル文化って白黒はっきりしててスッキリ感があってよろしいのですが、でも人間が抱える心の大部分は数値化出来ないグレー部分なんです。


それも明るいグレーから限りなく暗いグレーまで幅広く、人の心は決して一筋縄じゃ行きません。


だからデジタル社会の発展のおかげで欠落してしまったものを、我々は補う必要があるのです。


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ラジオ → テレビ → インターネット


地上に降りて来て以来、人間は電波を受信するため様々なオモチャを作っては楽しんで来ました。


でも受信形態は違っても、根本的なところは皆同じなんですね。


ラジオもテレビもインターネットも、目には見えない電気的な波の働きで、何らかの情報が伝わるのに違いはありません。


ラジオのスイッチを入れれば天皇陛下の声が聞こえます。


テレビチャンネルを変えれば子供に有意義な番組を選択したりしなかったり出来る。


ネットショッピングに関しても、星の数ほどのサイトの中から最終的には自分が欲しいものを見つけ出す。


電波の向こう側って膨大な情報が存在する場所です。


そしてあなたに必要な物事が必ず見つかる場所でもあるんですね。


目には見えない電波ってヤツがそれを教えてくれるんです。



どこかに誰かが発した情報が存在する。


それをあなたがキャッチする。


あなたに似合ったタイプの知らせを自然にキャッチするのです。


まるで奇跡のようだけど、それは至って自然な<宇宙の法則>


ヒラメキという名の電波が降りて、自然とキャッチしちゃうのです。

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スピリチュアルな教えでは「人間の内側には最初から心の眼のようなものがセットされていて、我々はそれを人生というスクリーンに投影してるのだ」という考え方をします。


人生は自分のヴィジョンを投影した映像作品に過ぎないって言うんですね。


なので猜疑心だらけの人には、怪しげな人物や怪しげな物事ばかりがやって来ます。


頭がエッチで一杯の人には、案の定エッチなことばかりが起こる。(笑)


ポジティブな人には人生を楽しくハッピーにするものがやって来て、ネガティブな人には不幸や苦難が届きます。


つまり人間は自分が見たい世界を作ってるんです。


誰もが自分の見たい世界を見ているだけに過ぎないんですね。


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そこが理解出来たなら、私たちがしなければならないことは凄くシンプルです。


自分のヴィジョンをキャッチすること。


内側に宿るイメージ、その完成図を探すことだけです。


自分の想いを自分の中のスクリーンに映し出し、そこに感情を伴うことが出来たなら、それでもう十分OK!


あとは外側の世界に反映されるのをじっと待つだけです。


人はまず完成図を発見し、そして初めて何かを作ろうと考えます。


だから人生をクリエイトするためには、内側の眼が見た場所に向かって流れて行かなければなりません。


自分の心が見たものの方向に、自分の命を運んで行く。


だから<運命>なんですね。


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アイデアは目には見えない高次の世界から、ヒラメキという電波に乗って降りて来ます。


でもどんなに天が語りかけても聞く耳を持たない人にメッセージは届きません。


ヴィジョンを受け取った者、夢を見続ける者を通して、初めてアイデアは形をおびるのです。


だから・・・


それがあなたにとって大切なことなら、アイデアは必ず向こうからあなたを訪ねて来ることでしょう。


知らせを運ぶ伝書鳩のように、大事なことはちゃんと運ばれて来ます。


ヒラメキという名の電波が降りてあなたの扉を叩くのです。


ラジオ → テレビ → ネットの時代。


その次は<ヒラメキの時代>になるのかも知れません。


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業務連絡:正月のラジオ番組「サップス佐藤のソウルエボリューション」


前半と後半を一挙に公開します。 宜しかったら聞いてみて下さい。





業務連絡:HPはこちらから







by viva1213yumiko | 2020-01-31 12:06 | おとぎ話・こぼれ話 | Comments(0)
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